新居で最もワクワクする設備は、コンロです。
新しいコンロは賢いから、使うのが楽しい!
料理に応じて自動メニューが選べるようになりました。
旧居のコンロは火加減の調整しかできなかったのに。そしてそれでも別に困ってなかったのに。
湯沸しメニューまであります。ちょっと過保護過ぎやせんかね。
一応取説を読んでみたところによると、設定温度通りになるように勝手に調整してくれるようです。予熱が済んだらお知らせもしてくれる。
コンロの言う通りに野菜炒めを作ったら、確かに早く美味しく仕上がったような気がします(自分比)。
ただ、途中で温度設定を変えるのは自分でやらなきゃいけないみたい。えー、なんだ、完全にオートじゃないんだ。
でも取説にかなりの数のレシピが載っていて、どのように温度を設定したらいいかが分かるようになっています。料理初心者にはありがたい仕様ですね。
で、久しぶりに取説で基本的なメニューのレシピをざっと確認したのですが、温度や火加減に対してワタシ結構いい加減だったかも…と反省しました。
別に何もかも強火でやっちゃうというわけではなくて、経験則でなんとなーく調整しているというカンジなのです。なので「ああ、ハンバーグって最初は180℃で焼いて裏返したら140℃に変えなきゃいけないんだ」と不惑を目の前にして初めて認識するものもあったりして。言われてみると「ちょっと火が強いかな」と思って調整していたけど、何℃かまでは考えたことなかった。
そもそも揚げ物をしないから料理温度計を持っていないので、「とろ火」「弱火」「中火」「強火」でしか考えていませんでした。料理に直火を使わなくなって10年も経つのに火加減はアナログのまま。
単にレシピだけってのは、全然アタマに入らないです。
例えば温度が下がるときに浸透圧で調味料が食材に入りますよとか、卵は75℃で凝固するから温度が高過ぎると茶わん蒸しに「す」が立ちますよとか、原理原則を踏まえて「なのでこうした方がいいですよ。これをやると失敗しますよ」と言われると「ああ、そうか」と納得するから身に付くけど、ただ単に最初は180℃でぐつぐついったら130℃にするとか言われても覚えられません。
そうやって覚えられない人がいるからこその自動メニューだろうに、なぜかアナログな料理の基本について学びたくなったという。
まあ何にせよ勉強したくなることは悪くありません。ということにしておきます。
数ある自動メニューの中で一番感激したのは、炊飯です。
これはラクです!
たかが炊飯ですが、加熱時間はレシピ本によって割とまちまちです。
あれこれ実験した結果、沸騰してから蓋をして強火で1分+中火で4分+弱火で5分+蒸らしに8分というのがワタシの定番でした。
でもこれも吸水加減で炊き上がりが違うし、蓋を開けられないだけに頻繁に吹きこぼしていました。
吹きこぼれたところで平らなIHコンロのこと、多少(多大?)な吹きこぼしはご愛嬌ということで…と目をつむり、後で掃除すればいいと割り切っていたのです。←吹きこぼれない加熱時間を探すとか、ガラスが蓋の鍋に買い替えるとかまでやる根性はナシ。
ところが、コンロの炊飯メニューを使うと、ワタシが火加減の面倒を見る必要がありません。しかも吹きこぼれもなし。
ちまちまとタイマーをセットしていたのは何だったんだろう!
ただ、自動メニューにも欠点があります。
炊き上がるまでの時間がちょっと読めないのです。
取説を見ると、28分~50分となっています(鍋と合数で変わるらしい)。しかも炊き上がるまで残り時間が表示されるのが、まあまあ時間が経ってからなのです。
28分と50分とでは結構違うぞ!? 50分もかかるなら炊飯器の方が早いぞ!?
とドキドキしながらストウブ16センチで2合を炊いたところ、28分くらいで済みました(上の写真は12センチ1合)。
50分って一体何合なんでしょうね。
炒め物や卵焼きメニューは定着する気がしませんが、炊飯メニューはガンガン使う気がします。というか手動で炊飯する気になれない。
こうしてまたひとつスキルを失うのでした。
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