しばらくブログをサボっていました。
コロナに罹って書く習慣が途絶えたのと、治ってからもバタバタしていて書く時間が取れなかったのとで、なんとなく書かずにいました。
不思議なもので、しばらく書かずにいると何かやっても「書くほどのネタでもないしなあ」なんて思っちゃって、つい言語化をサボってしまいます。いやいや、今までもしょーもないネタを書き散らしているじゃないか。
昔、一時期ブログをサボっていたとき、しょーもないネタを人様に披露できる程度に整えるのも多少は時間がかかるので、書かないってラクだなーなんてことも思いました。
が、生活に句読点がないというか、なんだかダラダラと時が流れていく感があったので、日記代わりにブログを書くことはワタシには必要なのだと思われます。
さて、バタバタしていたことのひとつに、土地探しというビッグイベントがありました。

今までも「注文住宅が欲しいなあ」とハウスメーカーや工務店をほんのり回りましたが、「もっと資金を持って来いや」とか「そんな漠然としていても。本気度が足りないよね」みたいなことを遠回しに言われ、カネや気合が足りないのは本当のことなので話が進まず、というパターンばかりでした。
参考:四半世紀ぶりに住宅展示場なる場所に行ってみた!
ところが某店では「ウチではこんな家が建てられますよー」の後に「では土地を探してみましょっか」という話になり、家を建てる話をほんのり具体化することになったのです。
しかし、この土地探しが難しいんですよね。
ワタシが今のマンションがあるエリアを絞ったときは、こんなことを考えていました。
- 洪水や土砂災害などを気にしなくていい
- 通勤に便利な路線の、駅から徒歩圏内
- 平らな土地
- いかがわしいお店がないエリア
- かといって、夜にオンナひとりでも歩けない街は嫌
- 車がなくても生活できる場所
この「車がなくても」というのが名古屋というか愛知ではかなりのネックです。
なぜ車レスで暮らしたいかというと、維持費の割に生活の質が上がるわけでもないから。
ワタシの場合、どんくさいのに車がないと生活できない土地で育ったから仕方なく免許を取り、いつか事故るんじゃないかとヒヤヒヤしながら通学通勤し、実際何度か事故に巻き込まれてしまいというカンジで、車大好き運転ラブというカンジでもないのです。
なので休みの日に長距離ドライブをするわけでもなければ仕事で嫌なことがあった日の帰りに海まで行って「バカヤロー」と叫ぶ習慣もなく、平日は半日会社の駐車場に車を置きっぱなしにして、週末はスーパーに買い出しに行くか実家にゴハンをたかりに行くかという程度。
それで車買って駐車場代とガス代と税金と保険料を支払うのか…と思うと、ちょっと「うーん」と思うお買い物なわけですね。
しかし車はあった方がやっぱり便利なものですから、車を捨てて街中に住むという決心をするには時間がかかり、住みたい範囲を絞るには3年ほどかかりました。
あれこれ心配しましたが、車なしの生活は想像以上にラクです。
たまに必要と思うときもカーシェアリングやレンタカーで事足りるし、病気をきっかけにそれもやらなくなっちゃいましたが何とかなるものです。
と、自分の車を持たずに20年間、ペーパードライバーになってからは10年が経過したのでした。
ところが、この車レスでも生活できるエリアでは、土地が高過ぎてワタシには買えません。というか土地が出ません。なので今の街を出て探すことになるわけです。
が、今の街以外は駅から遠いとか水害が心配とか高低差がえぐいとか民度が低いとかいろいろ理由があってそこには住まないと過去に決めたので、まあなかなか難しいわけですよね。
現在も今の街に不満があるわけではないので、土地の資料を見ても「住みたいかと言われると、どうかなあ…」となるのです。
この辺りでフツーは「本気で探す気がないなら来るな」となるのですが、某店の担当者は「それじゃ今度はこっちのエリアで探してみましょっか」と食らいついてきます。
その熱量になんとなく促されて、それでしばらくはスマホでポチポチと土地を探したり、勧められたエリアをぶらぶら歩いてみたり、なんて日々が続いていたのでした。
んである日、担当者が出してくれた資料の中に「まあまあいいかも…?」と思える土地がありました。
駅からめちゃくちゃ近いというわけではないですが、許容範囲。
絶対浸水するよねーと思っていたエリアでしたが、ハザードマップを見るとギリギリ大丈夫そう。
大きなスーパーが近所にあって生活に困ることはなさそう。
土地自体は狭いのですが、ワタシが欲しい家には充分な面積があり、駐車場も取れる広さです。
住宅地の南道路で、採光の困難もないでしょう。
