[シンプルな暮らしのルール50]家事動線の簡素化

シンプルな暮らしのための50のルール

これは何もムリヤリ50個並べたわけではなく、「楽に生活するためにワタシは何を実践しているんだろう」と考えて、思いついた順番で書き出したらたまたま50になったのです。

PH5

今回はこの50個のルールの中から、家事動線の簡素化に関わるものをピックアップして考察していきます。

30歳くらいまで、ワタシは「やりたいことは全部やる」がモットーでした。
気分的には大航海時代の欧州列強みたいな? 西部開拓時代のアメリカ的な?
ペルーに行きたければ行き、フェンディが欲しければ買い、仕事を変えたければ転職し、オトコと付き合いたければ狩るというガツガツ肉食系女子だったのです。
ペルー旅行での気づきはこちらの記事を:胃弱な人の機内の過ごし方

思う存分働き遊びとしていれば、当然の帰結として家に居る時間が短くなるので部屋は荒れます。
が、そこは「家事をスマートにこなすステキ女子にもなりたい」という欲望すら持ち合わせていたものですから、睡眠時間を削ってでも家のことはやっていたんですね。
なので特に生活が破綻することもなく、ワタシ的には何の問題もなく生活していました。

ところが、三十路前半で体調を崩し、「やりたいことは全部やる」どころか日常生活すらままならなくなりました。

最初のうちは元通りの生活に戻そうとしました。
しかし低調のまま数年間過ごし、気づくと三十路後半戦に突入。たとえ健康を害さなくても体力がなくなるお年頃になってしまいました。
ワタシは大英帝国でもなければユナイテッドステイツでもない。何でもかんでもできるほどの能力はない、と不惑近くになってようやく悟ったのです。

そこで「やりたいことを全部やる」から「どうしてもやらなきゃいけないことだけ仕方なくやる」へとぐるっと方向転換。
草食系も草食系、しかも枯れっ枯れですわ! というレベルまで活動を抑制しました。

体力に見合っただけの活動量なら何とか生活がこなせます。
これに気を良くしたワタシは、家の中の動きもとことん削減しようと思い立ちました。

折しも「モノがない方が掃除がラク」という仮定のもと、せっせと断捨離に励んでいた頃。
断捨離の成果として「これは生活にどうしても必要なモノだから」と残った精鋭達をいかに使いやすく収納するかを考えました。

5.収納には詰め込まない。8割くらいに抑えて、出しやすくしまいやすい収納にする。

以前は

  1. 扉や抽斗を開ける
  2. 別のモノをどかす
  3. 目的のモノを取り出す
  4. 別のモノを戻す
  5. 扉や抽斗を閉める

くらいのアクションであればOKという収納のルールでした。

これをさらに進めて

  1. 扉や抽斗を開ける
  2. 目的のモノを取り出す
  3. 扉や抽斗を閉める

にまで徹底。
日々使うモノ、鍋だの鋏だの綿棒だのカメラだの何もかもに適用しました。
取り出しに余分なアクションが発生するのは季節のモノ(クリスマスツリーとか)などに限定です。

これを目指そうとすると、収納内部のイメージとしてはこんなカンジになるわけですね。

収納

棚の奥が空きスペースになってもったいない?
いやいや、ワタシの日々の手間の方がもったいないのですよ。

こういう理想の収納に仕上げるためには、ウチのような狭小住宅では収納スペースが足りません。
しかもワタシは掃除をラクにするために一切合財を収納内に収めようと企んでいるのです。それを達成するためには、より一層断捨離を推し進めてモノの総量を減らす必要がありました。

3.モノのすべてに収納場所を作る。収納場所に入らないなら買わない。
20.床には家具以外のモノを置かない。

この結果、家の中での動線のあれこれが著しく改善されました。

例えば、外出時。
それまでワタシは出掛けるときには次のような手順で身支度をしていました。

  1. 着替える@クローゼット
  2. 顔を洗う@洗面所
  3. 化粧をする@ダイニング
  4. 鞄を選ぶ@クローゼット
  5. 持ち物を鞄に詰める@リビング
  6. やっとお出かけ

改善後はこんなカンジ。

  1. 着替える@クローゼット
  2. 顔を洗う・化粧をする@洗面所
  3. 鞄を選んで持ち物を詰める@クローゼット
  4. Go!

大して広くない部屋なのでリビングと洗面所を行ったり来たりしたところで大した動線ではないのですが、それでもバタバタするカンジがなくなりました。
若いときは、バタバタしても疲れない、むしろ余分にバタバタしてカロリーを消費しちゃえくらいに思っていたんですね。でもアラフォーともなると無駄な動きがない方がラクです。

現在は動線の改善は一通り終わったところ。
しかし、より効率的でスマートな動線を生み出す収納はないか、毎日飽くことなく探究しています。

46.家事の動線は合理的に。オートメーション化された工場のようにムダのない動きにする。
47.どうしたら合理的になるか、日々考え続ける。
48.お店やホテルのシンプルで合理的な造りを観察する。

断捨離の経緯や結果はこちらの記事でも紹介しています。
シンプルな部屋が好きな理由

そして家事動線の改善や収納の効率を考え続けて、こじらせて、マンションの設計変更までしちゃったという…。
新築マンションの設計変更;一番やりたかったことは?

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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