もう既に娘は四十代半ばなのですが。
後期高齢者である母には今でも子ども扱いされます。
アナタ、自分が45歳のときは中高生の子どもを抱えて、決して自身が子どもという感覚はなかったでしょうに…。
と思うのですが、ワタシは結婚も育児もせずいつまでもダラダラと半人前な状態で生きているので、母から見たら子どもにしか見えないのでしょう。
四十代でこれですから、実家から独立したばかりの頃はマジで子ども扱いでした。
当時は気軽に行き来できない距離に住んでいたので、たまに実家に行ったときは据え膳上げ膳でチヤホヤしてもらっていました。
んで、帰るときにはたっぷりのお土産を持たされました。今から新幹線で移動するというのに。
それだけならいいんですけど、宅配便攻撃もあるんですよね。
賃貸住まいのときは宅配ボックスなんてなかったし、残業と出張ばっかりで家にほとんどいなかったから受け取りが困難だというのに「アンタ、何日なら家にいるの?」と電話がかかってきて配達日時指定の予定を組まされます。
貴重な休みを配達待ちで潰し、ようやく受け取った段ボール箱に何が入っているかというと、特に変わったものは入っていません。
米や醤油、レトルト食品、お菓子。
あとはなんかよくわからん便利グッズとか(レンジでチンして使う風呂保温グッズ、みたいな)。
当時、年齢の割に稼いでいた方で(残業が酷かったから。何なら今より手取りが多かったかも)、米を買うのに苦労しているわけじゃないんだけどなー…。
ていうか家にいないから米どころかレトルト食品の出番もいつよってカンジ。お菓子は職場に持っていけば皆が食べてくれるけど。
と、母の救援物資には困惑していました。
地元に帰って、実家に車でひょいっと行ける距離に住むようになってから「これ持ってけ」攻撃は加速します。
どうせ車で運ぶんだから大丈夫でしょと、キャベツだの白菜だの大きな野菜も容赦なくどっさりと持たされました。
その頃は給料が下がってちょいと貧乏していた時期だったので、タダで野菜や果物をもらえるのはありがたかったです。
あと、自分で買うといつも決まった野菜ばかりつい選んじゃうので、自分ではあまり買わない野菜も強制的に押しつけられると料理に幅が広がって助かりました。
しかし、当時は2ドアの小さな冷蔵庫だったので、救援物資だけで冷蔵室も冷凍庫もパンパンになって困りました。
それをなんとか解消するため、せっせと自炊する羽目になったおかげでこれまた料理の幅が広がりました(自炊するヒマがあったというのも大きいけど)。
パンパンの冷蔵庫って冷却効率云々以前にすごく使いづらいんですよー。豆腐を取り出すだけでもひと苦労ってカンジで。その経験のせいで、ひとり暮らしでも大きな冷蔵庫を使うようになりました。
貧乏時代を脱してマンションを買い、車を手放すと、また宅配便攻撃に切り替わりました。
今度は宅配ボックスのある住まいなので容赦ないです。予告なしに段ボール箱が送りつけられます。
受け取りは困らないといっても、米が入った箱を宅配ボックスから玄関まで運ぶのはなかなか…ですよ。
そして、マンションを買ったばかりはそれなりに忙しくてあまり自炊をしていなかったので、母から送られてきた醤油が溜まる一方ってカンジでした。
こういっては何ですが、大いなる田舎とはいえ名古屋でも買い物はそんなに苦労しないんですよ。
赤味噌と縁のない土地に住んでいたときはスーパーの赤味噌ラインナップに絶望して、そんなときに地元から赤味噌が送られてきたらそりゃもう嬉しかったですが、今は赤味噌入手に困っていないんですよ。
卵くらいは名古屋にも売っているんですよ。キュウリやトマトも買えるんですよ。
そしてそこまで貧乏しているわけではないから、自分の稼ぎで自分の好きなモノを買いたいんですよ…。
とは言えず、たまに送られてくる段ボール箱を受け取る生活が続いていました。
しかし、一度予告なしにナマ物を送ってこられたときにはさすがに母に文句を言ってしまいました…。
冷蔵品を保管できるような気の利いた宅配ボックスではないので、1週間くらい受け取れなかったんですよね。んで、受け取ったときにはダメになっていたという。
買えなくて困っているモノはないし、受け取れなくて腐らせては本末転倒。せめてお伺いは立ててくれ。
さすがに母も「ごめんね…」と言っていましたが、悪気はないだけに胸が痛みます。でもゲリラ的に生牡蠣を送られても困っちゃうのよ。
生活に困っていないのにあれこれ送りつけられてやれやれだ、と思っていました。
でも自分も歳を取って、若い子の世話を焼きたくなる年頃になってみると、母の気持ちもなんとなくわかります。ましてやそれが自分の子どもだったら「あれもこれも」と思うんだろうな。
と考えてから、母のお小遣い程度の範囲内ならいろいろ送ってくるのはありがたく受け取ろう、と思うようにしました。
最近はゲリラ段ボール箱の出番はあまりなかったのですが、久しぶりに巨大なカステラや家庭菜園で採れたキュウリなどが送られてきて生牡蠣事件を思い出しました。
生牡蠣!
