マンション、買い替えちゃう!?

マンションを買って10年。
その間に住宅ローンを完済させて、お気楽に極楽生活を楽しんでおりました。

マンションと木漏れ日

あと10年くらいは小規模なメンテナンスをして、その間にお金を貯めて、いつか自分好みにリノベーションするのが当時のプラン。
なのでリノベーションに関する情報をせっせと集めつつ、どんな部屋にするかの妄想に明け暮れる日々だったのです。

それがなぜ急に買い替えることになったかというと。

事の発端は数年前の夏、ウチの近所に「マンション建設予定地」という看板が立ったことでした。
その場所にデカい建物が建つとちょうどウチに差し込む朝日を遮るような格好になるものですから、東向きの我が家としてはただでさえ貧相な日照事情がますます貧相になっちゃいます。
街中の低層階に住むと決めた以上覚悟はしていましたが、いざそのときになるとやっぱり淋しいもんだ。

「一体どんなマンションが建ちやがるんだ」とポスティングチラシを見てみると、これがワタシ好みのコンパクトなマンションだったんですね。
立地は元より気に入っているわけですから、モデルルームを見に行くくらいはいいんじゃない!? 見るだけならタダだし! とモデルルームに行ったのが9月下旬。

そして9月末には契約書に印鑑を押しまくっていたのです…。

モデルルームにて

見に行ったモデルルームは、まぁフツーに素敵でした。

何しろワタシは十数年間もモデルルーム見学をしているので(マンションを買ってからも見に行っている)、ちょっとやそっとでは感激できないカラダになっています。
あれもオプション、これもオプション、実際はこんなもんよね~と脳内でスペックダウンしてしまう。

それでもまったくテンションが上がらないわけではないです。
ただ、昔は「なんて広いリビング!」とか「すごく素敵なインテリア!」とかにテンションが上がっていたのが、今は「なんて掃除のしやすそうな排水口!」とか「すごく水はけの良さそうな風呂!」とかになってしまいました。すっかりお掃除オバチャンです。

試しに価格を訊いてみると、ギョッとするほど高かったです。1軒目の部屋と間取りも広さも変わらないのに断然高い。
どうやらこの10年間でウチの界隈はマンション価格が高騰しているらしく、そのマンションがぼったくりというわけではなくて不動産相場がずり上がっているようでした。安いときに買っといてよかったよ。

まぁ、そんなに高いんじゃ冗談にも買えないわな…と思いつつ、一応営業マンの資金計画を聞いてみました。
不動産屋の営業マンは、こちらが無借金のマンション持ちだとわかるとコロッと掌を返してきます。
このときも「りんむさんの今の部屋は○万円で売れるでしょうから、余裕で買えますよ!」と鼻息が荒くなりました。

○万円?
て、そんなに高く売れるもんなの!? 
10年近く住んでるのに? 
別にランドマーク的な高級マンションってわけでもなく、どってことない庶民派マンションなのに!?

新築マンションを売らんかなのセールストークかと疑って後日別の不動産屋に仮査定してもらったところ、やはり○万円くらいは妥当な金額らしい。
どうやら、地価や人気が高騰して新築マンションの価格が上がる→高くても売れるやろっつーことで高級マンションが建って、新築物件の相場が上がる→周辺の中古物件の価格も一緒に上がる→人気エリアだと出回る物件が少ないので下がらない、という値動きをするようです。
10年前、このエリアに住むと決めたワタシ、超グッジョブだよ!

今の部屋が思ったより高く売れそうとなると、ハナシが変わってきます。
元々中期的にリフォーム資金を貯めようと目論んでいましたが、もし今の部屋が○万円で売れるとなると
 「新築マンションの購入価格」-「今の部屋の売却価格(○万円)」≒「リフォーム資金目標金額」
となりそうなんです。

目標金額をこつこつ貯金するか、ローンを使うか、それだけの違い。
しかも今は金利が低いですから、支払うことになるであろう金利総額はリフォーム時の引越や仮住まい費用とそんなに変わらないのでは…という程度。

それなら買ってもいいんじゃない!?
と、俄然盛り上がったのでした。

マンション買替の障害

さて、マンション買ってもいいんじゃない!? と盛り上がってはみたものの、すんなり買うことはできません。ネックはやはり資金でした。

今の部屋のローンを完済してからは、数カ月~1年分くらいの生活費以外のお金は定期だの積立だの証券だの容易に動かせない口座にじゃかすか突っ込んでいるので、手元に現金がありません。手付金すら払えない。
仕事の都合や契約のタイミングやら諸々の事情から、銀行行脚して手付金を作るのは今日の明日ではムリという状況でした。

しかしせっかく「いいな」と思ったマンションを、手付金の数百万円がないっつー理由で見送るのは後悔しそうです。
そこで、ダメ元で母銀行に融資を申し込んでみました。

ウチの母は借金大嫌いっ子で、10年前ワタシがマンションを買ったと事後報告したときも「どうしてアンタって子はそんな高い買い物を~!」とぷんぷんしていました(そういう反応が予想できたから事後報告だったんだけど←フリーダムな末っ子思想)。

今回も「せっかくローンが終わった部屋があるのにまた借金なんて~!」とご立腹かと思いきや、回答は「いいよ」とあっさりしたもの。母、この10年間に何があった。

まぁあれですね、この歳じゃ結婚だの出産だのなさそうだから、もうどうでもいいっつーことなんでしょうね…。
あれこれ言われるのも鬱陶しいですが、何も期待されないのも淋しいもんです。←フリーダムな末っ子のくせに。

