家に常備してあるお菓子。
Loacker(ローカー)のQuadratini(クワドラティーニ)。
イタリアのお菓子メーカーが作る、1口サイズの小さなウエハースです。
イタリアに行ったときに「美味しいよ」と勧められ、それ以来ほとんど切らすことなく家にあります。
ワタシは以前はさほどウエハースを好きではありませんでした。
原因は、多分子どもの頃によく見たウエハースにカステラを挟んだ菓子パンだと思います。
ぺらっぺらのウエハースがピンクだのグリーンだの毒々しい色をしていて、大して美味しくないパサパサのカステラと申し訳程度のクリームを挟んでいる、アレです。
薄いウエハースがクリームで中途半端にしっとりしてしまい、サクサク感はゼロ。
そしてウエハースとカステラが一体感に欠けていて、下手な食べ方をするとウエハースだけベロンと剝がれてしまうという緊張感に溢れる菓子パンでした。
当時はそれをマズいと思いながら食べていたわけではなく(むしろ子どもの目にはあの毒々しい色が魅力的に見えた)おやつに出ると喜んでいたものですが、ウエハースってそんなに美味しいものでもないなーなんて認識になってしまったのは確かです。
んで、ウエハースはわざわざ買ってまで食べるものでもないという位置づけになってしまい、およそ20年間積極的にウエハースを食べないまま生きてきました。
それがイタリアでローカーを勧められて食べてみたら「あれっ、美味しいじゃん」と目からウロコが落ちたのです。
クワドラティーニの何が美味しいって、サクサクウエハースとしっとりクリームのバランスの良さです。
ウエハースがクリームに負けてしっとりすることなく、サクサクとした食感がある。
かといってクリームをケチっているわけじゃなくて、濃厚なフレーバーのしっとりクリームがたっぷり入っています。
ウエハースって口の中がバッサバサになるイメージがあったのですが、ローカーのクワドラティーニはさほどでもないんですね。軽いウエハースとリッチなクリームの食感の対比が面白くて、つい次から次へと口に放り込んでしまいます。
そして1口大なので、ちょっとだけ甘いモノを食べたいときに重宝しています。
ホントに1口だけのときも、次々と食べたいときも、いつでも食べられて便利。
パッケージの開封口を留めるシールが付いていて、食べかけを保存できるようになっているところもニクいです。イタリア製にしては気が利いている。
味が何種類もあるのがまたいい。
ド定番のバニラもいいですが、ワタシが好きなのはカプチーノ。
さすがコーヒーにうるさいイタリアのお菓子、濃いエスプレッソとたっぷりミルクの味が見事に再現されています。
当然エスプレッソも美味しい。
コーヒー感が強い強い。コーヒー好きにはたまらんです。
参考:【コーヒー】嗜好飲料、その変遷【お茶】
毛色が変わったところでは、レモンもオススメです。
酸味のあるレモン風味のクリームがサッパリしていて旨いです。
ブログ更新中のよくある風景。
お皿に取り分けておかないと食べ過ぎちゃうんですよねー。
しかし、イタリアからスーツケースに入れて持ち帰ったときは多くが粉砕してしまったので、輸入業者はどうやって運んでいるのかとクワドラティーニを日本で買う度に感心します。
ワタシがスーツケースにパスタと一緒に詰めたのが悪いんだけどさ。