銀座をフラフラしているときに目についた「俺の揚子江」。
ワタシ、「俺の」はイタリアンもフレンチも行ったことないんだー。
と連れに申告したところ、んじゃ入ってみようかということになりました。
内装はいかにも「居抜きでございます!」というカンジで、中華料理の風情はからっきし。
シャンデリアが吊るされているわ、真っ赤なグランドピアノがステージに置かれているわ、そしてそのステージに向かってカップルシートがずらずら並んでいるわ、ああどう見てもラウンジだのクラブだのあの手の店ですねという風情。
見知らぬカップルと膝がぶつからんばかりの距離で中華料理なんか食べたことないので、何じゃこりゃっと思いました。
しかも半円状にステージを囲んでいるから、ほかのテーブルの様子が丸見えなんですよ。
「あの料理美味しそー」って見えるのは楽しいけど、「あのカップル、喧嘩でもしてるのかって雰囲気だな…」てのも丸わかり。
ま、雰囲気や仕様は期待してはいけない店ですから、肝心の味が良ければ構いません。
まずは海老のゴンバオソース。
なかなかのボリュームです。
価格からするともっと少ないのを想像していたので、テーブルに来たときビックリしました。
しかも味が良い。
野菜不足の身体に青菜炒め。
ニンニクがっつりです。
北京ダック。
既に巻いてもらっている状態を1本単位でオーダーできました。
味噌はクセがなくて日本人好み。
酢豚。
薄い肉を巻いて形成してあるっぽいです。塊肉より噛み締めたときの味が落ちるけど、噛み切りやすい。
パイナップルじゃなくてライチでした。ライチ入りの酢豚、初めて食べました。
オシャレ感を優先させて野菜が小さな賽の目切りなのが残念。わしわし野菜を食べたかったな。
あんかけ焼きそば。
多い!
さすがに食べ切れなかった! でも美味しかった!
隣のカップルが食べていた豆腐花が洗面器みたいな容器に入っていたので「デザートは無理かも…」とも思ったのですが、ここまで来たらチャレンジします。
マンゴープリン。
バケツみたいなサイズで来るかとビクビクしていたら、割とフツーの大きさでホッとしました。
濃厚で美味しかったです。
途中でピアノ演奏もあり、なぜかショパンを聴きながら小龍包を食べるという不思議な空間でした。
味さえ良ければ内装なんてどうでもいいわーって人にはいい店だと思います。
(そしてこれだけ食べるとまあまあの値段になってしまった…。)