ハリー・ウィンストンとのコラボレーション アフタヌーンティー!

えー、コロナに感染する前の、遠い昔の話になってしまって恐縮ですが。
ちょっと素敵な体験をしてきたので、記憶を振り絞って書いてみます。

名古屋のホテルTIADでアフタヌーンティーをしてきました。

TIAD
公園の緑が美しいですが、テーブルの上は食べ散らかした後なので残念な様子。

それがなんと、ハリー・ウィンストンとのコラボだったんですよ!
(寝込んでいる間にコラボ期間は終了してしまいました。)

あれは、そう、まだ寒さの残る3月頭のことじゃった…。

ハリー・ウィンストンからのLINE通知を見ていたら、名古屋でアフタヌーンティーをやるよというではないですか。
きゃー、行きたい! ということでヌン活仲間に声をかけて張り切って予約しようとすると、もう既に結構埋まっていました。
なので5月の連休明けというだいぶ先のお楽しみになってしまったのでした。

予約前日にはホテルからの確認メールを受信して、当日は名古屋栄で買い物を楽しんでからアフヌンという素敵な休日です。
んで、メールを見ながら「7,500円だって。高いね〜」などと言いつつ会場に行くと、スタッフがハリー・ウィンストンのロゴが入った紙袋を大量に持ち運んでいるではないですか。
えー、なになに、と最初はドキドキしていたのですが、ようやく「あっ、そういえば今日のアフタヌーンティーはハリーとのコラボだった! だからこそ来たんじゃん!」ということを思い出し、2カ月ちょっともすれば綺麗さっぱり忘れてしまう自分の頭に呆れたのでした。

てなわけで、席はこんな状態です。

TIAD

お土産つきというので何かと期待していたら、このコースターでした。

TIAD

この使っているヤツと、未使用品と、2枚。なんだ、ダイヤモンドがお土産じゃないんだ!
あと紙袋に入っていたのは、ハリー・ウィンストンのカタログです。
いやいや、カタログもらっても990万円のネックレスとか買えないよ…。
一千万円近い商品を見た後だと「あれっ、この100万円のピアスなら買えるんじゃない!?」と変な価格マジックにかかります。買えない買えない…。

990万円の後だと7,500円のアフヌンなんて可愛らしいものですね。

アフタヌーンティー

飲み物はメニューの中から選び放題。カップはナルミだかノリタケだかでした(それを忘れるくらい前の出来事…)。
最近は、飲み物に制限があるアフヌンも珍しくないですからねー。ひとつ選んだらそれのおかわりしかできないとか。それが選び放題・おかわり自由なだけで「いいぞ!」となります。
が、ここでの紅茶は保温ポットからだばだば注ぐ形式でした。なんだ、ポットで茶葉から出すんじゃないんだ。それならその魔法瓶ごとテーブルに置いておいてくれればいいのに。
そしてスタッフは外国人が多く、カフェラテのホットを頼んだらアイスで出てくるとか、なんかいろいろありました。カフェラテは時間がかかるっぽいから、「あ、そのアイスでいいです…」と妥協するワタシ。暑い日だからいいの…。アイスもごくごく飲めて美味しいし…。

 

さて、気を取り直して。

アフタヌーンティー

きゃー、来ました!

アフタヌーンティー

美しい〜!

アフタヌーンティー

モダンなタワーに乗ったお菓子が。

アフタヌーンティー

キラキラと宝石のようです!

そしてスコーンではなくて、アップルパイ。

アフタヌーンティー

メニューを見ると、食べ物もフランス語系だもんね、英国風じゃないのね…と思ったら突如イタリア語が混ざったりして、なんか難しかったです。

ものすごい空腹で臨んだので、気分としては優雅な貴婦人というより獲物を前にした野獣。
例によって例の如く、お作法なんぞ無視して自分の食べたい順番で食べたいように食べます。

 

見た目が凝り過ぎて、これはなんだ?? となりながらチョイスしていくことになります。
まずはマグロのエッグタルト。ボッタルガ風味。

アフタヌーンティー

ボッタルガはカラスミのことですね。突如挿入されるイタリア語…。
マグロのエッグタルト? と不思議な組み合わせに戸惑ったのですが、美味しかったです。どう美味しかったかは忘れた…。やはり食べて間髪を入れずに書かねば…。
タルト生地がすごく好みだったのはしっかり覚えています。

 

セイボリーの次は甘いモノ。
と選んだのですが、これは見た目では何か全然わかんなかった。

アフタヌーンティー

食べてみたら「スミレ風味のクレームブリュレかな…?」となりました。
表面のピンクのコーティングをカツカツと割るカンジがブリュレっぽいのと、中から花の香りがするクリームがとろんと出てくるので判別。
自分の知っているクレームブリュレとはだいぶ雰囲気が異なります。

 

またしょっぱいモノに戻ります。
サーモンマリネのロールとキャビアのキャレ。

アフタヌーンティー

見た目から味の想像はつきやすいけど、キャレって何やねん。
と思ったらカレ、つまり四角ということでした。ああ、エルメスのスカーフと同じか…。
参考:エルメス・カレ その魅惑の世界

