インテリアの色

我が家のインテリアのテーマは「シンプル」です。

家具のデザインもシンプル。置いてある小物もシンプル。

そして室内に持ち込む色も絞り込んでいます。
ベージュや白、ダークブラウン、ほんの少しのグリーン。以上。

国旗?

なぜこのカラーに落ち着いたかを紹介します。

遡ること30年(!)前、実家を建てたときに初めて与えられた個室は、両親(特に母)の趣味満載の部屋でした。
花柄のカーテン、ピンクの絨毯、赤いチェックの学習椅子。

まだ子どもだったワタシはそれらを素直に使っていましたが、成長するにつれ違和感が出てきました。
ピンクや赤や黄色が溢れた部屋は趣味じゃない!

インテリアに興味を持つようになって小物を追加したり模様替えをしたり自分でできることはやってみたのですが、どうしてもしっくりいきません。
なぜこんなに落ち着かないのだろう、と部屋を眺めているうちにあることに気づきました。
実家は、床や建具や家具の色がバラバラだったのです。

ドアはダークブラウンですが、床はライトブラウンです。
なぜこんなことになったのか親に訊いてみると、どうも施工業者が間違えたらしい。
子ども達は学年の変わり目で転校する予定だったし、引越し日は遅くできない。安くしてもらう代わりに修正しなかったようです。何たること。

買い足す家具もこだわりがなかったようで、ダークブラウン・ライトブラウン・パイン調の木目・チェリーブラウン、と見事にバラバラです。

そういうわけで、ワタシの6畳というさして広くない子ども部屋にもごっちゃり色が詰め込まれていました。これでは少々小物を足したり引いたりしたところで、インテリアに統一感が出るわけがない。

これに懲りたワタシは、ひとり暮らしを始めるに当たって家具を一新しました。
木目が見えないくらい濃いダークブラウンに統一。これで部屋の中がスッキリするだろう!

…と思ったら、初めて住んだマンションが廊下とドアはダークブラウン・居室の床はライトブラウンと実家と同じくバラバラの部屋でした。
なぜこうなったか大家さんに訊ねると、どうも施工業者が間違えたらしい。
店子を入れる日は決まっちゃってるから、安くしてもらう代わりに修正しなかったようです。
またそのパターン!? それ、在庫を吐かせるために業者がワザとやってるでしょ!

それはともかくとして、ダークブラウンの家具はかなり重宝しています。

濃いダークブラウンは、別のシリーズを買い足したり買い替えたりしても違いが目立ちません(木目が見えないというのと、色味のバラつきが出にくいせい)。
引越を機に椅子を1脚買い足すとき、家で使っていたシリーズは廃盤になっていて違うものを買わざるを得ませんでした。
が、同じように黒に近いくらいのダークブラウンの椅子を選んでおけば違うシリーズには見えません。来客には「実は違うんだよ」と申告して初めて気づかれるというカンジ。
テレビ台やベッドをバラバラの時期に買い直しても、部屋の中に違和感は発生しませんでした。

そして、マンションを買って床や建具の色のバラつきからも解放されました。
床は明るいベージュ、壁や建具は白。
白っぽい部屋の中にダークブラウンの家具を配置するという、実にあっさりした部屋を手に入れることができました。
これでようやく子ども部屋の違和感から逃れられたのです。

カラフルでキッチュなインテリアにも憧れますが、ワタシは多分そんな部屋に住んだら疲れてしまう。部屋の中の色は少なければ少ないほどいいです。
参考:シンプルな部屋が好きな理由

さて、「ベージュや白、ダークブラウン、ほんの少しのグリーン」という配色はワタシにとっては鉄板で、いつまでも飽くことがないと思っていました。
ところが、最近は心境に変化があります。

以前はちょっとオトナ目と言いましょうか、モダンでキリッとしたインテリアが好みでした。高級感のあるホテルとか、そんなカンジ。
近頃は、もう少し軽やかでナチュラルな雰囲気に惹かれます。高級ホテルよりは、極限まで装飾を削ぎ落とした茶室の方が気になります。

自分の今の家具を使ってそういう好みを反映させた部屋を作ろうと妄想すると。…うーん、違和感あり。
ダークブラウンが重過ぎるんですね。

それなら今の好みの色の家具に総入れ替えすればいいじゃん、とも思ったのですが、マンションを買っちゃったのでお金がなくなっちゃいました!
参考:マンション、買い替えちゃう!?

無い袖は振れないので、インテリアの大改造は2軒目のマンションに移ったらゆっくり考えることにします。
照明をずっと気になっていたモノにしたので、これを基点に考えるつもり。
参考:ルイス・ポールセン PH5

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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