日本人のカラダにぴったりの下着

自慢じゃないですが、
と前置きして自慢しちゃいますが、ワタシは若い頃、身長・体重・スリーサイズのすべてがマリリン・モンローとお揃いでした。

ランジェリー

こう書くと「何たる美貌…!」と衝撃を受けますが。

残念ながらセクスィーボディに乗ってる顔がいかにもなモンゴロイドなので、単なるバランスの悪い人でした。
それにどんな体型でも、雰囲気が美人じゃないと結局は不美人なんですよ。モンロー体型、ムダ使い。

さて、モンローなバディはすごく使い勝手が良かったかというと、そうでもありませんでした。
日本人の標準体型より一回りムチムチなものですから服がないのです。

服が困るということは、もちろん下着にも困るということ。
店頭に並んでいる可愛いデザインの新作はことごとくサイズが合いません。
「気に入ったデザインを選ぶ」ではなく「サイズがある中から比較的マシなものを選ぶ」となってしまい、全然楽しくないです。

デカい下着って可愛くないのね!
プリッ☆ うふっ♪ てカンジじゃなくて、がばあっ! てカンジのオバチャン風です。
店頭で楽しくないわ、干してあるのを見ると哀しくなるわ、いいことありませんでした。

これは日本だから楽しくないんだ。舶来物ならデカくても可愛いに違いない。
そう考えて、一時期アメリカやフランスの下着に手を出していました。

中でも好きだったのはヴィクトリアズシークレット
ワタシごときのボディでサイズがないなんてこともなく、しかもデザインが豊富でどれもセクシーです。
生まれて初めての「下着を選びたい放題」という状態に酔いしれ、通販や旅先で買い込んでいました。

ところが、だんだんと違和感が出てきたのです。

特にブラジャー。
装着したときに「あー、ぴったりフィットしてるわあ」となるのではなく、「うーん、なんとなくアンダーが落ち着かない…」と感じていることに気づきました。

サイズは合っているんですよ。トップもアンダーも店員さんに測ってもらったジャストサイズです。
だからカップはそんなに違和感ありません。ちゃんと収まってキレイに丸くなります。
だがアンダーがしっくりこない。

最初は「このデザインがたまたまワタシに合わなかっただけなのかなあ」と思っていたのですが、いろいろ試すうちにほとんど合わない、つーかぴったりフィットするヤツが稀ということに気づきました。
そこでようやく外国ものは合わないと悟りました…。

いくらスリーサイズがマリリン・モンローと同じといっても、やっぱり骨格は全然違います。
白人の丸くて厚みのある体躯とアジア人のペラッとした楕円形の体躯は別物。
同じ種類の生き物だからといってトイプーとダックスフントに同じ服を着せるのは無茶ってのと一緒でした。

そこで渋々ワコールを着けてみると。

めっちゃいいのね……!!

バストをホールドするどころか、背筋がピンッと伸びる感覚すらある。
アンダーがきちっとハマるから肉が逃げることもなく、長時間キレイな形を保ってくれます。

こんなに優秀なのに何年間も舶来物に目が眩んでいてゴメン! と、ワコールの皆様に心の中でジャンピング土下座をしました。

その後は「日本人はやっぱり和物よね~」と180°態度を変えて日本メーカーの下着を漁りましたが、やはりワコールが一番しっくりきます。
戦後の日本人女性のカラダを支え続けてきただけありますわ。
ワコールの歴史

ワタシがヴィクトリアズシークレットの方を向く要因となったサイズ問題はどうなったかというと、歳を取ってメリハリがなくなりまして…。
現在は、店頭にあるサイズでまあ何とかなるよ、セールやアウトレットではないときもあるけどね、という状態です。嬉しいような哀しいような。
肉って知らん間に腹回りに集結するんですねえ…。そんなに団結してくれなくていいんだけどな…。

一応頑張って筋トレしてはいますが、この歳になるとボディライン向上というよりは「何もないところで転ばないカラダを作る」というのが主目的になりつつあります。
スポーツジムはやはり効果あり。でも、もっと効果が出るのは。

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投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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