ブリ男との暮らしも早や5年。

最初の半年くらいは何をやらかすか読めない小さな毛玉にオロオロしたものですが(ケーブルを噛み切られるとか、水皿の水を全部ブチまけられるとか)、さすがに5歳にもなると落ち着いたもので行動がわかりやすいので、ワタシもピリピリ見守らなくても済むようになりました。
小さい頃、ブリ男の縄張りはリビングのみでした。
仔猫の頃はリビングのドアを開けると「うわーい」とばかりに飛び出てしまったのが、大きくなって知恵がつくとドアの隙間から「あっちは何だか怖いぜ…」と覗くように。
その様子を見て、ワタシがつきっきりで面倒を見られるときに「ブリさん、お母さんと一緒に冒険する?」と言って、一緒にリビングから出てクローゼットや洗面所、浴室などを回って慣らしました。
それを繰り返した後に玄関の前にいい加減なフェンスを立てて。

参考:【100均】ダイソーのワイヤーネットで猫のペットフェンスをDIY!
このフェンスでも充分立入禁止と理解してくれたので、今はワタシが在宅中はリビングのドアを開放しています。
開放しているといっても、入浴中と夜寝るときはブリ男をリビングに入れてドアを閉めています。
万一何かビックリするようなことがあって事故があったら嫌だし、クローゼット部屋には勤務先から借りているPCを置いてあるし、ワタシの目が届かないときはブリ男にご遠慮いただいているのです。
が、しかし、この2年在宅勤務率が上がってリビングのドアを開放してあるときのブリさんの様子を見る機会が増えても、ブリ男は特に変わったことをやろうとはしません。
ほとんどリビングの中でぐーぐー寝ていて(冷暖房の季節は特に…)、たまにのそのそと洗面所をチェックしたり、クローゼット部屋の窓枠で外を眺めたりするくらい。
そんなある日、ワタシの入浴準備の気配を察するとリビングに戻って昼寝をするブリ男が、クローゼット部屋の窓枠に乗って黄昏れていました。
「なんだか春は物憂いぜ…」と思っていたわけでもないと思いますが邪魔しづらかったので、「ブリさん、今日はそこでお母さんの風呂上がりを待つの?」と声をかけ、そのまま風呂に入ることに。
途中、浴室の前に来て「なんか、中でおっかないことやってるわ…」みたいなカンジに覗き込んでいましたが、それもすぐに飽きて洗面所から出ていってしまいました。
ワタシが風呂から上がってみると大人しくソファの背もたれの上で寝ていたようで、眠そうな顔でこっちを見ていました。
そんなことがあってから「デカい生き物の入浴中はクローゼット部屋でまったりするのもアリ」と判断したようで、風呂のお湯張りが終わる頃にはクローゼット部屋の窓枠に乗る日もあればリビングの爪とぎの上で寝転ぶ日もある、てなカンジで、気ままに楽しんでるようです。
以前はワタシの入浴中ともなると洗面台に置いてあるヘアゴムを飛ばすイタズラのチャンス! とばかりに必ずゴムをどこかへやってくれていたのが、頻繁にデカい生き物の入浴を観察できる状態になるとかえって興味を失うようで、最近はヘアゴムもタオルもイタズラに遭わず無事です。
仔猫のときは好奇心全開だったのが、大人になってちょっと怖いものが増えると、人間としてはラクですね。
先日、ベランダに大きなゴミが落ちていたので、ブリ男が夕食を食べている隙に拾うことにしました。
ワタシは洗濯物の外干しを諦めていて、今の部屋に引っ越してからは物干し竿も使っていません。街中だとベランダも竿もすーぐ汚くなるから、それの掃除が嫌んなっちゃったのです。
更に冬ともなれば窓掃除の頻度も落ちるので、ベランダの出入りの頻度はすごく低い。
そしてたまにベランダに出入りするときは、万一に備えてブリ男はケージに入れてしまう。
そんなわけで、ブリ男は窓が開くのは平気なんだけど、ワタシがベランダに出る様子を目の前で見ることはまずないという状態です。
んで、そのゴミを拾ったときは「すぐ終わるし夢中で食べてるし、まあいいか」とケージのドアを閉めずにベランダへ出たのですね。
すると網戸を閉めるか閉めないかの内に、部屋の中からダダダダッと元気な足音が聞こえてきました。
えー、なに、ブリさん、まだベランダに出たいという野望があったわけ? と慌てて部屋を覗くと、掃き出し窓とは反対側の、廊下の奥にビックリ顔のブリ男が固まっていました。
大好きなゴハン中だったのに食べるのを中断して、何やらおっかない気配を感じて慌てて逃げたみたいです。
ワタシがベランダから戻ると更に遠く、洗面所の方へ駆け込んでしまいました。
「ブリさん、ゴメンね~。怖くないよ。もう網戸元通りだよ」と言いながら洗面所を見ると、「…………ビックリした!」という顔をしたブリさんがいます。
まあ、そのうちゴハンに負けて戻ってくるだろう、と放っておくと、案の定数分で恐る恐るリビングに戻り、ケージに入って食事を再開しました。ゴハン中にビックリすることがあってもゴハンを嫌いにならない食いしん坊、素敵です。
仔猫のときは「網戸の向こうに行きたい!」とそわそわして、何度か網戸を登ろうとしていた子(どんくさいので一度も成功していない)が、「ベランダ怖い!」になるとはねえ。
むやみに出たがるよりは怖がってくれた方が助かりますけどね。
もうひとつ、最近ブリさんの態度が変わったことがあります。
それは歯磨きのとき。
以前は歯磨きシートの準備をすると口を真一文字に結んで「絶対口を開きません」というカンジだったのが、最近は諦めたのか自ら「いーっ」とやってくれます。
喜んでやっているわけではなく、歯磨きシートを巻いた指を近づけると必ず後足でワタシの手をブロックはします。でも「はいはい」と言って強引に手をブリさんの口まで持っていくと、しぶしぶ「いーっ」となる。
とはいえちょっと長い時間やると首を振って嫌がるし、歯ブラシは拒否だし、歯磨きは嫌いなんですけどね。
まったくやらせないわけにもいかないと悟ったのか、諦め顔で「いーっ」とやるブリさんが可愛いです。
その調子でブラッシングも諦めてやらせてくれたらいいのですが、こっちはガッツリ嫌がります…。
この時期、歩くだけでフサフサと毛を撒き散らし、落ちている毛量で昼寝の場所が推理できるくらいの抜け毛があるんだからブラシしまくりたいのですが…。
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