40代独身女の生活費管理と口座使い分け

年度末は仕事の繁忙期。

繁忙期のいいところは、暇がなくてあまりお金を使わないことと、残業代が手に入ることです。
時間と体力・気力を売り渡す日々…。

Money

さて、ワタシは月給で生活している会社員ですが、給料日やボーナス支給日で浮かれるということがあまりありません。

そりゃまあ嬉しいけど、「あと千円で給料日まで乗り切らねば…!」という家計管理をしていないので、用があって銀行口座を覗いたら「わっ、増えてる! あ、昨日給料日だったか」という扱いです。

なぜこうなっているかというと、「前年に稼いだお金を今年の生活費にする」というスタイルで家計を管理しているからです。

いつからやり始めたんだっけなあ。
働き始めてすぐの頃は仕事が忙しくて、残業代だけで衣食住全部賄えるというカンジでした。
それが転職して、人間らしい生活ができる仕事のペースになった一方で収入がガクンと減り、今までのように何も考えずに散財したら破綻する、となって管理方法を見直したような記憶があります。
それが20代半ばのことなので、かれこれ20年間くらい「前年の稼ぎで生活する」というスタイルでやっているわけです。

転職やら休職やらで収入がガクンと減るという経験をしましたが、前年の収入の範囲で生活すると割り切ってしまえば何とか対処できます。
去年はいくら収入があった。その内、いくらくらいは貯金したい。その残りを今年の生活費に充ててよい。突発の出来事や冠婚葬祭、旅行などに備えていくらか取り分けたら、月々の生活費としては何万円くらいを使っていい。
みたいなカンジに予め按分しておけば、毎月「あと千円で給料日まで」とヒヤヒヤすることもなく、一応貯金もできて、精神衛生上よろしいのです。
ま、12月になると「今年の予算はあとこれだけか…」と給料日前のヒヤヒヤがドカンと一気にやってくる羽目になるわけですが、大体秋頃からちょっとずつ調整したりして事なきを得ています。

厳密に言うと、20年間「前年の稼ぎで生活」ときっちり管理できていたわけではありません。
大きく崩れたのは、前のマンションの住宅ローンを完済したとき。
参考:【必読!】住宅ローンを短期間で完済するためには

このときはいろんな資金を掻き集めてローン完済に充てたので、翌年の生活費用貯蓄や今年の生活費にも手をつけたような覚えがあります。
んで、ローン完済後にわっしわっしと貯金して家計のリズムを整えたと思ったら、また新たなマンションを買って初期費用や設計変更料を払って…、なんてことをやっていたので、30代後半から40代頭は自転車操業の年が多かった。
参考:マンション売却にかかる費用

しかも、今のマンションを買ってからは妙な老後資金の貯め方をしているせいで、「前年の稼ぎで生活する」にきっちり戻すには時間がかかりました。
ここ数年、やっと落ち着いたお金の回り方になったかな…というカンジです。
参考:「収入<支出+貯蓄」という老後資金の貯め方で本当に破綻しないのか?

 

現在、ワタシは資産をこんな風に管理しています。

無リスク資産は、普通預金や定期預金など元本割れしないハズの資産。
有リスク資産は、株など市場価格や為替などの影響を受ける資産です。

資金

メインの銀行口座は、光熱費やカードの支払等生活費を支払うための生活口座と、来年の生活費を貯める用の使い分け口座に分けています。
給料は生活口座に入ってくるので、入ってきたらそのまま使い分け口座にスライド。んで、1年経ったら貯蓄と来年の生活費に振り分けて使い分け口座をカラにし、また来年に向けてイチから貯め直しています。
給料振込を使い分け口座の方に指定しておけばスライドの手間が省けますが、自転車操業の年があると出入りが同じ口座の方が便利なので、そのままにしてあります。
あと、「今月も頑張って稼いだもんねー!」という実感を何かの作業で味わいたいのだと思います。

メインの銀行の中に定期預金の口座もあるのは、昔自動引き落としで貯めていた頃の名残です。
今は別の方法で別の口座(貯蓄用口座)に貯めているので、入金はしていません。メインバンクの定期預金じゃ金利がバカみたいに安いんだもの…。
マンションを買うときにだいぶ使ったのであまり残ってはいませんが、生活費に使うつもりだったお金が余ったら入れたり、自転車操業のときに引き出したりして、バッファとして口座を残してあります。

住宅ローン用口座は、数年分のローン返済額を入れたまま放置です。
貯蓄用口座の中には、ブリ男専用としている口座もあります。
参考:猫は投資家。

 

一方、有リスク資産。
証券会社の口座の中身は、ほとんどが株の投資信託です。
参考:40代独身女のアセットアロケーションとポートフォリオを大公開!

その口座とリンクしているネットバンクの口座は、普通預金なので正確には無リスク資産ですが、「もうこいつらは追々株に回しちゃうもんねー」というつもりで入金したお金なので、ワタシの気持ち的には有リスク資産。
この連携口座から毎月積立で少しずつ投資信託に回しています。
クレジットカードの積立で投資した方がポイント分得だとは思いますが、「証券口座&連携口座に移したお金が投資資金。ここには株価が暴落して半分になっても『あっちゃー』と思うだけで済む金額、生活に支障が出ないお金だけ入れる」というルールで長年やってきたので、クレジットカードで生活口座とビミョーに連携させるのに抵抗があるんですよね。実際、リーマンショックのときは生活費と投資資金を完全に分けていたから心の安寧を保てたわけですし。
ま、あまり使ってない口座とカードを紐づけて別で管理すればいいんだけど、そもそもクレジットカードをあまり増やしたくないという気持ちが勝って、今のところポイント分は捨てています。
参考:2枚目のクレジットカードはどう選べばいい?

年金は、確定拠出年金や勤務先の共済年金など。
半年に1回しか運用状況を確認していません。投資は、趣味でもなければこれくらいの距離感が日常生活に支障が出なくていいですね。

 

というわけで、まだ1月。今のワタシの生活口座には2022年の生活費がたっぷり入っているというお話でした。
これが仕事がひと段落する春になると、遊びに行ったり衝動買いしたり固定資産税を払ったりで急に減るんですよねえ…。
参考:春は固定資産税の季節。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

2 thoughts on “40代独身女の生活費管理と口座使い分け”

  1. 勉強になります!
    少し前から、色々お金の流れが変わったのでお金の管理をどうしようかな〜、この機会に変えてみようかなとちょうど考えていたので参考にさせていただきます。
    ずっと社会人新人の頃から同じような家計を管理していたのでお金の流れが変わるって結構大変なんだなぁと実感してます。

    1. おかゆサマ
      なんとなーくお金の管理を続けていると、たまに「やりづらいなー」と思うことがありますよね。
      ワタシは自転車操業が続いたときに「会社員なんだからこのままでもいいじゃん」と考えたのですが、年初に貯金額と生活費がカチッと決まってないのがどうにもやりづらく、結局このスタイルに戻しています。
      この先はマンションレベルの大物買いはしないはずなので、家計管理の大きな変化はない、はず!笑

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