猫の屈折した甘え方

ブリ男が我が家に来た当初は、ワタシの顔を見れば抱っこをおねだりする甘えたさんでした。

猫
↑あまりにも抱っこ抱っこで何もできないので、服に放り込んでいた。

昼寝や夜寝るときにはワタシにベタッとひっついて、ときにはワタシの顔にお尻をぐいぐいおしつけたり、ワタシの首に襟巻のように巻きついたりと、とにかくベッタベタでした。

それが部屋の中にも慣れて少年っぽくなると、ベタベタしたカンジはなくなりました。

以前は昼寝中にワタシの膝に強制移動させてもそのまま眠り続けたけど、最近は「そうじゃない」とばかりにさっさと降りていきます。

夜寝るときも、ワタシの枕の横で伸びたり丸まったりしていたのが、今ではワタシの腰の横とか足元とか。
どうやらワタシの手の届くところにいるとベッタベタに触られるのがお気に召さないらしいです。
うーん、真夜中にブリ男がヘソ天で寝ていたときに顔を突っ込もうとしたのが余程イヤだったのか。温厚なブリ男が爪を出してパンチしようとしたので、一度だけでやめたのですが。

ではワタシのことが嫌いかというと、それはない。
狭い部屋のこととはいえワタシの後をずっとついてくるし、ブリ男がひとり遊びに熱中しているからと放っておくと近づいてきます。んで自分からボディや尻尾をワタシにくっつけてくる。
ブリ男はワタシに触り放題なのに、ワタシは存分に触れないなんて。
いいなあ、猫は自由で(号泣)。

ワタシの膝でまったり、なんてのも決して忌避しているわけでもなさそうです。
眠くて甘えたさんなときに膝に乗せると喉をぐるぐる鳴らして寝ることもあります。赤ちゃん時代みたいに何時間も眠り続けるってのはやらなくなりましたが。

食後にまったりしているときも、ソファの端っこに座ってワタシの膝を見たりしています。
「デカい生き物の膝に乗ろうかなー。どうしようかなー」と迷っているカンジ。
どうするんだろうと見ていると、ソファから降りてケージで飲み食いして、またソファに戻るんだけどさっきよりブリ男1頭分ワタシに近い場所に座る。んで、またケージに戻ってまたソファに帰ってくる。今度はワタシに触れるか触れないかという距離。

そこで手を伸ばしてやると、待ってましたとばかりに腕を前足でガシッとホールドし、甘噛みしながら喉を鳴らします。
なんだ、甘えたかったんじゃん!

素直に膝に乗ったり自主的に腕にしがみついたりすればいいのになあ。
ワタシが膝に乗せると「そうじゃない」と降りていくし、どうしたらブリ男が素直に甘えられるようになるのやら。

なんとなく、ブリ男の「甘えようか、どうしようか」と迷う姿は、「このデカい生き物に全面的に甘えてしまっていいんだろうか」という逡巡に見えて、胸が痛みます。

ほぼ1日一緒に過ごして存分にうふうふできる日もあるかと思えば、半日放置されることもある。
甘えまくった後に長時間の留守番は、ツラい。
だから常日頃から甘えずに独立して生きたい。

そんな風に考えているんじゃないかな、と思ってしまいます。

ま、生後4カ月ともなれば自然界でも独立するお年頃なわけで、デカい生き物に赤ちゃん扱いされなくても生きていける俺っていうのにブリ男がご満悦という可能性もなくはないです。
しかし、ちょいと前までは母猫のおっぱいを吸っていたおチビちゃんは、夜ワタシが寝ているときにエンジン音かっつーくらいの爆音ぐるぐるを鳴らしながらワタシの二の腕をふみふみします。それを見ると「まだ甘えたいんだよねえ…」と心配になる。

そんなある日、ブリ男のゴハンの準備中、いつものように「今ブリさんのゴハンの準備してるからね~。もうちょっと待ってね~」と声をかけてやっているとき、ふと足元のブリ男を見るとサイレントニャーをしていました。
ワタシが「遊ぶ?」と訊くと必ずサイレントニャーで応えてくれるブリ男。なんと、ワタシが見てないときにもサイレントニャーをしていたらしいです。
なんという控え目な愛情表現なんだ。ブリ男よ、その声はデカい生き物は聞き取れないのだよ…。

その日の夜、ブリ男が夕食も食べてウンチも済ませて息が上がるほど遊んで大満足でベッドの上でまったりしているとき、ブリ男の目線に合わせてしゃがんで「ブリ男、大好きよ」と言ってみました。

なでなでするときには「ブリ男は可愛いね~。お母さん、ブリ男のことしゅきしゅきよ~。ブリさんもお母さんのこと大しゅきよね~」とキモく声掛けしているので、「大好き」は「可愛い」に並んでブリ男うふうふキーワードです。
するとブリ男は喉を爆音ぐるぐるさせながら立ち上がり、徐にワタシの枕の上に乗ってふみふみをし始めました。

ワタシが起きているときは滅多にふみふみをしないブリ男。
ましてや、ワタシがベッドで寝ていないときにやるのは初めてです。
しかも撫でてやったとかじゃなくて、声をかけただけでうふうふするとは。どんだけデカい生き物ラヴやねん。と、キュンとしました。

↑これはベッドの上で一緒に寝ていたときに撮影。寝起きでぼーっとしていたらしく、ワタシが見ている前でふみふみしてました。

ブリ男はブリ男なりにワタシに甘えて、猫らしく距離感のある状態で満足しているのかもしれません。
そのうちに膝に乗ってうふうふするとデカい生き物が大喜びすると気づいて、新しい甘え方をマスターしてくれるといいなあ。

その日はブリ男はワタシの就寝後にちゅーちゃんを取り出してハッスルしてました。
寝ているワタシの掌にちゅーちゃんを落とすブリ男。賢いなあ。ま、これもブリ男なりの甘え方なのでしょう。
寝ぼけながらちゅーちゃんを投げたことは言うまでもありません。これが癖になったら眠れんがな(しかし、ちゅーちゃんをケージの下に押し込んで運動会は早々に終わっていました)。

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。最近ブリティッシュショートヘアの男子との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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