サーモンがご立派な厚みで、しかもいいカンジのマリネ度合いで、非常に美味でした。

 

ハリーのロゴがプリントされたマカロン。

アフタヌーンティー

「春の花畑をオマージュしたマカロン」だそうで、一見抹茶かなんかの味に見えますが、中から薔薇のソースが出てきてビックリという仕掛けでした。

 

プロシュートとビーツクリームサンド。

アフタヌーンティー

プロシュートが花のようで美しい。そして美味しかった!
ビーツクリームなので、サンドイッチの中身は赤く、これまた春の花畑のイメージです。

 

紅茶を出してもらったし、温かいうちにアップルパイを頂こうかしらね。

アフタヌーンティー

中にはリンゴのとろーんとした温かいソースがたっぷり入っているのに、パイはさっくさく!
パイ生地の層からバターの香りがふわぁんと漂ってきて、至福です。

 

パイは美味しいけれど美しく食べられず、欠片があっちこっちに飛ぶのが難点です。
というわけで、ここから皿が汚いです。

苺と桜のパート ド フリュイ。リリークラスター仕立て。

アフタヌーンティー

Pâte de fruits って何ぞや。
と、フランス語はさっぱりだし、フランス旅行もとんとご無沙汰なワタシは検索するしかありません。フルーツのゼリー状のお菓子ですって。
これと並んで「strawberries and cherry blossoms」とか「like lily cluster」とか書いてあるから、メニューが「よ、読みづらい…」となる気持ちをお察しください。

お菓子は、桜のゼリーをチョコで挟んであるというカンジ。
…ぶっちゃけ、桜や薔薇やスミレを食べることにあまりテンションが上がらないタイプなので、春がテーマだと「ふーん」となるお菓子が多いかもしれません。

リリークラスターって何かね。
と思ったら、ハリー・ウィンストンのモチーフなんですね。買える値段のお店ではないのでチェックしておらず、初めて知りました。
リリークラスター バイ ハリー・ウィンストン
リングが165万円ですって。
インフィニット・リリークラスター・リング
613個、5.3カラットのダイヤがついた900万円超えのプラチナネックレスに比べれば買えるじゃん…!?
リリークラスター・ネックレス

と、よくわからん感覚になりながらカタログを眺め、同じ形のお菓子を食べる、そんなひとときでした。

 

ストロベリーとフロマージュブランのムース。

アフタヌーンティー

ムースなわけですから柔らかいわけですよ。
なのに容器に入っているわけでもないから、タワーから皿に移すのに、苦労するわけですよ。
てなわけで、割れています。

味は美味しかったけど、皿に移す緊張感の記憶が強い一品。

 

パルメザンチーズとミントのサブレ・サレ。

アフタヌーンティー

チーズとミント! そんな組み合わせが来ちゃうんだ!
と思いましたがミントの風味はそこまで強くなくて、チーズと塩がばーんとくるサブレでした。
そしてこのサブレのさくさく感も絶妙で美味しかった。

 

そろそろ口が疲れてくるだろうからということで、満を持してオレンジとアールグレイのムースです。

アフタヌーンティー

これが美味しかったー!
オレンジのさっぱり加減とアールグレイの爽やかさがたまらん!
がつんと甘いケーキもいいけど、こういうさっぱり系も出てくると「いいぞいいぞ!」と思います。

 

謎過ぎて終盤まで温存してしまったセイボリー。
ロブスターとストロベリーのフィンガーカプレーゼです。

アフタヌーンティー

ロブスターと苺という組み合わせを食べるのは初。
チーズとストロベリーは、なんとなくわかりますよね。そこに香ばしく炙ったロブスターのスライスが加わると、なんとも言えない絶妙なハーモニー!
これが予想以上にすごく美味しくて、ビックリでした。
合わせてある苺が甘過ぎず、さっぱりとしていて、それがサクッとしたところにロブスターの程よくもちっとした食感と、土台のパンやチーズのふわっと感、という面白い一品でした。

 

はいはい、そろそろ飲み物はラストオーダーだよ〜。
ということで、残りを慌てて皿に取りました。

アフタヌーンティー

ラズベリーとマスカルポーネのタルト。
ラズベリーの酸味とマスカルポーネのまったり感が合わないわけがない。
そしてタルト生地がめちゃ美味しい!
このアフタヌーンティーは、タルトやパイ生地がワタシの好みど真ん中でした。アップルパイも美味しかったけど、スコーンも食べてみたいなあ。

ボンボンショコラは、ローズとライチ風味なんだな。
また薔薇か。と思ったら、ライチの風味が強い、フルーティなチョコでした。

 

と、美味しいモノを食べながら、公園の緑を眺めつつ、お喋りに勤しむという素敵なアフタヌーンティーになりました。

アフタヌーンティーって最後は「もう苦しい、お腹がはち切れる…!」となる店もありますが、今回はお上品なサイズの食べ物がほどほどの量で出てきて、でも目で楽しんで舌でビックリして楽しんでと、いい塩梅でした。
アフヌン以外、ランチやディナーをテラス席で楽しむのもよさげです。
もうすぐ暑くてテラス席どころじゃない季節がやってきますが…。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

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