正月の猫

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

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誤飲騒動を経た後では正月飾りを部屋に入れるのはヒヤヒヤしたのですが、かといってパーッと祝っておかないと神様にそっぽ向かれそうなので例年通り鏡餅を用意しました。

「正月? 何それ美味しいの?」状態のブリ男はどうだったかというと、水引部分をガジガジ齧った後は特に興味がないようです。
御幣を噛みちぎったりするかと思いきやそれもナシ。

そういや、段ボールの爪とぎのカスとかトイレの砂とか口に入れてもペッとやる猫なので(しかもときどきベッドの上に置いてある)、美味しくないモノにはさほど興味がない様子。
それならなぜフェルトの欠片なんて飲み込んだよ……。
と、無事な鏡餅を見る度に誤飲騒動の苦い記憶が蘇ります。
参考:【猫の誤飲】ブリ男、オモチャを飲んで大ピンチ#1

さて、久しぶりに日本でのお正月を迎えるワタシ。

しかも今年は旅にも出ず実家にすら泊まらず、ひたすら引きこもるという贅沢な正月休みです。
まったくどこにも行かない正月なんて社会人になってから初めて!
ほぼ20年ぶりの正月の過ごし方に軽い興奮すら覚えます。

しかし「年末に日本に居るから」という油断が仇になり、鏡餅や注連飾りを用意するのが盛大に遅れ、買い逃しました。
注連飾りは毎年無印良品のシンプルでコンパクトなモノを買っていましたが、年末ぎりぎりに行ったら当然のように売り切れ。仕方なくホームセンターで売れ残っていた趣味じゃない注連飾り(千代紙をふんだんに使ったラブリーなヤツ)を不承不承買い、鏡餅に至っては半額セールになっていたモノを買うという、神様に怒られそうな正月準備でした。
年末年始に旅行に行くとなると「今のうちに用意しなきゃ」と事始めになるや否やいろいろ買い出しに行くんですけどね。
いやー、失敗しました。

久しぶりの日本の正月だし、お節料理も買おうかなあとデパ地下に繰り出したのですが、今年はひとり用の小さなお節はあまり見かけませんでした。探し方が悪いだけかもしれませんが。
よくよく考えるとお節で食べたいものなんて特になく、昆布巻きと伊達巻と栗きんとんを一口食べられれば充分です。
それなのに立派なお節を買う気にもならず、お餅と正月用の蒲鉾のほかは普段と変わりのない食材ばかりを買って、ケの日と同じような食生活を送っています。

それはともかくとして、ブリ男はどうしているかと言いますと。

正月の概念のない彼は、いつもよりちょびっとお高めのフードを出してもらったりなんかしているけど何のことやらさっぱり理解していないと思われます。
なんかデカい生き物家にいるよね! というのは嬉しそうですが。

しかし、ワタシがずっと家にいると昼間に「ゴハンください!」攻撃をしかけてくるので、なんだかんだと多少は出掛けるようにしています。昼にゴハンを食べるクセがついてしまったら、ワタシの休み明けが可哀想ですからね。
それでもいつもよりずっと外出時間が短いので、午後早い時間に帰宅すると欠伸しながら出迎えをしてくれます。いつもは「早よメシ!」とうるさいのに。

とはいえ毎日出歩くのも疲れるので1日中在宅する日もあります。
そんなときは「一緒にお昼寝しよう」攻撃もスゴい。

ブリ男がちっちゃいときは勝手気ままに寝ていたのに、あるとき休日の昼に「一緒に寝たいなー」という素振りを見せたので一緒にお昼寝をしたら、もうそれが彼の休日のルーティンになってしまいました。

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↑こんなカンジでベッドに上がり、大抵はテーブルでPCを触ったり本を読んでいるワタシをじーっと見つめてきます。

こちらも平日の睡眠不足を解消したいので切りがついたらブリ男の横で寝転ぶと、手を持っていかれて身動きが取れない。

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まったく、ベッドの外では決して甘えないくせに、なぜベッドで寝るときだけはこんなにベッタベタになるのやら(←嬉しい)。

以前はこのまま18時頃まで眠り続けたブリ男さんですが、最近は14時くらいになると一旦起きます。
んでワタシを踏み台にして「ニャッ!」とか言いながらジャンプし、皿の前に行って「ゴハンください」をやる。
カリカリを数粒食べたら満足するらしく、さっさとベッドに戻ってまた「一緒に寝よう」を始めます。いや、起こしたのは君ですがな。

お年玉代わりというわけでもないですが、新しいニョロりんを出してもらったブリ男。

ニョロりんを嬲る勢いのままワタシの膝で爪とぎをし、そのテンションで皿の前に向かいました…。

そんなカンジの正月を過ごしています。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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