美味しいお米は自宅で食べられるので(美味しいご飯のためのストウブ・ココットGOHAN)外食時に旨い白飯をいちいち期待はしないのですが、「美味しい米が自慢です!」と謳う米寅へはさすがに期待度maxで行きました。
店名に「米」と付けちゃうくらいだもの。
美味しいお米を食べさせてもらおうじゃないの!
と鼻息荒く一膳めしを注文したらですね。
なんと、お米の炊き上がりは18:40と19:10だそうな。
張り切ってオープン(17:30)と同時に入店したのに。お米にありつけるまで1時間も待たされるとは…。
オープンが17:30と決まっているなら第一陣は17:00から炊き始めたっていいじゃない!
と、呑まずに食べるワタシはさめざめと泣きました。
白米に合うようなラインナップ。
牛タンの時雨煮。
ちょっと甘目かな。
辛口のお酒となら相性抜群だろうけど、米と一緒に食べるには甘過ぎる気がしました。
塩鯖の炙り焼き。
ワタシねー、米・青魚の塩焼き・大根おろし・醤油という組合せがこの世で一番好きですわ。
ホルモンとキャベツの味噌炒め。
ホルモンの噛み応えがいい塩梅。
味噌と米は最強コンビですね!
米なしに濃い味ばかり食べられないので、時間潰しがてらいろいろ食べました。
揚げ茄子とツナ大根のサラダ。
たっぷりの大根おろしとツナというサッパリ布陣に、揚げ茄子でコクをプラス。
揚げ茄子が揚げ立てほかほかなのが嬉しいです。
ポテトサラダ。
さらしタマネギ・キュウリ・ニンジン・ハム入り。ポテトのねっとり感がいいカンジ。
ポテトサラダにレーズンとリンゴを入れるのはないわよね…というのがこの夜の結論です。
エイひれの天麩羅。
最近エイひれの天麩羅にハマっています。揚げ立てはほっくり柔かで甘いんですよ。
冷めて固くなると「なぜエイひれに衣が付いているんだろう」と思ってしまうのですが。
時計の針が18:40を指すと、そろそろ米が来るとソワソワするワタシ。
すると厨房からですね。
スタッフの唱和が聞こえてきました。
「美味しい~お米が~炊き上がりました~」的なことを、土俵入りみたいに言ってました。何の儀式だ。
大釜で炊くご飯は時間が決まっているので、最初の注文時に予約しておく必要があります。
ちょっと遅く入店した人達は「18:40の米は売り切れです」と言われていたので、早めにオーダーしなきゃダメみたいです。米推しでいくならもう少し竈を増やせなかったのだろうか。
ワタシ達は、18:40に一膳めしを。
19:10に塩むすびを注文しました。
さすがこだわりのお米、一粒一粒がしっかりと立っています。
口に含んだ瞬間の鼻に抜ける香り、程良く水分を含んだ噛み応え、噛めば噛むほど滲み出る甘み、飲み込んでからの後味、どれも素晴らしい。
そして、こだわりのお店が出す米のクオリティがこんなものだということは、ウチで炊くご飯ってかなりの出来栄えじゃないの?! と自信がつきました。
上手に炊けたときは自宅で食べるご飯も同じような味わいです。
さすが精米し立ての米をストウブで炊くだけあるわ。
参考:おすすめの家庭用精米機 ~もっと美味しいお米ライフのために~
ウチが負けている点は釜が小さいことと、ワタシが横着だから研ぎ方や水加減にムラがあることかな。
旧居の炊飯機能がないコンロのときは火加減を失敗することもありましたが、新居では今のところ失敗知らず。
参考:【炊飯】賢いコンロのおかげで美味しいゴハン【ストウブ ココット DE GOHAN】
一膳めしと塩むすびを比べると、塩むすびの方が美味しかったです。
塩っ気がプラスされると米の甘みが強くなるし、かるーく握ったことによって食感が変わるし。
ここのおむすびはホントに軽く握っただけで、箸で摘まむとほろほろに崩れました。
コンビニおにぎりくらいがっちがちに固めると米が潰れますからね。ふわふわふほろほろがちょうどいいんでしょうが、携帯しないおむすびだからこそ許されるふわふわ感。
全力でお米を食べたので、デザートには辿り着けませんでした。
次に米寅へ行くときは、炊き上がり時間を勘案したうえでメニューを組み立てます。