リニューアルオープンした御園座に行ってきました。
お目当ては松本親子の襲名披露…というわけではなく、1階に入った鰻料理のおか冨士です。
なんとここ、名店うな富士から暖簾分けしたお店なんです。
名古屋でひつまぶしを食べるならどのお店?
と訊ねられたら、うな富士を推したいです。というくらい美味しいお店です。
肉厚で立派な鰻はパリッふわっと焼かれていて、タレは甘過ぎずくどくなく、それでいて風味豊かで味がしっかりしているのです。
参考:土用の丑の日とウナギ ~名古屋の美味しいウナギ屋~
味は最高だけど、問題は店です。
駅からちょっと遠いんですよね。車王国愛知の民は自動車で行く人が多いようで、駐車場は確保されてはいるのですが。
そして昔ながらの店内はちょっと狭い。当然大行列となって、行くときはいつもヘンな時間(14時とか)を狙っています。
もうちょっと行きやすい場所で、行列も解消されていたらなあ…。
と常々思っていたところ、ピカピカになった御園座に暖簾分けのお店が入るというではないですか。
これは行かねば! ということで早速予約を入れました。
地下鉄の駅からすぐというだけでも嬉しいのに、予約ができるという時点で「並ばなくていい!」とポイントアップです。
店内は広々としており、通された個室は6~8名ほど入れる個室です。
行列している人の目を気にしながら「早く食べねば…」とプレッシャーがかかることもない。
お通しでなぜかキュウリ。
このキュウリが美味しくてですね。
塩昆布と胡麻と胡麻油と唐辛子かな? ピリ辛でお茶請けや箸休めにピッタリでした。お代わりできるのも嬉しい。
オーダーしたのは、ひつまぶし特上。
なんと鰻がドドーンと1.5匹分!
伝わりますかね、このボリューム感。
そういえば、本家うな富士も大盛にするとかなりの量でした。ボリューム感にこだわる体質なのかもしれません。
↑うな富士の大盛ひつまぶし。お櫃の蓋が閉まらない。
特上ひつまぶしと言ってもご飯で嵩増ししてるんでしょ。と思いきや、ご飯のボリュームはさほどでもありません。むしろ鰻の方が多いんじゃないかってくらい。
タレの絡んだご飯に鰻をまぶして食べるというより、たっぷり鰻にご飯をちょっとまぶして食べるというカンジでした。鰻メインで満腹になった感覚は初めてでしたよ…。
ボリュームに負けても持ち帰り用のパックは頂けるそうなので、ぜひ特上に挑戦してみてください。
肝心の味はどうかというと、うな富士と遜色ないです。
焼き方も同じようなパリふわだし、タレも程好い甘さ。うな富士で修業した職人さんが焼き、うな富士から受け継いだタレですから、素人の舌には「うな富士と同じで美味しいじゃん~!」としか思えない。
おか冨士の出汁は蛤です。
こってりタレの鰻にあっさり上品な蛤出汁という組み合わせも乙。
かなりの満足感でした。
今後は鰻を食べたいと思ったらおか冨士にしよう。