お母さま、どうしてもりんむさんに食べてもらいたかったんでしょうね。
しかしゲリラ的に生モノはさすがに、ですよね…
うちは宅配便攻撃はないですが、たまに帰省するとものすごい量の食事が出てきます。
ひとり暮らしだと野菜も魚もあまり食べてないだろうからという親心らしいですが、貧乏学生じゃあるまいし。
しかも娘はもう初老の年代なので、実家に帰るたびに胃もたれに悩まされます。
実家がかなりの遠距離にあってもう一年半帰れていないので、母の料理がそろそろ恋しくなってきました。
次の年末年始には帰れるでしょうか。コロナが早く収束してくれるように祈るばかりです。
sakikoサマ
たくさんの食事、分かります!
若い頃に家を出たから大学生くらいの食事量で母の記憶がストップしているんですよね。
もう野菜も魚もきちんと買えるくらいの稼ぎはあるのよ…と思うのですが、なかなかアップデートされず。
ワタシもこの1年は盆正月に顔を出したくらいで、一緒に外食や旅行もなかなか行けずじまいです。
次の正月はワクチンも終わって、多少は動きやすくなっているといいのですが。
おはようございます。
もう「分かる、分かるわ~!!」を朝から連発です(笑)
因みにうちは、今ほど「糖質制限」がブームでなかった頃(7年ほど前?!)「なかなか糖質の低いパンが売ってないのよね、大豆粉パンとか手軽に売ってたらいいのに・・」と実家で呟いたら、当時ホームベーカリーにハマっていた母が大豆粉パンを焼いてくれ、今でも月1位で送ってきます(笑)ロールパンサイズのものが約30個ほど・・・。ええ、もう「パンは買うもの」という概念無しですよ。
母が現在の私の年齢の時は、高校3年生の私がいたんですよね・・結婚はおろか子育てすらしていない私には想像がつかない!!
りんむさんと同じく、実家に帰省する際は帰りのほうが明らかに荷物が多いし、自宅にあるレトルトや缶詰はほぼ実家からの物資。
同県内在住ですが、昨年からのコロナ禍であまり帰省もせずにいます。なんだか無性に実家に帰りたくなりました(^^♪
CIELサマ
7年前から月イチで手作りパン!
愛を…愛しか感じません!
途中で面倒くさくなってやめちゃいそうですが、CIELサマが困っているなら…とお母様は張り切っちゃうんでしょうね。
今はローソンで糖質低めのパンが買えるけど、母の愛は強い。
これで孫がいたらパワーはそっちに注がれるのでしょうが、いないといつまでたっても自分が子ども扱いされますね。
実家へ行くと、持って行った手土産よりはるかに多いモノを持って帰るハメになりますね。
これもいつまでもあることでもないし…と受け入れていますが、母の母は100歳超えたのであと20年くらい続くかもしれません笑
重いですね〜(=⌒▽⌒=) ニャハハハ♪
私の年齢ですとお母様の方ですかね。
そんな歳を取った私ですが…母からしたら私は娘…子供なんですよね。
流石に、食料品攻めは無いですけど。田舎故、食料品、野菜等は余る程あって一人暮らしの母に送りつけてますが。
なので、そちらではなく、現金…お小遣いをくれます。(≧m≦)ぷっ!
もうね、私が母に渡すのがフツーなんでしょうが。
母を連れて買い物行っても、服買ってあげるわ…とか。ご飯食べに行っても、全部出してくれるし。
どうなんだろう…と思いつつ。
まぁそれも、親孝行か?と思ったり。
何時迄も、子供なんですよね。
まぁわかりますけどね。
私も息子っちがいるので…手を出さず、金も出さず、口だけ出すと言う、最悪かもですが(≧m≦)ぷっ!
ナマモノ攻撃はやめて欲しいですね。笑いましたよ。
わかるけど…笑いました。
深ーい,重ーい,愛…受け止めてあげてください。
まだむサマ
お小遣い!
でも現金が最強ですよね〜。
お孫さんがいても娘はやはり娘…。
同じく一緒に出掛けると、さすがに最近は服買ってあげるはなくなりましたが食事は出してくれようとしますね。
なのでこっちがご馳走する気のときは「ここは出すから!」と宣言しとかなきゃです。
これもあと何年続くか分からないので、ときには困ったと言いつつありがたく受けようと思います。