というわけで、ローンの心配とかいろいろありつつも、契約そのものの障壁はなくなりました。
なので本当に買いたいかどうかを検討できます。

しかし、あれだ。何があるかわからんので、ある程度まとまった金額の現金はすぐに動かせるようにしておかなきゃダメですね。反省しました。
さすがにもうマンションは買わない(と思う)ので、この反省が活かされる日は来ない気がしますが…。

マンション買替を真剣に考える

新築マンションは「なかなかいいな」と思ったは思ったのですが、「そのままでは住めん」という状態でした。収納は足らんし余分な壁はあるし扉の向きは気に入らんし、設計変更が必要です。

もともと思い通りのリフォーム代わりに新築を買うというプランですので、住んでから大規模にリフォームするのはありえない。
リフォームでやりたかったことを全部実現できなければ新築マンションは買わない、という気持ちでした。

そこで、平日の深夜、仕事帰りにモデルルームに寄って、図面に落書きしながら営業マンと「あれはできそう、これは難しい」と熱く(熱いのはワタシだけですが)語り合いました。その結果、ある程度いじるとワタシにとってはかなり住みやすい部屋になりそうという目算が立ちました。うーん、ますます欲しい。

そのうえで、今の部屋と比較してみました。

・立地
これはご近所なのでイーブン。今の部屋も大満足なので、新築マンションも問題ないでしょう。

・間取
どちらもリビング広めの1LDK。似たような住み方が可能です(なら住み替えなくてもええやん、という突っ込みは置いといて)。

・収納
設計変更が希望通りにいけば、新築マンションの方が圧倒的に充実。

・日照
どちらも街中の低層階なのでどっちもどっち。強いて言えば、新部屋の方が南向きにも窓があって嬉しいかも。

・風通し
これは今の方が窓が多いので、軍配は今の部屋に。ただ、新の方も角部屋なので及第。むしろ今の部屋は窓が多過ぎて収納スペースを拡大できないという課題もあり。

これだけ見ると、大して変わらないんだからわざわざ借金して住み替えることもないのでは、という気持ちもあります。
ただ、新部屋の方がいいこともいろいろあるんですよ。

  • 防犯設備が今の部屋より良くなる。
  • 水周りがごそっと新しくなるのは嬉しい。
  • しかも水周りの掃除がしやすそうで嬉しい。
  • ベランダに水栓がある。掃除がラクだ~。
  • 窓ガラスがペアガラスになる。冷暖房費が浮きそう。
  • 給湯器やら水周りやらが刷新されることによって、水道光熱費が安くなりそう。
  • コンクリートや配管など修繕ではどうにもならない部分が新品になる。
  • マンション全体の間取や戸数を勘案するに、今のマンションよりも落ち着いた雰囲気になりそう(願望)。
  • 共用のゴミ置き場などが今よりちゃんとしている。

何よりも、この十数年間名古屋のいろんなマンションをウォッチし続けてきましたが、「買ってでも欲しい!」と思ったのは住んでいる部屋と今回の新築マンションだけです。
山ほど物件があっても立地が気に入らない・広すぎる狭すぎる・間取がどうにもならない…など、「素敵なマンションかもしれないけどワタシは要らない」と思ってばかりでした。

気に入っているエリアにまとまった土地は少ないですから、今後新築マンションがぼこすか建つのは考えにくいです。建っても地価が高いので、富裕層を狙って高額な部屋になるでしょう。
ワタシ好みのこじんまりとしてお手頃な新築マンションは、今回を逃したら十数年は出会えないかもしれない。そして、十数年後のワタシはデカい借金ができるほど若くない。

よし、買っとこう!

というわけで、冷やかしのつもりでモデルルームに行ってから1週間後、自分史上最高額の衝動買いを決めてしまったのでした。

買っとこうって…大根じゃないんだからさ…。

なぜマンション買替を決断できたのか

1軒目の部屋を買うのには、3年間かかりました。

漠然と「マンション欲しいな」と考え始めた頃はまだ貯金が少なく、どんな部屋でどう暮らしたいかも明確になっていませんでした。
あちこちのモデルルームや現物を見て回って、住みたいエリアを収斂し、自分の好きな広さや間取を見極め、それと並行して資金を貯めて、とやっていたら3年経ってしまいました。

それと比べて、今回はわずか1週間の決断です。
でも、これは断捨離をしながらさんざんっぱら「どういう部屋に住みたいか」ということを考え尽くしていたからです。

2012年の秋、唐突に「あ、ワタシの部屋汚い」と気づいてから、業者を入れつつ自力でもがんがんモノを捨てて、ずんずん掃除を続けてきました。
当時は「ワタシの手には負えない~」と半泣きだったのが、しばらくするとなんだか部屋がキレイになってきて「よし、これなら快適に暮らせる。10年間貯金してリフォーム資金を作るまでは、今のキレイな部屋をキープするぞ!」なんて前向きになっていました。

と、そこへもっといい部屋が勝手に転がり込んできたような感覚です。

というハナシをワタシの片づけの師匠(ミニマリストな幼馴染)に話したら、「普段から頭の中の整理整頓もできているから、大事なことがすぐわかって決断も早いんだよね」みたいなことを言われました。

確かに、昔のモノがどっちゃりあった状態では、どんなにステキな部屋と出会えても「うう、でも引越が大変だし」なんて躊躇したかもしれません。
なんというか、あれこれ雑念を捨てて欲しいものを欲しいと念じ続けていれば、そのうち転がり込んでくるもんなんだなぁと思いました。

買替にまつわるあれこれ、設計変更で何をやったか、古い方の部屋の売却はどうなったかは追々書いていきます。
果たして無事に住み替えられるのか?

どういう部屋に行き着いたかはこちらで。
シンプルな部屋が好きな理由

参考:
新築マンションの設計変更;一番やりたかったことは?
【web内覧会】玄関

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。

「マンション、買い替えちゃう!?」への21件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です