家を買うリスクと、それでも買う理由

「マンションを買っちゃえ」と考えたワタシが心配したのは、お金のことです。

マンションイメージ

そこで、生きている間に家にかける費用を皮算用してみました。

一生涯にかかる住宅費用

賃貸の場合:

  • 月々の家賃×12カ月×死ぬまでの年数
  • 管理費も同様
  • 地域によっては更新料
  • 引越費用や敷金礼金もときどき発生

購入の場合:

  • 住宅本体価格+ローンの利子
  • 月々の管理費×12カ月×死ぬまでの年数
  • 修繕積立金も同様
  • 固定資産税×死ぬまでの年数
  • 大規模修繕一時金やリフォームも覚悟

ワタシは賃貸生活のとき、手取りの1/3程を家賃+管理費に回していました。
当時はピチピチの25歳でしたから、うっかり平均寿命まで生きちゃったらあと60年間くらい生活しなきゃいけないことになります。
仮に家賃+管理費を年間80万円払っていたとすると

80万円×60年=4,800万円

えっ、住居費ってそんなにかかるの!?

地方で5,000万円近いマンションって結構贅沢です。田舎なら戸建が買える。
ま、利子やら修繕積立やら固定資産税やら勘案しなきゃいけないので、これがまるっと購入可能な価格ではないです。
勘案しなきゃいけないものを差っ引いて、2,000~3,000万円を住宅本体価格だとすると、どう?

この考え方で算出した価格で検索すると、当時はまだマンションの価格が今ほど高くなかったものですから「あ、これなら住めそう」と思える物件がちらほら見つかりました。
リフォームやらで費用が嵩むかもしれないけど、そこはほれ、多少高くついても幸せな方がいいという思想の持ち主ですから、まあいいかと。

こうして考えてみると、家を買うのはそこまで非現実的なことではないんだなと思ったのです。

住宅購入のリスクは、何もお金の問題だけじゃない。

お金の面から考えて住宅購入はありえるとわかりました。
でも、お金以外でも心配事はあります。

もし収入が下がったり職を失ったりしたとき。
賃貸なら、家賃が安いところに引っ越せばいい。
でも買っちゃったら簡単に移れない。

もし転職や結婚で新天地に移りたくなったとき。
賃貸なら、行きたい新天地にどーんと出ていけばいい。
でも買っちゃったら簡単に移れない。

住まいを固定化することによって人生の幅が狭まらないか?
しかも当時のワタシはまだピチピチの20代。今後どうなってもいいように賃貸生活を続けていた方がラクなんじゃないか? という懸念はもちろんありました。が、

引越が面倒くさい

という無精っぷりが遥かに強かった…!

もし転職するにしても、名古屋限定で決めるよ~。
結婚? している自分が想像できないよ~。もしすることになったら、そのとき考えるよ~(そして縁がないまま40歳…)。

収入の増減については、20代の半ばに一度体験しました。転職の狭間で収入が激減して「首が回らないから引っ越さねば…」と考えたことがあります。
けれど、敷金礼金を払うと貯金がごっそり減るものですから、1円でも惜しいモードになっているとなかなか引越の決意ができず。そうこうしているうちに新しい職場に移って無事に家賃が払えるようになっちゃいました。
貧すれば鈍すとはよく言ったもので、ただでさえ引越を面倒くさいと思っている人間はいざというときにサッと動けるものではないのだなあと実感。

というわけで、生活変化によるリスクはあまり心配していませんでした。

住宅を買っていい人・ダメな人

住宅は買うべきか? 借りるべきか?
その結論は「人による」だとワタシは思います。

買った方が幸せあるいは得な人は買えばいいし、賃貸の方がいいならそれでいい。
個人によって収入もライフプランも家族形態も異なるのだから、一律で「買った方がいい」「借りた方がいい」という結論になるのはナンセンスだと思います。

デベロッパー発信の情報なんかは、買わせたいからどうしても「住宅を購入するとこんなステキな人生が!」という内容に偏りがち。
んでもって、それに反発する人は「家を買うなんてリスクばっかり!」という意見になる。
どっちも正しいことではあるので、どちらも参考にしつつ、最後は自分で納得して決めるというのが肝要かと思います。自分で決めたことなら何かあっても「ま、納得していたことだしね」と思えるもんね。

ワタシが考える「住宅を買っていい人・ダメな人」の条件は次の通り。

住宅を買っていい人:

  • 設備や内装を思いっきり自分好みにしたい。
  • 転職や転勤の可能性が低い。
  • ある程度貯金がある。
  • 不動産を相続する予定がない。
  • 今後家族が増えたり減ったりする予定がない。

「ある程度の貯金」を条件に挙げたのは、数千万円の住宅ローンを背負うときに「自分はこれだけ貯金できたんだからローンも返済できるはず」という自信になるかと思うので。単に頭金が多い方がラクだからってのもあります。もちろん全額キャッシュで買えるなら言うことなし。

住宅を買っちゃいけない人:

  • ずっと同じ場所に住んでいると飽きる。
  • 親から貰える不動産がある。
  • 転勤が多い。
  • モノを所有するのが苦痛。
  • いずれ結婚をしたいと考えている。

不動産の相続はケースバイケースですけど、実家の環境が気に入っていて親の死後に住んでもいい、なんて思っている人は自分で買うことはないかと思います。相続した土地家屋を叩き売って、自分で改めて買うのもアリかな。

結婚したい人は、基本的に家を買っちゃいけないというのがワタシの考え。
特に男性に多いのですが、結婚して子どもが生まれてもOKな3LDKを買っちゃうなんてのは最悪だと思います。将来の配偶者だって自分の好みを反映した家に住みたいに決まってるんだから、相手ができたときに相談した方がいい。
何より、独身で家を買っちゃうと、快適過ぎて結婚意欲ががっしがっしと削がれます(ワタシのことだ!)。

参考:おひとりさまのマンション購入

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。最近ブリティッシュショートヘアの男子との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

5 thoughts on “家を買うリスクと、それでも買う理由”

  1. りんむさん、初めまして!
    ブログ再開、嬉しいです⭐️
    私、10年前からずーっとずーっと愛読していたもので。

    私もマンション好き、海外旅行好きなので、りんむさんを取り巻く全てがツボなんです。

    これからも無理のない範囲で良いので更新お願いします^ ^

    1. かよりんサマ
      昔からありがとうございます!

      読んでるよ〜と言っていただけるのが何より励みになります。
      これからもよろしくお願いしますね!!

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