猫飼いのプロに助言をもらう。

猫を飼うのは初めてだし、動物を飼うのも十数年ぶり。
しかも昔飼っていたのは大柄な中型犬で、多少雑な扱いをしても大丈夫な頑丈さがありました。

それがブリ男は生後2カ月の赤ちゃん猫。
片手でひょいとつかめるサイズなので、壊れ物を扱うようなドキドキ感があります。

猫

そもそも猫の扱いに慣れていないワタシ。
友人宅や猫カフェで訓練を積みましたが、猫と接すれば接するほど犬との違いに戸惑ってしまいました。

そんなワタシの家に救世主が現れました。

ベテラン猫飼いの友人が泊まりに来てくれて、ワタシのいろんな勘違いや思い込みを拭い去ってくれました。

仔猫をくたくたになるまで遊ばせない

猫は10分間で疲れるというし、猫カフェでも仔猫は30分くらいでケージに入れていた。
「疲れる」という感覚がわからないうちは際限なく遊ばせていたら大変なことになってしまう。
そう心配したワタシは、10分間は無理でも1時間とか適当なところで遊ぶのを止めて、ケージで休憩させていました。

ところが、猫プロの友人はその辺のことはお構いなし。ブリ男が走りたいだけ走らせています。
1時間経っても羽根に向かってキレッキレのジャンプをするし、ゴハン食べて水飲んでまた走るし、トイレを済ませたらまた走る。

結局、ゴハンを挟みながら3時間くらい遊んで、ようやく「遊びたいけどもう身体が動かない」という鈍さになりました。
3時間! 中型犬だって1時間くらいで疲れていたぞ!

このちっこい身体のどこにそんなスタミナが…と茫然としました。

猫の嫌がることをやってはいけない

ふたり暮らしですから、ブリ男に嫌われたらすごく味気ない生活になってしまいます。
と思って、ブリ男がイヤがったら執拗に抱っこやなでなでをしないようにしていました。
でもそうすると、強引にでもブリ男と接するのはグルーミングのときになってしまう。あのデカい生き物は捕まえる度に口の中を掻き回しやがる(←歯磨き)とか思われたらヤだな。

なんて悩みを抱えていたのですが、猫プロ友人はブリ男が狩りごっこモードのとき、強引に抱えて掴んで甘噛みをするという荒業をやりました。
さすがにその瞬間は「えー、何今の!!」と見たことない表情でビックリしていたけど、そのドキドキ感がクセになったらしくて何度も友人に挑みかかっていました。

抱っこも「いやーん」てなる度にリリースする必要はないみたいですね。
がっつり捕まえて、強引に腹を開かせて「いやーん」となっても、さわさわと気持ち良く撫でてやれば爆音でごろごろ言いながらとろ~んとなる。
耳でも顔でも肉球でも好きに触ったらぁ~。と無抵抗です。

この「抑え込み→強引なでなで→とろ~ん」は相当気に入ったらしく、それまでワタシの膝に乗るのは「遊んで」モードのときだけでしたが、とろ~んとさせた後は「撫でて」とリラックスして膝に乗るようにもなりました。
人間に捕まったらイヤな目に遭うこともあるけど、気持ちいいことも多い。と思い込んだようです。しめしめ。

あと、かなり放置していても楽しくやっていると判明。

じゃらしを放置しておけばひとりで延々と遊んでいるし(紐や棒で事故がないように気をつけて見ているけど)、オモチャに飽きたらカーテンやベッドカバーをトンネルにして延々と走っているし、ソファの背もたれをキャットウォークにしてドヤ顔で何度も行き来している(そしてときどき落ちてガリガリとやっている。本革にしなくてよかった…)。

キャットウォーク
参考:[Newソファ!]NOYESのPatioが我が家にやってきた!

オシャレ部屋への第一歩のつもりで買ったベッドカバー、結果的にはブリ男の生活になくてはならないオモチャとなりました…。

参考:[インテリア]ベッド周りをがらりと変化させる技とは?!

友人曰く、人間が見守っている中で奔放に遊ぶのが贅沢で楽しいんだ、ということらしいです。そういうものかもしれないね。

 

友人が泊まりに来るまでの数日間、夜間はブリ男が事故に遭わないように、ケージに入れていました。
ところが友人が来てくれた日は、ブリ男のパワーに人間2人が負けて、ブリ男を放置したまま就寝。
4時前に弾丸のようにベッドに飛び乗ってくるまで、ひとりでおとなしく寝たり遊んだりしていたようです。
ワタシが寝ている間に寄ってきて潰しちゃったら可哀想だしなーと心配していたけど、その辺りは本人が勝手に按配しているみたいですね。お利口さんだこと。

んで、放置していた翌朝の方が運動量が多くて快調らしく、ゴハンを食べたら即ウンチという素晴らしい快食快便っぷりを発揮していました。

こりゃケージの外が楽し過ぎると気づいてしまったらケージに入れると嫌がるかな。
と心配したけど、ケージ内はケージ内で安心な縄張りだと思っているみたいです。本気で寝たいときは定位置に移ってすーぴー寝ている。

というわけで、友人のおかげでブリ男は飛躍的に「ウチの子」になったカンジがしています。
この調子でワタシ大好きな猫になってほしいものだ(もうなっていると思うけど。うふふ)。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

2 thoughts on “猫飼いのプロに助言をもらう。”

  1. 以前猫を飼うことについてのコメントをしましたyukiといいます。
    同じ名前の方がコメントされていたのをみかけたのでyukikiに変更しました。

    ・仔猫がくたくたになる〜口で息するくらいまでは遊ばない
    ・あくまでストレスを与えないような遊び方で接する
    ・遊ぶ時間帯を決めだらだら遊ばず、質のよい遊び方を観察しながら工夫してあげる
    など私が気をつけている(いた)ことです。

    遊ぶ時間についてはかかりつけのドクターやブリーダーさんもだいたい目安10〜15分で疲れさせないようにと同じことをおっしゃってましたしおそらくwebで検索しても同じような内容が上がってくるのではないでしょうか。
    とはいえオーナーは主さん自身なのですから、よく観察してあげていちばんの接し方を研究し勉強してあげればよいのではと思います。

    動物を飼うことに慣れていないというよりはそのこをまだ理解しきれてないだけなのではないかなという印象です。
    まあお迎えしてすぐにすべてを理解できる猫飼いなんてそうそういないと思いますけどね。健康に関わること以外でなら個体差があるから接し方だって当然違いますし。

    ただマイナス案件。いわゆる粗相。
    家具(本革のソファ)やブランドモノ(服バッグ靴アクセサリーなど)の高価な品になにかされるようなことが起きたときの覚悟。
    飼うと決めたからにはきっちり腹をくくってほしいです。おねがいします。

    今後も猫のことを記事にされるのでしたら定期的にのぞかせていただきますね。

    1. yukikiサマ
      アドバイスありがとうございます。
      仰る通り、ワタシも猫もまだお互いにペースを探っているという段階だと思っています。

      熱中するじゃらしはゴハン前の15分間と決めていますが、夜になると疾走しているので発散し切れていないのかなあと。
      あとはワタシが在宅のときはずっと構ってもらいたがるので、存分に甘えさせてやりたい気持ちとやらなきゃいけないことのバランスを探っています。

      粗相は生き物ですからね。仕方ないですね。
      今は元気でも将来は介護もあるだろうし、少しずつ勉強して猫とワタシの快適な生活を目指します。
      またアドバイスよろしくお願いしますね。

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