間取り図拝見【ザ・パークハウス神戸タワー】

東京のバカ高い狭小マンションもいいけどさ。
たまにはリッチでゆとりのある高級マンションも見たいのさ。

ということで、珍しく神戸の物件を漁りました。今回の間取り図拝見はザ・パークハウス神戸タワーです。

外観写真を見てビックリ。何この素敵な建物は!

と思ったら、歴史ある建物を保存しようという試みなんですってね。
景観形成重要建築物 保存・復元プロジェクト IKEDORI

昔の洋館って自治体や企業の面子をかけてデザインや石材などゴージャスに建てられているから、古いからといって壊すのはもったいないんですよね。かと言って使用するには耐震とか断熱とか現代では不都合も多いし。
それをエントランス部分に移築・復元しようとするのは面白いプロジェクトだと思いました。

歌舞伎座なども入口は伝統的に、ビル部分は現代的に作られていますが、歩いている分には景観を損なっているカンジは全然しないですもんね。上を向いて歩いているわけじゃないから。
きっとザ・パークハウス神戸タワーも前を歩くと「わ、素敵な建物。えー、よく見たらマンションじゃない。いいねえ!」と思うんだろうなあ。
歴史ある街でこういう取り組みがされているのって嬉しいですね。

 

さて、本題は間取りです。

タワーマンションは何がいいって、間取りの種類が多いところですね。ひとつの建物で何種類もの間取りが見られるとは、マドリストにはたまりません。

手始めにワタシの部屋と広さが近いL-65Gを見てみました。

まあまあ素直な、悪くない間取りではないでしょうか。
平米数の割には洋室のひとつが7.4畳あるというのが高ポイント。60平米台だと6畳と4.5畳を取るのに精一杯となりがちですからね。
玄関に納戸が確保されているのもいいです。アウトドアの趣味がなくとも雑多なモノってのはありますからね。居室以外に大きな収納があるのは心強いです。

キッチンが妙に広いのもちょっと気になります。
ワタシ、海外の「広々キッチンの片隅に小さなテーブルと椅子を置いて、朝食くらいはパパッとそこで摂ってしまう」みたいな風景に憧れているんですよ。
このキッチンなら冷蔵庫のド真ん前になるけどカフェテーブルを設置できそう。パントリーがないからテーブルの上に食材をドカドカ積んで大惨事になりそうではありますが。

残念なのは、クローゼットの狭さです。
ホントにもー、マンション業界は真面目にこの程度のサイズのクローゼットで間に合うと思ってんのか!? いっぺん自分ちの衣類収納を見直してこい! と間取りを見る度に憤りを感じます。ってくらいクローゼットが充分に確保されている部屋は少ない。
大地震を経験して箪笥の怖さを思い知った神戸ですらこれですから、がっかりを通り越して呆れます。

ワタシがこの部屋に住むなら、4.5畳の洋室を改造して収納部屋に充てます。
そんで7.4畳の方の中途半端なクローゼットは潰して、室内に飛び出た邪魔な柱が悪目立ちしない位置まで壁をズラす。
いっそ壁を取り払って広々空間を作ってしまうのもいいな、とお得意のパターンを出してみました。

やっぱり60平米台だと狭いものだわねえ…。隣のL-62Fなんて変な矩形になっちゃってるしさ、さぞや住みにくいんでしょうねえ…。
と思って見てみたら、これが案外いい間取りでした。

長方形をふたつズラして並べたような変な形なので歪な間取りになっているかと思いきや、水周りと洋室をポンと飛び出させるようなカンジで上手くまとめています。
これ以上の間取り変更は難しそうだけれど、原状のプランがベストな人には何の問題もないカンジ。
L-65Gに比べて狭くなっている分、玄関の納戸がなくなって洋室が狭くなっていますね。でもLDKは似たようなカンジなので、住み心地はさほど変わらないかと。

L-62Fに住むなら、洋室1をクローゼット部屋に改装します。壁一面にクローゼットをだーっと並べて、服やバッグの収納に。ドア付近にもちょいと物入を作って掃除道具などの収納に。
ワタシは洗濯物は浴室で干すので、洗面所からクローゼットの距離が近いのがいいんですよ。

