《祝1周年》新築マンションに引っ越して1年が経ちました

今の住所に住民票を移して1年になります。

anniversary

こうなると、今の住まいを「新築マンション」というのが憚られます。
「新居」と呼ぶのもどうかなってカンジだけど、1軒目のマンションと区別して「新しい方のマンション」という意味での「新居」は便利なので使ってしまいそう。こんなことなら1軒目のマンションと2軒目のマンションにそれぞれ名前をつけておけばよかった。

 

思い返せば1年前、夜な夜な荷造りをして自分の荷物の量に辟易し(《引越の感想》モノの量と部屋の広さについて)、引越当日は使えないオッサンにルイス・ポールセンPH5を破壊されそうになり(《引越前日当日》トラブルはまだまだ続くよどこまでも)、生きた心地のしない毎日を送ったものです。

住民票を移しに役所へ行ったのは、せっかく咲いた桜が散ってしまいそうな勢いの雨が降った日でした。

役所と警察署に行く日を引越の翌日にしてしまったので(有休の都合で)、ワタシはもちろんヘロヘロ。
なので篠突く雨の中、タクシーを走らせて住民票の移動に行くという贅沢なことをやらかしました。ワタシが住んでいる区の役所の立地が悪いのがいけないんだよー。駅から遠いしバスも少ないんだもん。

ご近所への引越ならあらゆる手続きがラクになれば言うことないのですが、年度替わりのこの時期の役所ではどんな簡単な手続きもすごく待たされます。
おかげでiPhoneでポチポチとブログの更新をしたほか、隣のソファで順番待ちをしている新大学生男子達が福井と三重と岐阜出身で、次の週末はどこぞのサークルの新歓コンパがあるとか、矢場とんは3人ともまだ食べていないとか、福井の子は冷蔵庫を買おうかどうしようか迷っているとか、この先一切役に立たない情報をいっぱい仕入れたものです。
参考:名古屋めし ~矢場とんでの思い出~

その後、めでたく住民票を移し終わり、早速出してもらった住民票の写しを握りしめて警察署へ。
すると、例の3人組も来ていて、キャッキャッしながら原付免許の住所変更をしてもらっていました。そこで3人とも原チャで大学へ通うつもりだという追加情報をゲットしたものの、思った通りその情報が活かされたことはまったくありません。

ということを今年の春の雨を見て思い出しました。
引越とそれにまつわるいろんなことを冷静に処理していたつもりでも、細かい記憶がすっ飛ぶ程度にはガチャガチャしていたんだなあ。と今さらながら思い知りました。

引越前の心配事あれこれは杞憂に

新居に引っ越す前にあれこれ心配していた割には、実際に暮らしてみると杞憂だったということがいくつかあります。

ひとつはロビーの天井の高さ。

何かというと、旧居のマンションのロビーは天井が高めに作られていたんだけど、新居のは低めというかこじんまりとした作りになっているんですね。
そのため、旧居と新居で同じ階に住んでいるのに、新居の方が高さが低いのです。

ワタシは「上であればあるほどいい」という煙のような性癖は持ち合わせていないので、低層階を選びました。
しかし、侵入されやすかったり電線が窓の目の前でブラブラしたりするほど低い階に住むのはイヤ。
だから「これくらいの高さに住みたい」という偏狭な好みがあるわけです。
参考:マンション購入の希望条件【階数】

んで、許容できるギリギリの低さを選んだものですから、ロビーの天井高が想定より低いことによって我慢ならないほどの低さになっていたらどうしよう!
ということを引越前に心配していたのですね。
参考:《引越まで約2カ月》完成間近のマンションを現場検証

実際に住み始めてみたら、特に困ることはありませんでした。
電線が目の前をブラブラするわけでもなく、隣の建物の壁に窓を塞がれることもない。
数十センチ低くなる程度だと、窓から見える景色も大して変わりゃしませんでした。
防音シートが外れた瞬間は「もう1階上を買えばよかったかも」という後悔に見舞われましたが、今は「別に問題なく暮らせるんだから、数十万円だか数百万円だかを払ってわざわざ上の階を買わなくてよかった」と思っています。

とはいえ普通は上の階の方が人気があるので、売りに出すときのことを考えたらできるだけ上の方を買っておくのが正解ですよ。
参考:【決定版!】マンション売却の流れ

もうひとつ、くだらない心配をしていましてね。

何を心配していたかというと、旧居と新居の場所が近いから、間違えて旧居に帰りゃせんかということでした。ボケ老人か。

引っ越してすぐは新居が嬉しくて仕方ないから間違えることはまずない。
きっと、数カ月経って新居に慣れた頃に「あれっ。ボーッとしていたら旧居のエントランスの前に!」なんてことをやらかすぞ。
と、自分で自分のことを一切信用していなかったのですが、意外にも1年間1度も間違えませんでした。

なぜ間違えずに済んだのか、よくわかりません。
1年程度だと緊張感があるから大丈夫なのかしら。ひょっとして数年経つとある日突然間違えるのかしら。それこそボケ老人じゃないかしら。

 

旧居を売り払い、郵便物の転送期間も終わり、ついにワタシの本拠地は今の部屋に移ったというカンジです。
ご近所への引越ということで通勤経路が変わるわけでもなければ行きつけの喫茶店が変わるわけでもなく、何の面白みもない転居かもしれません。
が、この変化のなさがこれまで幸せだったことと現在も同じように幸せなことの証ではないでしょうか。と、ワタシ的にはいたく大満足のマンション買い替えになったのでした。

マンション、買い替えちゃう!?

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

4 thoughts on “《祝1周年》新築マンションに引っ越して1年が経ちました”

  1. こんにちは!
    以前、こちらのブログで盗難の件を愚痴らせていただいた者です。
    不思議なもので、りんむさんに気持ちを吐き出してから少しずつ楽になってきましたよ。ありがとうございます。

    で、入居から1年のおめでたい記事なのでぜひコメントを残そうと思いました。
    我が家も昨年の初夏に引っ越し(賃貸ですけど)まして、部屋探しをしていたちょうど今の時季からこちらのブログを購読し始めたので、とても懐かしかったです。
    ありましたね、PH5事件!
    引越しっていろんな業者さんが絡むので、ひとりでも使えない人がいるとストレス倍増どころではないのは私も覚えがあります。

    住み替え、満足されているようで私も読んでいて嬉しいです。
    なんだかりんむさんならもう1部屋くらい購入してしまいそうな気がしますけど。
    とにかくおめでとうございます!これからもお邪魔しますね。

    1. ひまわりサマ
      コメントありがとうございます。

      だいぶ落ち着かれたようで安心しました。
      この先もふとした拍子に思い出して嫌な気分を味わうことがあるかもしれませんが、そのうち頻度は落ちていくのでご自分の心を労ってあげつつ上手に過ごしてくださいね。

      もう1部屋!
      それはさすがにない! …と思いたいです笑

  2. 祝!ご入居1年。
    めでたいね、旧居に間違って帰らない程度にいい歳を重ねられてるりんむさんがうらやましいです。
    でもね、ボケは急にやってきます、そう、頬だ、おでこだ、目じりの皺と同じくらいに突然に。その時に慌てず対処できるくらいに備えはしておかなきゃですね。

    1. けんぼうサマ
      ありがとうございます!
      …なんだけど、脅かすのやめてくださいよー。

      そして四十にもなると目尻の皺くらいはどうでもよくなってきてしまいました…(´_ゝ`)

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