旅ログ ~ジープとラクダと熱気球で砂漠を堪能~

5~7日目:ワディ・ラム

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ペトラ遺跡の翌日はゆっくりと10時に迎えに来てもらって、ワディ・ラムへ移動です。
デザート・ハイウェイを1時間ほど南下すると、平坦な砂漠にぼこぼこと岩山が現れ始めました。まずは4WDに乗り換えて、砂漠をドライブです。

ワディ・ラム

めちゃくちゃ広い。

写真だと広さが伝わらないのが悔しいです。すぐ近くに見えている小山も、ジープでがんがん走らなきゃ近づかないし、近くで見ると小山どころか大山なんです。ホントにヨルダンでは遠近感がわけわからない風景ばかりでした。
砂と岩の色のバリエーションが豊富で、少し走ると全然風景が変わります。白とか黒とかベージュ、黄色、赤、ピンクなどなど、見ていて飽きません。赤い砂がひたすら広がるサハラとは違いました。

ハイエナの足跡らしいです。思ったよりデカい。

ハイエナ

考え深そうなラクダ。

ラクダ

多分何も考えていない。

ところどころで奇岩に遭遇します。

奇岩

この橋っぽいモノには登ってきました。ちょっと怖かった…(←どんくさく昇り降りしていたので、ドライバーさんには「もう登るな」と言われた)。

山の麓は砂溜りみたいな状態になっています。

砂溜り

サハラ砂漠を思い出します。懐かしい。
あのときは雨で「青空と砂」ってのを見逃したので、やっと念願叶いました。

お昼は、キャンプ地でアラビア料理です。

アラビア料理

ヨルダンでは豆のペーストをよく見かけました。薄いパンで摘まんで食べるそうです。
砂漠でも野菜が食べられるのが嬉しいです。チキンのトマト煮込みみたいなのが美味しかった。

さて、ランチを終えた後は、マスクにサングラス、ストールなどで完全防備をしました。何かというと、ラクダに乗って散歩をするのです。
サハラでじゃりじゃりになった教訓から、がっちりガードしました。ラクダ使いの少年からは「なんだコイツら」って目で見られました。でも鼻と喉がイガイガするんですもの。

お世話になったラクダちゃん達。

ラクダとラクダ使い

散歩中、草を見つけるとガツガツ食っていました。

サハラのときの記憶だと、ラクダって乗りながら居眠りできるんじゃないかってくらい気持ちいいと思っていましたが、今回はそこまでラクではありませんでした。何がいけないんだ? と考えると、サハラから体重が5~6キロ増えているんですよね…。そら腰に負担がかかるわけです。ラクダの上でひとり反省会をしていました。
体型をキープするためには熱心にジムに行かねば。
スポーツジムはやはり効果あり。でも、もっと効果が出るのは。

しーんと静かなのは、サハラもワディ・ラムも同じでした。
風の切る音と、砂が擦れる音と、ラクダが歩く音しか聞こえません。人工の音がなく、静寂が濃厚な密度でまとわりつく。今ワタシ、地球と相対しているー!

と思っていたら、鉄塔が見えました。

砂漠の鉄塔

ずーっと先まで電線を引っ張っているようです。
そして、鉄道までありました。どんな場所にも文明を引っ張ってくる人間ってすげー。

というわけで、大自然を堪能しに行ったのに人間の逞しさを思い知った砂漠散歩になったのでした。

ワディ・ラムではベイト・アリ・キャンプに泊まりました。

ベイト・アリ・キャンプ

ワタシ達は、テントではなくコテージに宿泊。
コテージだとシャワーとトイレがあります。しかもお湯が出る。
さらにエアコンまである! なんて快適な。

しかし、ここまで来ると「なんてラクなキャンプだ!」というよりは「あまり快適ではないホテル」みたいな感覚になって、ちょいと中途半端でした。ちょろちょろとしか出ないシャワーを震えながら浴びるくらいなら、いっそシャワーなんかない環境だと割り切った方がラクだったかもしれません。
いやいやそれでも水がたっぷり使えるなんてありがたいよ~とワタシは思っていましたが、秘境系が苦手な姉は凹んでいました。

