子どもの頃から若い時にかけて、割と容赦なく日焼けをしていたので全身のあちこちにシミがあります。
ビーチリゾートに行けばビキニでウェイウェイしていましたからねー。
一応日焼け止めを塗るものの、遊びに夢中になると塗り直しをすっかり忘れて夕方には真っ赤になるというパターン。
二の腕や、なぜか腹にシミや黒子があり、汚い肌を見る度に世界各地の海を思い出すのでした。
そんなわけで、顔にもしっかりシミがあります。
美白化粧品で何とかなるレベルではないので早々に諦めて、20代の頃には「40歳になったらレーザーで焼き払ってやるんだ」と決めていました。
が、40歳になってからも数年間放ったらかしにしていました。
なぜかというと、いざ40歳になってみると、若い頃想像していたより稼ぎが少なくて美容治療にまでなかなか手が回らない経済状態だったから。
なんかね、40歳ってもっとバリバリ働いてガツガツ稼いでガンガン消費するイメージがあったんですよ。
実際はちんまり稼いで、部屋に引きこもって猫とイチャイチャという生活。これはこれで幸せだなーとは思いますが、人生とはままならぬものだとしみじみします。
もうひとつ、今の仕事がバックオフィス系で人と会うわけではないので(会社に行けば同僚とは会うけど)、キレイにしていることにそこまで熱心になれないせいです。
人と会う系だとエステ通ってー歯並び治してーなんてやっていたけど、引きこもって黙々と作業する系の仕事だと誰もワタシの顔のシミなんて気にしないですからね。
そんなわけで若い頃の「40歳になったらシミのレーザー治療を」という誓いをスルーしていたのでした。
一応、頭の片隅にはシミの件が引っかかっていました。
なのでシミシワが気になるお年頃の女子が集まって「どこの医者がいいの?」みたいな話題が出たときは、耳の穴をかっぽじって聞いていたのです。
そんな中、ワタシより少しお姉さんの、肌が真っ白でツルンツルンの人が某皮膚科に通っているという話を聞きました。
そのお姉さん以外のルートでも「あそこはいいらしい」という話を聞いたので、かなり有力な情報です。なのでワタシもいつかはそこで、みたいな野望を抱いていました。
しかし人気皮膚科だと予約が全然取れないんですよ!
友人のシミの話をした直後、気持ちが冷めない内にと予約電話競争に参戦してみたのですが、iPhoneの発信履歴が全部その皮膚科の番号で埋まっても電話が繋がりませんでした。やっと繋がったときはその月の枠はすべて埋まった後。
面倒くせーなーと思って、結局そのまま数年間放置していたのです。
ふと気づくとワタシも40代半ば。
30代のときは「ちょっと気になるな」程度だったシミが濃くなるお年頃。
このまま面倒くせーなーと放置していたら50代に突入し、ますます面倒くさくなることは目に見えています。
そしてレーザー治療の直後は紫外線がご法度というではないですか。
それなら日射時間の短い冬に治療する方がラクです。
そう考えて毎年秋になると「そろそろレーザー治療にいい季節だから予約を入れないとなあ」と思うのですが、毎年毎年バタバタしているうちに年が明けて美容治療どころではなくなるということを繰り返しています。
あはれ今年の秋も去ぬめり!
いかんいかん、こんなことをしていたらマジで次の瞬間には50歳になってしまう!
というわけで、やっと重い腰を上げる気になったのが2022年冬でした。
件の皮膚科も気になるけど、予約が取れないんじゃ仕方ないです。
シミ治療をしているのはその皮膚科だけじゃないんだし、ということで自宅から通いやすい場所で皮膚科と美容皮膚科が併設されているところを検索しました。
んで、どこもレーザー治療をやっているのはわかったのですが、レーザー治療の種類が多くて何が何だかわからない。
エルビウムYAGレーザーって何? 炭酸ガスレーザーって? Qスイッチルビーレーザーとかフラクショナルレーザーとか何のこと??
お値段も顔面全部やると数万円というのは何となくわかったけど、こういうのはちょっとずつ何度もやるもの? 最初は1カ所だけジュッとやるの?
と素人が調べても謎が深まるだけだったので、まずは皮膚科でカウンセリングしてもらえるところに行こう、とネット予約が簡単にできる(これ大事)ところに行ってみることにしました。
当日皮膚科に行ってみると、待合室はガラガラでした。
このご時世、完全予約制の病院ってラクよね。予約しても待たされるとか、もう耐えられない身体になってしまったわ。
なんてことを考えながら問診票に記入し、予約した時間まで間があったので本でも読もうとしたら「りんむさーん」と診察室から呼ばれました。
診てくれたのは40〜50代くらいのおじさん先生でした。
「この辺のシミが気になって」とフェイスラインを示しながら漠然とした相談をすると、「年季が入ったシミはもう盛り上がってしまっているから、簡単に取れないですねー」とのこと。
えっ、じゃあ無理に取らない方がいいのかしら…と逡巡していたら「今から炭酸で焼いてしまいましょう」と、診察室にある診療台を指されました。
えっ、こういう治療法があって〜こういう違いがあって〜アナタの場合はこれがいいですよ〜お値段はこんなもんですよ〜みたいなカウンセリングじゃないのか。併設の美容皮膚科のエステで処置とかじゃなくて、ここで今から焼くのか。
と戸惑いましたが、ジュッとやる気満々で来ているので診察台に寝ました。
さすがに全顔一気にやるわけではなく、まずは左頬の目立つ箇所をやりましょうということで、軽く消毒した後ジュッです。
痛みとしてはピリリとする程度ですが、ちょっと眉をひそめてしまうくらいには刺激がある。あと、タンパク質の焦げた臭いがします。焼いてる焼いてる…。
数カ所ジュッジュッとやられた後は「んじゃまた様子見せてね」と先生はさっさと次の診察に移り、看護師さんから炎症止めの薬を数日間塗るように説明されました。
お値段は2,000円ちょっと。保険診療適用でした。
あれっ、保険利くんだ。顔全部やると数万円というつもりでいたので拍子抜けです。
ジュッと焼いた箇所は、翌朝くらいまでは水が染みましたが、その後は特に何もなく。
数日すると、濃いシミに代わって薄いピンクに変化しました。これは1〜3カ月で消えるらしいです。このピンクの痕がそのまままたシミになったら元の木阿弥ですが。
気を良くして再診し、今度は右頬の目立つシミをジュッと焼いてもらいました。
左頬で特にトラブルはなかったので前回よりも多めにジュッジュッとされましたが、今度の料金はまたまた保険適用で1,000円。
なんか、別に生死に関わる治療でもないのに保険使ってゴメンね…。
というわけで、数年間ぐずぐずしていた割には目立つシミを消すだけなら3,000円ちょいで済み、なぜもっと早くやらなかったんだ…という気分です。
今回はいぼや脂漏性角化症(老化でできる、盛り上がったシミみたいな良性腫瘍)と同じような扱いで保険適用で治療してもらえたらしいです。
これだと肝斑やシワには対応してもらえないし、「つやつやーんとした赤ちゃん肌が欲しいわあ」みたいな美肌は無理ですが、ワタシの場合はとりあえずこの程度でもいいかなーなんて思っています。
これで春になる頃にピンクの痕も綺麗に消えていたら、毎年冬に目立つ大物をちょこっとずつジュッとやるのを恒例行事にしてもいいかもしれません。
肝斑を消すのは50歳くらいになったらまた考えよう…。

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