洋室2の方のクローゼットはハンガーパイプではなく棚板を入れて、書類だのPCだの雑多なモノの収納に。
スライドドアは取っ払っちゃってベッドをどーんと置き、その前にソファを置く。んで洋室1との境界の壁にテレビを掛けたら、ベッドからもソファからもテレビを観放題というズボラな部屋の出来上がりです。

今も寝室の壁がないワンルームで暮らしていますが、ベッド丸出しで暮らしているとたまに人が来たときに恥ずかしいこともあるんですよね。

部屋

その点L-62Fなら洋室2がちょいと奥まっているので、そこにベッドを置いたらそこまで丸出し感はなくなるんじゃないかなあと期待。
期待しても住むわけではないけどね!

 

庶民的な部屋ばかりを見るのも当初の趣旨に反しているので、プレミアムフロアのP-97Dも見てみました。

…………広いっていいですね!
これだけ広くて2LDKという贅沢さがいい!

ワタシが下手な小細工をしなくても巨大なウォークインクローゼットもシューズインクローゼットもある。
壁をブチ抜かなくてもリビングダイニングが18畳ある。
洗濯機を隠すドアまでついているじゃないか。1822サイズの浴室なんて、掃除をどうしたらいいのやら。

あ~~~~いいなあ。お金の問題がないなら、やっぱりP-97Dがいいです…。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

6 thoughts on “間取り図拝見【ザ・パークハウス神戸タワー】”

  1. りんむじんづ サマ

    こんばんは!
    間取り図愛がビシビシ伝わってきました(笑)
    ハマると深い世界ですね!

    私は二次元から三次元への創造力がないせいか、もっぱら内観タイプでして…
    イメージ図の引き伸ばされ具合や
    内装をニヤニヤみているだけです。

    高齢者マンションのサービス面を見るあたり、
    色気不足かな?ふふふ

    1. サビままサマ
      物心ついたときに実家を建てて間取りやモデルハウスを見まくったせいか、間取り大好きなんですよ〜。

      内装にやにやもわかります!
      モデルルームとかホテルとかレストランとかガン見しちゃいます。
      高齢者マンション! 他人事ではなくなりつつあるお年頃…笑

  2. ヾ(@⌒ー⌒@)ノおはよう

    神戸…馴染みがあるので外観見ただけで場所わかります。
    あの周辺は、重厚な建物が多く残る場所です…が。場所がねぇ…高速、国道2号とかがね真ん前です。
    あっ!間取りですね(ΦωΦ)フフフ…

    私は、田舎の戸建てなので制約多くて座敷やの仏間やら、今じゃ開かずの間となってる家でね、マンションに住むなら、絶対、大空間1つと寝室とクロゼット部屋がドア1つで繋がってる間取りが夢です…それ以外は、いらない…
    まぁ…この先、断捨離でクロゼットの中身も減らさないとダメなんですがね

    1. まだむサマ
      なんと! 勝手に瀟洒なウキウキ通りを想像していました。
      やっぱり土地勘がないと物件探しは難しいものですね〜。
      googleストビューとかあるから昔よりは楽なのでしょうが…。

      昔の家って開かずの間が必ずありますよね。祖父母宅にも中に入ったことがない部屋がありました。
      あと、縁側の隅が物置きになっているとか…。
      子どもの頃、かくれんぼするには最適でしたが、片付けをする身にはなかなか厳しいですよね。

  3. 間取り図だわ!

    でも今回はなぜかどれもあまり惹かれない間取りでした…何でだろう
    でもどれかと言うと、L-62Fが一番住みやすそうかなー
    で、私も洋室のどちらかを収納部屋にしたいと思うのですが、私だと洋室2のほうになっちゃうのかな
    いやでもりんむさんのおっしゃるように、少し奥まってるところにベッドを置きたい気もするし…
    といった感じで、なんか自分にしっくりくるプランが想像出来ないのがピンと来ない要因なのかも

    1. マンション自体は素敵でも、間取りや内装がピンと来ないとかありますよね〜。
      内装はともかく間取りはビシッと設計変更しておきたいのが、ちょっといじるだけでは難しそう…とかなると購入を躊躇してしまうというか。

      ま、いい部屋でも簡単に買える物でもありませんが笑

サビまま へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です