《引越まで約1カ月》引越業者選定の続き

面倒なことに、引越業者選定をイチから始めなきゃいけなくなったワタシ。
前回の話:《引越まで約1カ月半》引越業者決定! …のハズが、まさかのトラブル!

とりあえず、大手引越業者に一括で見積り依頼を出せるサービスを利用しました。

がっくり

ところが反応が悪い。悪いというか、壊滅的です。

何しろスカポンタンな引越業者が調整・設定したワタシの引越日は、繁忙期真っ盛りです。
そのせいで、見積り依頼フォームを送信した直後から返信メールや電話で「その日はできません」とお断りが殺到しました。
くっそー、スカポンタン引越屋め。役に立たないどころか、面倒くさい置き土産を残しおって。

いや、確かにその日はワタシが挙げた希望日のひとつでしたよ。
しかし提携業者を使えるのを見込んでの候補日でした。それが使えないなら繁忙期をズラして希望日を挙げたのに(それはそれで減税措置のひとつが受けられなくなるから繁忙期に引っ越さざるをえなかったのだけど)。

年度代わりのハイシーズンは、スカポンタン引越屋以外の業者も相当混乱しているらしいです。
①ワタシが見積り依頼を送信
②業者から電話がかかってきて、見積り日時を設定
③翌日業者から再度電話があり、希望日での作業はムリとお断りされ
④えっ、見積り依頼の時点で希望日は明記していたのに…とワタシ困惑
なんてこともありました。

「ひょっとしてほかにも引越希望日を確認せずに見積りを予約したトンチンカンな業者があるかもしれん!」と慌ててほかの業者に電話したところ、「はあ!? 何言ってんの。作業できない日だったらそもそも見積りすらしないっちゅーの」的な反応をされて「そ、そうだよね…」とビクビクしたりして。

ほかにも、繁忙期もさることながら、提携業者が決まっている新築マンションへの引越をイヤがる業者もいくつかありました。
そりゃそうだよね。搬入時間とか養生とか、他社とカチ合ったらトラブルの予感しかしないもの。
だからこそ少々ぼったくりでも提携業者で契約する気満々だったのに。

そんなわけで、大手の引越業者は1社しか残りませんでした。
しかも、メールの段階で連絡された概算金額があまりにも安いので、訪問見積りで引っくり返るかご破算になるんじゃないかという懸念アリです。
なので、ローカルの小さな業者にも個別に片っ端から問い合わせる羽目になりました。

やれやれ面倒だなーと思いながら検索&問合せをしまくったところ、小さな業者の方が応対は丁寧でした。
大手業者にコテンパンに打ちのめされた後だと、ささくれた心が潤っていくかのような穏やかさ…。
ああ、忙しいときに忙しくしてはいけないのね。「忙」は心を亡くす…。と勝手に癒されていました。

というわけで、大手1社+中小業者3社(応対が良くて概算見積りがバカ高くなかった業者)に訪問見積りをしてもらうことにしました。
休日を潰して、入れ代わり立ち代わりの見積り合戦…。
これが面倒くさくて「もう提携業者でいいや」モードだったのに…。ちっ。

まずは1社目。

見積りの約束の時間になってもやってきません。
甦る悪夢! スカポンタン引越屋の再来か!?
と思っていたら、しばらくしてから「すみません、遅れます!」と電話が入りました。年度末だと見積りだけでも1日数十件入っていて忙しいんですって。

料金は、やや予算オーバー。
あれこれワガママを言った上でのオーバーなので、こんなものなのかな? と思わないでもないです。

相見積りを取るから夜に再度連絡すると伝えたところ、即決を求められるわけでもなく「どうぞどうぞ検討してください~」とのことでした。
大手引越業者の中には「即決してくれたらこの価格です! 今じゃなきゃ数万円跳ね上がります!」「ほかの業者は今すぐ断ってください! 何なら自分が電話しますよ!」とヤ○ザかっつーくらいゴリ押ししてくるところがあってイヤです。それにうんざりして見積り合戦を開くのは敬遠していました。
なので即決をゴリ押しされないだけで「なんていい業者なんだろう…!」と思ってしまいました。幸せのハードルが低いっていいことですね。