キャンプの裏手には小さな山があって、そこから夕日を眺めました。

2012年最後の夕日

ちょうどこれが2012年最後の太陽。2012年よ、さらば。

さらば2012

夜は、大晦日なのでキャンプでパーティーがありました。

テントに入ったらスピーカーとライトが設置されていて、ちょっとしたディスコ状態。
てっきり観光客が多いもんだと思っていたら、ほとんどがロコだったらしいです。アラビックな音楽が大音量でスピーカーから響いて、ロコ達がフォークダンス的な踊りでノリノリでした。踊りに誘われましたが、そんな異国なステップは踏めん。
なので焼き立てパンなどを頬張りつつ、ヨルダン人のダンスを眺めるという不思議な大晦日でした。

テントを出ると、満点の星空です。ワタシのいい加減な視力でも、天の川がはっきり見える。iPhoneの星座表アプリのおかげで楽しめました。
シャワーを浴びてベッドに潜り込んだ頃日付が変わったらしく、派手なクラッカー音が聞こえてきましたが、寝てました。
なぜなら翌日の元旦は熱気球に乗るという野望があったからです。

2013のご来光inヨルダン
2013のご来光inヨルダン

「日の出を上空から眺める」ということができるのかと思いきや、当日は風が強かったらしく、しばらく様子を見ているうちにすっかり夜が明けました。
悪天候の場合は乗れないということは日本から申し込んだときに説明されたものの、寒い思いをして早起きしたのに乗れなかったら悔しいだろうな…と思いました。

熱気球準備中。
熱気球準備中。

熱気球、まずは扇風機で風を送り込んでいました。

熱気球と扇風機

しばらくしてから点火。
バルーンが膨れるにつれ、カゴが浮いてきます。その隙に、横倒しになったカゴを起こしていました。

あっという間にバルーンがふわふわに。

膨らみ中。

ほぼ飛べる熱気球

これくらいになると、カゴをワイヤで繋いでおかないと飛んじゃうみたいです。慌てて乗り込んで、ワイヤを離していました。

おお、初めて見る光景。

熱気球の炎

暖かい! つーか、あちー! 帽子やフードがないと、地肌が火傷しそうです。

ワイヤを離すと、すごい勢いでぐんぐん上昇していきました。
街があっという間にオモチャみたいに。

熱気球から見た街

飛行機から見る風景みたいです。

さらに小さくなる街

飛行機だと窓があるのに、何も遮るものがないってのがスゴいです。あまりにも非日常的な景色過ぎて、映像でも見ているような気分でした。そのせいか、高い場所で怖い! というカンジは全然ありません。
映像と違うのは360°のパノラマです。
…と言いたいところですが、カゴの中はそれなりに人が押し込められるので、リュックを背負っていたワタシはあまり身動きが取れませんでした。なのでカゴの向きを変えてもらって、やっと360°パノラマを楽しめるってカンジでした。
向きを変えるばかりでなく、ときどき、すとーんと落として、ふわーんと急上昇してもらいました。気球ってずいぶんスムースに昇降できるんですね。

地球ってデカいなーと思う一方、そのデカい地球を空から眺められると何だか全能感が湧いてきます。怖い怖い。

月と砂漠

砂漠を空から

地面から見ると巨大な砂の山に見えたのに、空から見るとほんの吹き溜まりです。ヘンな気分。

1時間ほど上空散歩をしてから着陸です。ガガガッとカゴを引きずるようにして着陸するのかと想像していたら、車の荷台の上にちょこんと軟着陸しました。すごいコントロールでした。

でっかいバルーンもあっという間に畳まれて、こんなに小さくなりました。
↓袋詰めの最中。

熱気球収納

ステキな新年のスタートになりました。
寝正月もいいけど、たまにはこんなアクティブな元旦もいいものです。

ワディ・ラムって火星っぽいわーと思っていたら、ホントに火星になりました。
火星はヨルダンだ?! 異星でのサバイバルが面白い! ~オデッセイ・スターウォーズ・星を継ぐもの・月は地獄だ!~

投稿者:

りんむじんづ

間取図だけで3杯メシが食え、旅のためだけに日々労働し、美味しいものを好きなだけ食べられるようにジム通いに励む、そんなOLです。最近ブリティッシュショートヘアの男子との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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