【必読!】住宅ローンを短期間で完済するためには

ワタシは大して稼ぎの良くない勤め人です。
植木等も真っ青のお気楽万年平社員なので、この先収入が下がることはあっても上がることはない。

家とお金

そんなワタシですが、住宅ローンは10年かからずに完済してしまいました。
その禁断のテクニックとは!?

まず前提として

  • 若い頃、人の倍働いた時期があった
  • やっぱり若い頃、実家に寄生していて住居費がかからない期間があった

というワタシの事情があります。
つまり20代のときに、ありえないくらいのスピードで貯金が増えていたわけです。

実家に身を寄せた経緯はこちらでどうぞ。
空き巣のバカヤロウ!

特に具体的にマンション探しを始めてからは、少しでも頭金を増やしたいと思って積極的に貯金をしていました。
このワタシが旅も買い物も控えて粛々と貯金! ああ、あの頃の爪の垢を煎じて飲みたい!
(でも今思い返すと、体力のある20代は二度と帰ってこないわけだから、貯金のペースを減らしてでももっと旅に出れば良かったと後悔しています。そしてその反省を活かして、今は旅に行きまくっているのでした。)
スイスの旅ログ

つまり、禁断のテクニックもへったくれもなく、せっせと貯金をして、それをぼーんとマンションの頭金に回したので、ローンの借入金がすごく多かったわけではなかったのです。
ごめんなさいね、大した技でなくて…。

心配性なワタシの住宅ローン事情

男気溢れるように見えるワタシですが、実は小心者です。
1軒目のマンションを買うときにも「住宅ローンが払えなかったらどうしよう」「ローン残高が多いうちに火事とかに遭ったらどうしよう」「結婚して住めなくなっちゃったらどうしよう(←杞憂!)」と心配ばかりしていました。
そんなに心配するなら賃貸住宅に住んでりゃいいのに。それでも買ったということは、自分の住まいを欲しいと相当強く思っていたわけです。

そんな心配性な人間が取ったローン返済の戦略はこんなカンジ。

  • フラット35で返済期間は長く設定
  • ずっと固定金利
  • まとまった金額を貯金できたらせっせと繰上返済

返済期間を長くしたのは、月々の返済金額を抑えたかったから。
もし会社をクビになっても、アルバイトでもすりゃ払える金額にしたかったのです。これはのちに体調不良で休職してしまったので、想定しておいて正解でした。

固定金利にしたのは、当時は「史上最低の住宅ローン金利」と言われていたので。まさかそこからもずるずる下がるとは思いませんでしたよ…。上がる心配しかしてませんでした…。
10年かからずに返済できるなら、2年変動金利とかにしときゃよかったです。

繰上返済は、総支払利息がドラスティックに下がるので、やってて面白かったですよ。
ローン期間の最初の方なんて利息ばっかりを払っているようなものですからねー。繰上返済は全額元金返済に回るので、残債がメキメキ減って気持ちいいのです。

めでたく住宅ローンを完済!

そのときに書いたブログ記事が今読み返して面白いので、そのまま再掲載します。

—ここから過去記事—

住宅ローン、完済しましたー!!
ぱちぱちぱちぱちぱち! ワタシよくやった頑張ったー!!

実は計画的にこのタイミングで返したわけではありません。
事の起こりは昨年(※2011年のこと)の秋。年末調整用にローン会社から借入残高通知が来たときのことです。
毎年「あー、まだこれだけしか減っていないのかぁ」とか「今年は繰上返済したからちょっとだけ減ったかな」とか思っていましたが、今年はちょっと様子が違いました。
「あれ? ひょっとして手持ちの資金を掻き集めたら完済できちゃうんじゃない?」てカンジの額だったのです。

いやーまさかね、と思いつつ試しに家計簿を引っ繰り返してみたら、ギリいけそうな具合でした。
でも、ホントにギリです。満期になっていない定額貯金とかを残して、あとは全部吐き出すくらいの勢いです。

うーん。微妙だ。

会社員という生き物をやっていると毎月コンスタントにおカネが入ってくるので、キャッシュフローがゼロになっても今月の生活費があれば生き延びることはできますが。
しかし、人生何があるかわかりません。明日交通事故に遭うかもしれない。そういう事態になったとき、モノをいうのはカネです(なんか、やらしいなぁ)。何カ月もの休職期間をのらりくらりと生活できたのも、過去のワタシが頑張って残した貯金のおかげだったじゃないですか。

と思う一方で、借金があるのはやはり気持ち悪い。まだまだたんと利息をお支払いしなきゃいけないですからね。その利息分を預金利子や配当で賄えればキャッシュを持っている意味もありますが、このチョー低金利時代にそんなことは無理です。となると、借金返済して余分なカネ(利息)を支払わないことが、ワタシにとって最大の投資になるわけです。

というハナシをうちの母にしたところ、「ローンを完済しなさい」と即答でした。
母は、父も夫も自営業で、カネの遣り繰りに追われていた人です。サラリーマン家庭よりかなり苦労していただけに、借金は大嫌いです。りんむ家家訓のひとつは「家以外はカネを借りてまで買うな」です。
母に言わせると「貯金がゼロになっても、ローン返済に使っていたおカネを貯金すれば数年で取り戻せるでしょう」とのこと。
そうなんですよね。そうなんですけどねー。
いやー、まー、でも、その支払利息はリスク回避のために支払っている保険料みたいなモンだし。一度無収入を経験してしまうと、手元にカネがない状態ってのはかなり心許ないです。

てな具合にワタシが迷っていたら、母から「いざというときは低金利で貸してあげるから」と頼りになるお言葉をちょうだいしました。
母銀行という当てがあるなら頑張ってみてもいいかなっと思い、思い切ってローン完済をすることにしたのでした。

いやー、スッキリしました!
借りた当初は、この先支払い続ける期間を考えて暗澹たる気分になったものですが。思ったより早く片付いて一安心です。
これでようやく我が家のすべてが名実ともにワタシのもの。廊下もドアも壁紙もお支払い済みの、ワタシの城です♪

次に貯めるべきデカい資金は…老後の生活費かなぁ。
あんまりウキウキする目的じゃないですが、ゼロでも困るので頑張ります…。

—過去記事ここまで—

その後数年間粛々と老後費用として貯金をしていましたが、またしても新築マンションを買っちゃってその貯金を吐き出してしまいました…。
マンション、買い替えちゃう!?

もう40歳なのに貯金がないってどういうこと!
ワタシみたいな無計画な完済&無節操な買替はマジでオススメできません。自分でもアホだなーと思うもん。ワタシ的には楽しいからいいんだけど。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

2 thoughts on “【必読!】住宅ローンを短期間で完済するためには”

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