【家具蔵】憧れの椅子と模様替えの妄想

数年前、とあるバーにふらりと入りました。
(下戸だけど酒のつまみと酒場は好き。)

Cocktail

そのバーは大きな1枚板のカウンターと木製のチェアがあり、そこに座っていろんな酒のボトルを眺めつつちびちび(ノンアルコールカクテルを)飲んでいました。

1時間ほど飲み食いしているうちに、あることに気づきました。

ずっと座りっぱなしなのにお尻も腰も痛くない!

ワタシは腰痛持ちで、同じ姿勢を取り続けるというのが苦手です。
ウェグナーのソファ(旅ログ ~俵屋旅館の魅力~)ならまだ耐えられるけど、硬いチェアだとちょっと苦痛。
なのでそのバーに足を踏み入れた瞬間、意識のどっか奥底で「あー、お尻が痛くなるかも」と危惧していたわけですね。

ところがずっと座りっぱなしで連れとバカ話したりマスターにカクテルのレシピを訊いたりしても、チェアのイヤな存在感はゼロ。
滑らかなアームをさすりながら、ついマスターに「この椅子、めっちゃ座り心地良いですねー」と言ってしまいました。

そこで、ドヤ顔のマスターが店の奥から出してきてくれたのが家具蔵の分厚いカタログです。

実はマスターは家具に並々ならぬ関心を抱いている人で、ワタシが一言振っただけでいかに情熱を注いでチェアとカウンターの1枚板を探したかを熱く語ってくれました。

マスターの熱と同時に、尻からも家具蔵の熱が伝わってきます。
ワタシはバーのカウンターで分厚いカタログを眺めながら、すっかり家具蔵のファンになってしまいました。

ワタシはあまり家具にこだわりがありません。

極限までシンプルな方が目障りじゃなくていいわー(新居のダイニング)くらいのことは思うけど、それこそアンティークのウェグナーみたいな名品が自宅に欲しいと思うほどではなく。
というか、ワタシじゃ管理し切れなくてひどいことになるだろうから、むしろ自宅に入れたくないです。美術品と一緒ですね。たまにホテルやレストランで堪能できれば充分です。

そんな風なので、社会人になると同時に買ったテーブルとチェアを十数年経っても使っています。
大学生が買える程度の家具なので品質は推して知るべし。でもまあ機能は果たしてるしなーとそのままずるずる暮らしていました。

しかし、実は1脚座面が割れてましてね……。
座面を貼り替えたらチェア本体価格を軽く上回る費用がかかるよなーどうしたもんかなーと逡巡しているうちに数年間経ってしまったという凄まじい有様でして。

そんな状況で惚れたチェアに出会ってしまったのですから「そろそろ買い替えてもいいかもしれない」とようやく思い至ったのです。

買い替えるとすると、バーにあったアルコⅡがいいな。
数時間座って使い心地を実証済みですから。

正直、デザインがものすごく好きかというと、それはあんまり……。
嫌いではないのですが、もっと直線的で無機質なデザインの方が好み。でもこの曲線が素晴らしい座り心地を生み出していると言われるとぐうの音も出ません。

では素材はどうしましょうか。
家具蔵では、8種類から選べます。

うーーーーん、素人にはわからん!
元々木工製品にあまり興味がないせいもあって、木材の良し悪しがわからんのです。

なので色だけを頼りに選ぼうとしたのですが、これがなかなか悩ましいのです。

ダイニング

ダークブラウンのテーブルに合わせるとすると、最も色の濃いウォルナットが良さそうです。
でも、家具蔵のウォルナットはワタシ好みの色じゃない……。

ひょっとしてカタログで見るのと実物とでは雰囲気が違うのだろうかと銀座のショールームに行ったのですが(←チェアを見るためだけに上京するオンナ)、実物を見てもあまり好みじゃありませんでした。
もっとこう、黒に近いくらいのダークブラウンがいいんですよ。
それを実現しようとすると塗装は避けられないのねぇ…と思い知りました。

さらに、今ワタシがダークブラウンの家具を欲しい気分かというと、それもちょっと違うのです。
インテリアの色で書いた通り、好みが変わって明るい色な気分なんですね。ハードメープルとかタモの方が好き。

いっそテーブルに合わせずに好きな色のチェアを選ぶか。
はたまたテーブルごと買い替えてしまおうか。
テーブルも替えるとなると、どんなサイズとデザインがいいのか。

と、あれこれ悩んでいたらマンションを買い替えることになって(マンション、買い替えちゃう!?)、家具は新居に合わせて選ぶことに。
入居時はソファだの家電だの買うモノが多かったので、今現在もテーブルとチェアの買替は保留になっています。
参考:《引越まで約2カ月》白物家電の購入
参考:[Newソファ!]NOYESのPatioが我が家にやってきた!
参考:新居の照明、一挙大公開!
参考:《引越まで約1カ月》新居で使うモノ、いろいろ買い物

ダイニングに花

引越から半年経って、ダークブラウンのテーブルとチェアが馴染みつつあります。
これが板についたカマボコになる前に買替を考えねば。

ダークブラウンからの脱却を試み、ソファの脚は明るいオークにしました。

ソファ位置変更

テーブルとチェアもこんなような色にしたいのですが、揃いでオークにするとうるさいのかなあ。

テーブルは本棚みたいなラッカー塗装のホワイトにしようかしら。
それだとモダンになり過ぎるだろうか。

テーブルの形もどうしようか悩んでいまして、次のは四角にしたいのですが、その場合キッチンカウンター前の空間にテーブルを置くイメージ。
これだと本棚への動線が悪くなるのかなーとか、どれくらいのサイズが適当なのかなーとか、悩む要素がてんこ盛り状態です。

テーブルとチェアなんて慌てて買うモノでもないのですが、初老にもなると「残りの人生で『使い切った!』と満足できるほど償却できるのだろうか」という不安が付き纏います。
安物テーブルでも20年近く使ってしまったのだから、次に買うテーブルはヘタしたら死ぬまで使うに違いない。
そう思うと「これでいいや」で済ませる気にもなれず、あれこれ悩んでいます。

この状態が数年続く可能性もあって、本人的には笑えません。

参考:シンプルな部屋が好きな理由

スマイスターMagaZineにてコラム連載中!

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。

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