【ホットサンドメーカー】家事問屋のホットパンを購入！

モノはなるべく増やさない。

と決めているつもりですが、調理道具はつい買ってしまいます。
ろくな料理を作らないくせに。
参考：［Newアイテム］バーミキュラ ライスポット ミニ！ 結局買いました！

今回買ってしまったのはホットサンドメーカー。

家事問屋のホットパンです。

事の起こりは、とある休日。
何かの記事を探していて誰かのブログに辿りつき、目当て以外のページもあれこれ読んでいたらホットサンドの記事にブチ当たりました。
別に今どきのインスタ映えな写真ということもなく、どちらかというと生活感たっぷりでオシャレ感ゼロのホットサンド画像が並んでいたのですが、それが却って美味しそうで「ホットサンドを作りたい！」となってしまったんですね。

ワタシの実家にはホットサンドメーカーなるものがなく、家でホットサンドを食べたことがありません。
40年以上自宅でホットサンドを食べずに過ごしてきたのでホットサンドメーカーは絶対不要の代物です。贅沢品です。嗜好品です。
が、ムラムラしてあれこれ検索してしまいました。

電気式ホットサンドメーカー

ホットサンドメーカーというと、電気式のイメージがあります。なんか、結婚式の引出物で貰うアレというイメージ。昭和っぽい？

Vitantonio ワッフル＆ホットサンドベーカー

初老のひとり暮らしではいくらも食べられないから、ダブルである必要はないですね。
いろんな具を挟みたいというより、たっぷりキャベツとコロッケ丸ごとを挟みたいのでふんわり包めるシングルの方がいい。

ワッフルや鯛焼きが焼けるというのは面白そうだけど、ワタシのことだから１回使ったら終わりな気がする。

レコルト プレスサンドメーカー

シングルタイプで気になったのはこちら。
焼き目が可愛いかどうかは別にどうでもいいけど、耳までしっかり焼けるのは嬉しいですね。
手の込んだ料理がイヤだからホットサンドを作りたいのに、まずパンの耳を切り落とすとかムリムリー！
包丁も使わず、肉や野菜をぎゅっぎゅっと詰め込んで焼くだけ、という状態じゃなきゃホットサンドメーカーを使わなくなるのは火を見るより明らかです。

 

電気式だと、モノによってはプレートを外せないらしいですね。
パンを焼くだけなら大して汚れないから大丈夫ですよ～とか言われても、食品を乗せるモノが丸洗いできないのはどうも気持ち悪い。

そして、電気式の場合、別にコンロが足らないというわけでもないのにまた熱源を増やすのもいかがなものかということが気にかかります。
収納棚にしまい込んだらなかなか使わないかもしれない…。

直火式ホットサンドメーカー

アウトドアと無縁なので、直火式のホットサンドメーカーがあることを知りませんでした。

バウルー　ホットサンドメーカー

ホットサンドメーカーといえばコレらしいですね。
アウトドア用品っぽい実用的なフォルムがステキです。

が、ウチのコンロはIH。
IHに対応している直火式のホットサンドメーカーを検索すると、選択肢があまりありません。
直火ならアウトドア的なカッコよくてお手頃価格のモノがいろいろあるのになー。

家事問屋 ホットパン

あれこれ見ているうちに気になったのが、家事問屋のホットパンです。

これならIHコンロ対応です。それだけでもうありがたい。

そして、溝ありの内部の形状。そのおかげでパンの耳の内側をぎゅうぎゅうプレスして、上手にサンドしてくれるらしいです。もりもり具を入れたいからプレスしやすい＆具がこぼれにくい形状というのは嬉しいです。

バウルーなんかに比べるとかなり重めというのも重要。
軽いフライパンってIHコンロだと回るんですよ…。ウチの卵焼き機は卵ひとつでも焼けるという小さいサイズなので、コンロにかけるとくるっくる回ります。おかげで卵焼き機から離れられなくて不便です。
アウトドアで使うなら重さは敵ですが、自宅でのんびり調理するなら回らない方が大事です。

電気式にない利点としては、蓋つきの小さなグリルパンとして使えるところでしょうか。
これはありがたい！ ひとり暮らしだとほんのちょっと何かを焼きたいということが多く、卵焼き機が大活躍なのです。
ただ、蓋のない卵焼き機では胡麻を炒るとあちこちに飛び散って大惨事になる。脂っこい食材を焼いても、やっぱり大惨事になります。
小さなグリルパンが増えるだけと思えばホットサンドメーカーを買ってもいいような気がしてきました。

