クリスマスツリーもなければチキンもケーキもない、侘しいクリスマスを過ごすワタシですが!
唯一浮かれて買っちゃうのが!
パネトーネです!
今年はコヴァのチョコチップ入り!
このブログを見てコヴァのパネトーネに興味を持った友人から「あれ、いくらくらいなの?」と訊かれ、「5,000円…いや、8,000円だったかなー」と答えたら「はあ?!」と言われました。
まあね。たかがパンに5,000円とかどーよって、それは正常な感覚だと思いますわ。
店頭で確認したところ、500グラムが5,000円ちょい、1キログラムが8,000円ちょい。
そして去年は見かけなかった3キログラムは、21,000円ちょいでした。
やだ、1年前の買い物なのに、ワタシったらなかなかいい記憶力じゃん。と、変な方向性で浮かれたりして。
本場イタリアだと、さすがにここまで高くはないです。
高級総菜屋のオリジナルパネトーネでも3,000円くらいで買えた気がする。
だから日本のコヴァでこの価格を見たとき、ワタシも「はあ?!」とは思いました。思いましたけど、食べたい気持ちの方が強かった。
そこまで美味しいものなのかと言われると、うーん、どうでしょう。
単なるドライフルーツ入りのふわふわパンだと言えんこともないです。
パネトーネを最初に食べたのはイタリアにて。
何しろ1キログラムとか3キログラムとかのサイズをお歳暮的に贈答しまくるらしいので、どこのご家庭でもクリスマス前には持て余す程のパネトーネがあるらしいです。んで、その持て余しているのを食べさせてもらったというわけ。
最初の感想は「ちょっと独特の香りがする、ドライフルーツ入りのふわふわパンだな」という、それだけ。
なのですが、あっちのパン屋さんのは美味しいよ、こっちのケーキ屋さんのも評判だよ、とあれこれ食べ比べている内にすっかりハマり、イタリアを発つときに1キログラムサイズのを買ってしまいました。
そして翌年またイタリアに行き、1年ぶりにパネトーネを食べると「そうそう、この香り! クリスマスの味だよね!」と懐かしくなってしまったのです。
そんでまたあちこちの店のを食べ比べて、帰るときにはこれまた1キログラムのパネトーネを抱えていました。
というのを数年間繰り返すと、この時期になるとパネトーネが食べたくなるんですよ。
そりゃ多少高くても買っちゃいますって。
よくよく探すと、日本のパン屋でもたまにパネトーネを見かけます。
でも、大抵は「……なんか違う」ってカンジの味。
多分、パネトーネ菌の具合によるんじゃないかなあ。
納豆は日本のが美味しくて、ヨーグルトはブルガリアが美味しい、みたいなカンジでパネトーネはイタリアが一番、的な。
日本のパン屋で見かける度に片っ端からパネトーネを買って食べてみましたが、パネトーネ独特のちょいと甘酸っぱい香りが足りない気がするのです。
そして、安いモノより高いモノの方が美味しい!
庶民的なパン屋のパネトーネもいいんだけど、高級パン屋のパネトーネのが旨いんですよ!
中のドライフルーツの量と質と大きさが全然違うし、香りもいい!
なのでこの数年間日本とイタリアでパネトーネをあれこれ食べ比べた結果得た知見は「イタリアの高い店で買っておけば間違いない」ということでした。
名古屋ではコヴァで買うのが一番手っ取り早いので、5,000円だろうが8,000円だろうが間違いなく美味しいんだから買っとけ買っとけと思っちゃうんですね。
そして、コヴァの店員さんによると「パネトーネは大きい方が美味しい」んですって。
何それ!
大きい方がパネトーネ菌の動きが良くなって味がいいそうです。
何それ!
そう言われると1キログラムを買わざるを得ない!(←さすがに3キログラムは大きすぎる。)
そして、去年はオーソドックスなドライフルーツ入りを食べたので(イタリアのクリスマスの必須アイテム)、今年は目先を変えてチョコチップ入りに挑戦。
チョコチップ入りの500グラムサイズは販売されていないので、味の面からも1キログラムを買わざるを得ない!
というわけで大して悩まずに8,000円のを買ったよーと件の友達に報告すると「はあ?!」と言われました。うふふ。
お待たせしました。
これが肝心のチョコチップ入りパネトーネ。
手と比べると大きさがおわかりいただけるかと。
そのままもっしゃもっしゃ食べてもいいし、薄切りを軽くトーストしてアイスを乗せても旨いんだとか(コヴァの店員さんからの受け売り)。
切り口が汚いのはご容赦を。ふわふわパンだから切りにくいし、型の紙にへばりついて上手く剥がれないのですよ。と言い訳。
さて、肝心のお味はどうだったかというと、美味しいです!
……美味しいのですが、ドライフルーツ入りの方が好みかなあ。
ワタシはチョコの海に溺れて死んでもいいというくらいのチョコ好きなので「絶対チョコチップ入りが好きだって!」とヘンな確信があったのですが、どうやらパネトーネの生地にはフルーツが合うという刷り込みができてしまったようで「うーん。……これにオレンジピールが混ざっていたらもっと美味しそう」などと思ってしまいました。
なんというか、生地自体にチョコが練り込まれているわけではないから、パネトーネ独特の甘酸っぱさとチョコの甘みが乖離しているというか、そんなカンジです。
だからといって決してマズいわけではなく、美味しいですよ。
値段に「はあ?!」と言ってた友人に一切れお裾分けしたら「めっちゃ旨い!」と言うとりました。だからといって高いは高いんだけど。
というわけで今年も無事クリスマス気分が味わえ、満足しております。
おひとりさまのクリスマス
仕方ないなぁ、少しだけ頂に伺いますよ。
ママレードつけて食べると、ロッテのジャフィーみたくなりますかね?
けんぼうサマ
ジャフィーが何かわからなくてググッてしまいました。
あそこまでチョコチョコしいカンジはないかもです。