そして2社目。

ここは時間ピッタリに我が家のインターホンを押して、ワタシの方がビビッてしまいました。
すっかり「引越屋=時間非厳守」というイメージを持ってしまったことに反省。

愛想のない営業マンでしたが、荷物の量をじっくりチェックしてくれたことは好感が持てます。
そして1社目よりも数万円安かったことでも好感度アップ(1社目よりも小さいトラックでイケると判断されたらしい)。
今回の引越は安さよりも確実なサービスを追及するつもりでしたが、同じ作業ならやはり安い方にグッと来てしまいます。

ここも即決を迫られることはなく、夜に電話する旨を言うと「わかりました。お待ちしてます」と淡々としたものでした。
最近の引越業界のトレンドは「ゴリ押ししない」なんですかね?
もしくは、ワタシがこの10年でビクともしなさそうなオバサンに変貌してしまってゴリ押しできる雰囲気ではなくなったか。うむ、充分に考えられます。

それから3社目。

ここもバタバタしているようで、訪問予定時間の直前に電話がかかってきて「4時間後に変更できませんか?」とのこと。
ムリっすわーと答えると、じゃあ何とかします! ですって。どう何とかするんだろうと思ったら、担当するハズの営業マンの上司の方が来てくださったようです。なんかスミマセン。

3社目も中小規模の業者といっても、お得意さんは法人だそうです。
なので料金もお高めで、2社目の1.5倍でした。

そしてラストは唯一の大手業者。

過去に使ったことがある業者です。
そのときはものすごい値引交渉をしてしまって(営業マンがゴリゴリに押したから、こっちもガリガリに交渉した)すごい安値できっちり作業してもらっちゃったので、ワタシの中では借りがある的な存在になってました。

しかし、見積りが雑というか…。
ちょっと特殊な作業をお願いしたのですが、それが「あー、ムリっすね、いや、これで何とかできます。イケるっす!」と頼りない回答で不安になりました。
これでもし当日うまくいかなかったら、ワタシがまたご立腹モードに突入してしまう。それはヤだなあ。

あとは「いくらまで値引しますよ!」と頑張ってはくれたものの、見積書の訂正がなかったのも不安のひとつ。
口頭での言った言わないで揉めるのは懲り懲りですからね。
値引後の価格も2社目並みで、ものすっごい魅力的ではないです。

というわけで、一番不安要素がなかった2社目に決めました。
2社目で気になったのは営業マンの無愛想さだけでしたから。
決めましたよ~と無愛想な営業マンに電話をかけると、訪問見積りに来た人と同一人物とは思えないくらい愛想が良かったです。顔を合わせると損しちゃうタイプだったんですね。

もうトラブルなしで引越できますように!

…と友人に愚痴ったところ、引越はたまにやるとすごく大変、こまめに移動した方が引越スキルが身に付いていてラクかもしれんという話に。
その流れで「これは式年遷宮だと思えばいいんだよ!」「そうだ、これは遷都なんだよ!」てなことになりました。
なので、ワタシは今後自分の引越を「遷都」と思うことにします。
人心(←誰のことだよ)の刷新のために必要な公共(←?)事業だと思えば困難を乗り切る勇気も湧いてこようというもの。

……ええ、疲れているんです、すみません。




もっとラクに業者を選びたかった…。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

2 thoughts on “《引越まで約1カ月》引越業者選定の続き”

  1. 見積もりに来る人と、実際の作業者は全く別の人だからね〜。作業者さん達には笑顔で愛想良くして、トラブル無く恙無く遷都が無事終わると良いですね。

    1. けんぼうサマ
      トラブルはもうお腹いっぱいなので、これで終了なのを願いますわ。
      遷都プロジェクト頑張ります。

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