イタリア通いをするようになって十余年、イタリアに行かなくなってからも高いと文句を言いつつ日本でパネトーネを調達し続けてきたわけですが。

次第に「数年前はこの価格で1キログラムのパネトーネが買えたのに、今は500グラムしか買えないの!?」みたいな価格になってしまい。
参考:《2023年クリスマス》パネトーネ戦線に異常あり!? 円安・物価高騰がしんど過ぎる!
なんと、2024年は買わないまま12月に突入してしまいました…。
今年の9月、ビチェリンに寄ったら、早々にパネトーネのチラシが置いてありました。
何でも今年は完全予約制なんですって。
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えええ…、クリスマス前になるとリボンがけしたパネトーネがどんどこ積み上がっているのを見るのが醍醐味なのに…。
そしてビチェリンはそれを味わえる、名古屋では数少ないお店だったのに…。
数年前は「500グラムにしようかな〜、1キロにしちゃおっかな、いやいや3キロはさすがにデカいって」とキャッキャッと悩むのが楽しかったのに…。
売れ残ったパネトーネが新年の福袋に入っていて、いそいそと買ったりしていたのに…。
参考:2020年初売りでビチェリンのパネトーネに遭遇!
と、落ち込んでいる間に申込みの〆切を過ぎてしまいました。
取り寄せるにしてもイタリア輸入物じゃないと美味しくないし、東京に買いに行くのもぼやぼやしているうちに12月に入って忙しくなってきてしまって、それでふと気づくとパネトーネがないままクリスマスの足音がひたひたと聞こえてきた。そんな冬になってしまいました。
シュトレンは年々歳々どこでも見かけるようになってきたんですけどねえ。
アレも嫌いじゃないけど、砂糖がどっさり過ぎて一切れでいいわって気分になるし、ちびちびカットしながら食べないとシュトレンってカンジでもないし、熱心にお気に入りを探して買うほど好きでもない。
あーあ、せっかくクリスマスなのになあ。
と、やさぐれた気分で名古屋栄の三越に寄ったら、イベントで玉出木村家が来ていて、パネトーネ種を使ったというヴェネツィアーナを買ってしまったのでした。
玉出木村家の店員さん、いかにも大阪のおっちゃんってカンジで面白かったです。
ヨーロッパ気分を味わいたくてパンを買おうとしているのに、おっちゃんに「これが一番人気、これも絶対食べてほしい二番人気、ロールデニッシュは林檎入り、1個入り2個入り3個入りと揃っとるで〜」と捲し立てられ、「ほなコレも買っていき〜」とトレイに勝手にマフィンを乗せられそうになる。
この勢いに慣れていない名古屋マダム達は、困惑の苦笑いでした。
ヴェネツィアーナと、これまたパネトーネ風という食パンもお買い上げ。

いやね、パネトーネ種を使っていると言っても、絶対パネトーネじゃないとはわかっているんですよ。だって賞味期限が短いし、香りが全然しないもの。
大体、なんでパネトーネ風のパンでヴェネツィアなんだよ。発祥はミラノだよ。
とブツブツ文句を言いながら切り分けてコーヒーを淹れると、焼き菓子大好きなブリ男が寄ってきました。

パネトーネ特有の甘酸っぱい香りは全然しませんが、それでもバターのいい香りがするようです。
ブリさんを押しのけながら食べてみると、ふわふわ感は割とパネトーネを再現してありました。パネトーネとはまったく別物…と期待せずに口に入れたので、ちょっと嬉しかったです。
でもまあ、香りがね。あの独特の香りを嗅いで「ああ、今年もクリスマスだわね」と浸りたいんですよね……。
やっぱり輸入物を取り寄せようかなあ…。
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