ビューティーアドバイザーが苦手だ。

デパートの低層フロアに入っていることの多い化粧品売り場。

それ自体はとても好きなのですが、ビューティーアドバイザーから化粧品を買うのが苦手です。

Rouge

というのも、彼女達からタメになるアドバイスを聞いたことがないから。

もっとも、これはデパートの美容部員に限ったハナシではなくプロのメイクアップアーティストを名乗る人全般に言えることで、彼らの手にかかって「なんて美しくなったんだろう!」と感激したことがありません。

これはワタシという土台が悪過ぎるせいもあります。
けれど素人からしてみると「こんなに不美人でも、この化粧品や美容液でここまで美しくなるんです!」という技術技能を見せてほしいわけですよ。
というか、ここまで土台が悪いならこれ以上悪くなりようがないんだし、仕事としては簡単だろうと。美人をより美人にするのは難しいだろうけど、不美人を並みに持っていくのはちょろいだろうと。そう思うのに、なかなか美しくしてはもらえません。

化粧品売り場で試しにメイクしてもらうにしても、パーティーの前に美容室でお金を払ってメイクしてもらうにしても、「さすがプロは上手だな」と思ったことは一度もない。大抵は、ワタシの薄~いモンゴロイドな顔そのままに仕上げてしまって残念な気分になります。
これは希望を述べないワタシもいけないんだなと反省し、「素顔とは雰囲気の違う派手顔美人にしてください」と無茶な要求を伝えるようにはしています。
が、薄過ぎる眉は薄いまま、チークは頬骨とズレた位置に入って、マットな口紅を平面的に塗られただけ、みたいな仕上げが多い。
なのでパーティーに行く前に眉を書き足しチークを入れ直し、アイラインを0.5mm太くして、唇にグロスを重ねて立体感を出す、などの作業が発生するのが常態化しています。
それならもうプロに頼む必要はないよ…。

というわけで、ビューティーアドバイザーに特に用はなく、単に化粧品を買いたいだけなのに夕方のデパートの化粧品売り場で散々待たされて、挙句「アタシ忙しいんだから」という雰囲気をぷんぷん漂わせている不機嫌なビューティーアドバイザーにレジをしてもらうのもイライラするので、最近はあまり化粧品を買わなくなってしまいました。

買うとすると、海外旅行にいったときの免税店で。
免税店のスタッフは、せいぜい「コレを3つ買ったらポーチがオマケにつくよ!」程度のことしか言わず、ひたすらレジ打ちをしてくれるので気楽です。
テスターもしっかり用意されているから気になる美容液を片っ端から試し(そして機内の乾燥に備える)、どっさり買い込んで機上の人になる。
変なビューティーアドバイザーがいる店よりよほどお金を使います。

思うんだけど、デパートの化粧品売り場はビューティーアドバイザーと単なるレジ打ちの人と分けておいた方がいいんじゃないかなあ。
メイクのアドバイスや新商品の紹介をしてほしい人ももちろんいるだろうけど、ワタシみたいに会社帰りに目当ての商品をサッと買いたいだけの人もいるんだから、何も言わず会計してくれるシステムがあってもいいと思うのです。

いっそ、今となってはネットでいくらでも買い物できるんだから、デパートの化粧品売り場は徹底的にビューティーアドバイスの場所にするとか。
メイクレッスンが主体で、何なら化粧品も売りますよくらいの。
売上ノルマから解放されたらビューティーアドバイザーもマシなアドバイスができるようになるんじゃないですかね。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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