デカい生き物の手に甘えているように見えますが。

なでなでが嫌でブロックしているのです。トホホ。
さて、今年の春頃から俄にワタシが食べる焼き菓子系に興味津々になったブリ男さん。
そのうち飽きるかと思いきや、いまだに興味津々です。
野菜炒めとか煮麺とか納豆ご飯とかにはとんと関心を示さないのに、パンだのケーキだのには惹かれるようです。
しかもスーパーで買った超熟と、素敵パティスリーで買ったケーキとでは、態度が違う。
超熟は一応匂いを嗅ぎに来るけど、くらいなのが、お高いケーキだと皿に頭をぐいぐい突っ込んできます。なんで美味しいモノが分かるのよ…。
ブリ男は仔猫のときは何でもかんでも皿に頭ぐいぐいだったのが、どうなっても食べさせてはもらえないと理解したようで、ある程度成長してからはワタシの食べ物には手出しをしないお利口さんです。
ワタシもそれに慣れてしまって、食後にテーブルに皿が乗ったままの状態で席を外したりするのを見て、友人が「ブリちゃん、悪戯しないの?」とヒヤヒヤしていました。
友人宅の猫は隙あらば皿を舐めるしキッチンで小松菜を狩るしで目が離せないらしい。
そういえば、料理中に手を出されたこともないなあ。盛りつけた後のパスタの皿に足を突っ込んで、デカい生き物にシャーシャー言われて以来、黙って見ているだけです。
と、こんな風に油断して生活しているので、ある日マフィンを食べている最中に宅配便が届いたときも、テーブルをそのままにして受け取りに出ていました。
ブリさんのゴハンが届いたよ〜よかったね〜と部屋に戻ると、皿の前で「恐る恐る」という表現がぴったりの、へっぴり腰のブリ男がいます。
マフィンに齧りつこうとしていたようで、ワタシが戻ってきたのを見て「やべっ」という顔をしていました。
これが泥棒猫か…!
と、半世紀近く生きていて初めて目の当たりにする「本物の泥棒猫」に感動すら覚えたのでした。
しかしマフィンを食べられるわけにはいかないので、泥棒猫をふんづかまえてシャーシャーと威嚇したのでした。
捕まったブリさんは「んぁおわあぁぅうあん!」と文句を言ってました…。
マフィン事件を忘れた頃のある日、友人と散々アップルパイの話をしてすっかりアップルパイの口になったワタシは、フォションでアップルパイを買って帰りました。
アップルパイにはお紅茶よね〜といそいそと紅茶を淹れ、アップルパイと共にテーブルに並べると、自分のオヤツを食べ終わったブリ男がスタッとテーブルに乗ってきました。
あー、アップルパイもいい香りがするよね〜とブリ男を見ていると、すごい勢いで頭を皿に突っ込んできます。
「こらこら、これはブリさんの食べ物じゃないよ」と押しのけても、押し返す。
普段は可憐な小さな生き物です☆ みたいな顔して生きているけど、こういうときの力強さはやっぱり肉食獣だなあと感心します。
ナイフとフォークで優雅に食べるつもりが、片手はブリ男の頭をブロックするために塞がれて、なんとも慌ただしいティータイムとなりました。
ワタシがあんまりブロックするから観念したのか、ブリ男は皿の前に座り込みました。
そして盛大に喉を鳴らし始めました……。
えー、ワタシの食事を眺めながら喉を鳴らすなんて普段やらないじゃない!
ブリさんの皿にゴハンを盛ってやるときは喉を鳴らすけど(それどころか涎も垂らす)、パンでも焼き菓子でも今までなかった現象に困惑です。
おとなしく丸まってくれたので両手が使えるようにはなりましたが、喉をぐるんぐるん鳴らしながらガン見してくるブリさんの前では落ち着いて食べることができません。
せっかくのフォションのアップルパイを慌てて食べる羽目になりました。
ワタシがパウンドケーキとかを焼くときも熱心に見張っているので、おそらくバターの香りにうっとりしているのかと思われます。
アップルパイはシナモンの風味もするのでそこまで夢中になるとは思わず、ちょっと面白かったです。
そんなに食べたがっても、人間のお菓子なんて猫には毒だからなあ。
近いもので猫でも食べられるモノって何でしょうね。猫用のミルクとか?
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