ワタシはお節料理を自分で作ったことがありません。
実家にいるときは母任せで、独立してからはほとんど海外に行ってしまっていたから。
ところで、ブリ男がいると毎日容赦なく朝4時に叩き起こされ、眠気覚ましにテレビのニュースを観ながらブリ男の朝ごはんを用意するという生活になっています。
平日はニュースをやっているからいいんだけど、週末はテレビショッピングが流れているんですよね。高圧洗浄機すごいねーとか、膝腰肩の痛みにサプリメント効くよーとか、これだけのダイヤモンドを揃えるのは苦労しましたーとか、まったく物欲をそそられない数々の商品をぼんやり眺めています。
それが昨年秋、さすがに40℃越えの日々が終わり秋めいてきたころ、お節料理の紹介が流れました。
京都の料亭○○が監修! 全○品の豪華三段! 伊勢海老入ってます!
なんてぐいぐい来られ、食いしん坊は「あー、そういえばこういうお節って買ったことないなあ。一度くらい食べてみたいかも」と思ってしまったのですね。
料理好きの母は家族が食べる分くらいのお節料理は作ってしまうので、お店のお節は食べたことがないのです。
そこで母・姉に「ワタシがご馳走するから今度のお正月は料亭のお節を買ってみない!?」と交渉し、自分で好きなお節を買うことにしたのでした。
そこで初めてデパートのお節料理のカタログを見たのですが、…………高いお節って高いんですね!!
10万円とか20万円とかがある!
しかも整理券を配布するほどの人気ぶりって、いったいどこのマダムがこんな高級お節をお買い上げになるんだ!? しかもしかも整理券配布開始は9月下旬の平日って、会社勤めの凡人は一切ターゲットにしていないというお品物!
と、今まで知らなかった世界に初めて触れ、戦々恐々といたしました。
お高いお節を眺めていると、5万円くらいだと「あら、お手頃じゃない」という気分になるんですよ…。いやいや、お店で5万円も払ったら相当いい料理が食べられるから。冷えたゴハンに5万円も払ってどうするよ。
辻留だの菊乃井だの有名料亭のお節も惹かれましたが、どっちも店に行って食べたことがないんですよね。まあ美味しいんだろうけど。
安くない買い物なので、無難に地元・名古屋の河文のお節料理に決めました。河文のならまず間違いなく美味しいでしょう。
さて、大晦日。
無事に黒い猫が実家にお節料理を届けてくれたようで。
母からお節料理の画像がLINEで送られてきました…。
母よー!
こういうのは皆が揃ったときに蓋を開けて「わあ、キレイだね!」って一緒に感動しようよー!!
という母のフライングはありましたが、元日に実家で家族揃って改めて堪能。
おお〜、華やか!
やっぱり美味しいですね!
煮物や酢の物とかいちいち上品で、食材も贅沢!
こういうお重って上げ底になるかと思いきや、海老の下に真蒸が詰まってるとか手抜かりがありません。
しかし冷えたゴハンに数万円かー。それこそ河文に行って食べた方が満足度が高いんじゃないかしら。
なんて思っていたのですけど、自宅でいろーんな美味しいものをちまちまつまむという楽しさも別格。想像以上に楽しめました。
来年はどうするか、お節料理の予約受付が始まるまで9カ月間悩むことにします。
うわあ〜!見るからに豪華で美味しそう!
お節は、お母様と一緒、完全手作りですよー!最近量は、減らしてますが年末は、ソレは忙しい…(。>0<。)
一度、注文したいのですが、すごい金額ですよね、ショボい旅行行けそうな…(ΦωΦ)フフフ…
まぁ注文するなら、百貨店でそれなりのお店ですよねー
まだむサマ
母の手作りお節を食べられるのもあとどれだけか…と思うと買うのはどうかとも思ったのですが、母も「買い物に行かなくていいからラクだわね~」とそれなりに楽しんでいたのでホッとしました。
美味しいお節だと三が日どころか元日の昼に完食してしまうのでお節の意味はあまりないですけどね笑
確かにすごい金額ですよね…。お店で食べた方が絶対いいとは思うのですけど、自宅で美味しいモノをだらだら食べるのもなかなか乙でしたよ。