何より、開発に当たってあらゆるホットサンドメーカーを研究したという家事問屋の心意気がいいですね！
家事問屋の工場を訪ねて　cotogoto
ホットサンド初心者には何が問題になるかわからないので、しっかり研究されたモノと言われると安心感があります。

ただし、いいことばかりでもありません。
一番のネックは価格の高さ。
使い続けるかどうかわからない、これまでなくても何の問題なく生活できていた道具に、諭吉を奪われるのか…。と思うと躊躇します。

あとは食洗機不可というのもネックです。
できる限り手抜きしたいと思って買う道具が食洗機に突っ込めなくてどうする。

いろいろ検索していたら、フライパンやグリルでホットサンドを作るという方法もあるんですね。
ぎゅうぎゅうと皿や鍋で押したり、専用の網に挟んでグリルで焼いたり。

ただ、これ、ワタシがやるとは思えないんだよなあ…。
道具があるからウキウキ作るのであって、わざわざパンをプレスするかどうかというと、しない。

買おうかなあ、どうしようかなあ、やっぱり使わないよなあ、でも欲しいなあ、としばらく悩み、結局「これだけ悩んでも使ってみたい気持ちがあるんだから、試しに買ってみればいいじゃないか。そしてどうせ買うなら妥協した安物じゃなくて、最も気になるモノを買った方がいい」と判断し、家事問屋のホットパンをポチりました。

ホットパンをコンロに乗せるとこんなカンジ。

重量感もあり、なかなか立派なミニグリルパンがやって来たな、という風情です。

このちょっと変わった形状。

この溝のおかげで具がコンロに溢れることもなく、またしっかりパンの耳をプレスしてくれるとのこと。
溝に水を入れて、卵やフレンチトーストを蒸し焼きにすることもできます。楽しそう！

まずはオーソドックスに、トマトやチーズなどでマルゲリータ風に。

美味しいパン屋でオシャレ食パンを買ったらサイズが小さく、せっかくの溝を活用できそうにありません…。
たっぷりの具を挟むためにも大き目食パンの方がよさそうですね。

パンを更に乗せて、ホットパンを上下組み合わせ、金具で留めます。

このまましばらくキッチンの片づけなどして焼き上がりを待ち、途中でひっくり返して更に待つこと数分。

焦　　げ　　た。

IHの方が直火より加熱時間が長いというのでじっくり待ってみたところ、待ち過ぎたらしいです。
もう少し火力を落とすか、あるいは予熱なしでいいのかも。

チーズがしっかり溶けて、いい匂いです。

味は上々！
たっぷりの熱々チーズがたまりません。パンがしっかり圧着されているのでとろとろチーズがこぼれることもない。
パンのクリスピーな食感とチーズのとろとろ感がいい塩梅です。いろんな具を挟んで楽しむつもりだったけど、最強はチーズオンリーな気がしてきました。

翌日、ちょいと加熱時間を減らしてみました。
中身はチーズと生ハムです。

パ　　ン　　が　　ズ　　レ　　た。

焼き目自体は美味しそうですがね。

しかし、味は前日の焦げホットサンドの方が好みでした。
マイルドな焼き目だとパンがまたふっくらしていて、普通のトーストのようなもさもさ感があります。それがいいって場合もあるだろうけど、初老女はもさもさパンをたくさん食べるのが大変だからクリスピーに圧縮した方が食べやすい…。
圧着度合いもちょっと足らず、食べている途中でホットサンドがバラけるのもイマイチでした。
焦げる手前まできちんと焼くのがいいみたいですね。

 

上手に焼けるまでは何度か試行錯誤が必要そうですが、ホットパン、手軽でいいです！
コンロが汚れるわけでもなく、グリルでトーストを焼くより短い時間でホットサンドが作れてしまう。具を工夫すれば野菜もたくさん摂れそうですし。
これはぜひ上手く使いこなせるようになりたい。

懸念していた食洗機NG問題ですが、自己責任で食洗機に入れてしまっています。
食洗機の何かダメってフッ素樹脂加工が剥がれやすくなることですから、買い替え頻度が上がるだけでしょ？ それなら日々の手軽さを優先するわ！ ということで食洗機を使うことにしました。
汚れ落ちがいいから手洗いでもいいけど、平日の朝時間がないときには食洗機に放り込みたいですからね。

せっかく新米の季節なのに、しばらくはパンにあれこれ挟む日が続きそうです。