難点は、予算オーバーなこと。そしてちょっと間口が狭めです。
しかしこればっかりは建物とトータルでバランスが取れるかが問題です。
というわけで、担当者はラフな建物案と見積を作成する一方、ワタシは実際にその土地を見に行くことにしたのでした。
週末の朝、お目当ての土地の近くの駅を降り、ぶらぶらしてみました。
道は綺麗に整備されていて清潔感があり好感が持てるのですが、学校や住宅、団地などが並んでいて、ワタシにとって便利かと言われると果たしてどうでしょう。
今住んでいる場所だとオシャレなケーキ屋やセレクトショップが並んでいて、ウインドウを見るだけでもウキウキするんですよね。まあ、ケーキ屋は毎日行くわけでもないから便利とも違うのですが。
ふらりふらりと遠回りしながら歩くと、ハザードマップ上でなぜギリ大丈夫なのか判明。ちょっと高台になっているらしく、少し先には長く緩い下り坂がありました。
その先には川があり、反対側にも川があるので、ギリ大丈夫といっても伊勢湾台風や東海豪雨級の災害になるとアウトな気がします。家自体が無事でも水に囲まれて陸の孤島になりそう。
うーん、昔選択肢に入れなかったエリアは、それなりの理由があるわけだぜ…。
などとのんびり歩いていたら、お目当ての土地に到着しました。
駅からの徒歩時間はちょっと長いかなーと思っていましたが、道が平坦なこともあり、気にするほどの距離ではなかったです。
さて、肝心の土地ですが。
間口狭めと知ってはいたものの、実物を見ると「だいぶ狭いな…!」という印象でした。実家の1/3くらいしかなさそう。
そして実家と違って名古屋市内なものですから、建物と建物の間隔はぎゅんぎゅんです。窓の前は壁という、ワタシがマンション探しでも忌避していた状態になりそう。
そこに建つであろう家を想像してみると余裕がなくて、ワタシは別に広い庭が欲しいと思っていたわけではないのですが、マンションにはない開放感が欲しいのかもね、と思いました。
周辺を見渡すと古くて立派なお屋敷もあればマンションもあるという住宅地で、新しい家は広い家を分筆して建てたであろう隣とぎっちぎちの3階建てが多かったです。
まあ、こういう土地に建てるならそれが一番効率がいいんだろうけど、老女のひとり暮らしに3階建ては要らんしなあ。
あまりまじまじと観察していると不審者扱いされそうなのでほどほどのところで切り上げて、帰りは最寄りではなく遠い方の駅に行ってみました。
遠いといっても数分変わる程度で、こっちの駅の方が駅前に大きなスーパーがあって賑やかです。
会社帰りにこっちの駅で降りて、スーパーで食材を買って、住宅地を歩いて帰る。なんだかんだとこれで生活できちゃうよね。
と、何がなんでもこのエリアに住みたいとか、ここに住む必然性とか、そういうものはないけれど、住めんことはない。という感想を持ったのでした。
さて、後日。担当者にこの土地で建てるとしたらこんな家になるよ、というプランを見せてもらいました。
やっぱり間口が狭いのがネックで、どうしてもウナギの寝床状態になります。
が、建売のウナギの寝床住宅を見ると「これはちょっと…」としか思わなくて細長い土地はないわーと思っていたのですが、ワタシ用にカスタマイズされたプランだと「えっ、住めるじゃん!」というカンジ。
事前に「これは要る。あれは要らん」と担当者に伝えてあったので、生活動線がコンパクトな、ワタシにとっては充分な家になっています。
充分というか1階にも2階にもトイレがあったり、ガス乾燥機を洗濯機と並べて設置したりと、贅沢仕様。
モノを全部隠したいという要望を叶えるため、今のワタシの部屋のような狂気のごとき大きさのクローゼットもあり、しっかりワタシ色になっています。
ちゃんとワークスペースも確保してあって、でも余分な部屋はなく、ワタシ的には「住める! いや、住みたい!」みたいな家でした。
が、細長い家のため補強に必要な壁ができて微妙に家具の配置がやりづらいのと、この形状のせいで工事費が高くついて予算をひょいっとオーバーしていること、南道路で間口が狭いと南側が玄関に取られてベストな間取りにならないことなどいろいろあり、「カネはなんとかします、これでやっちゃいましょう!」と決断はできませんでした。
さて、今後はどうしましょうかね。
ウナギの寝床でも建売ではなくワタシ色に設計された家なら充分住めるというのが判明したのは、大きな収穫でした。
でも間口があと1メートルは欲しいところだな。と分かったのも収穫。
そして、どうせ家を建てるなら坪庭程度のゆとりが欲しいものだわ…という思いに気づけたのも収穫でした。
ここで諦めてもいいのですが、粘り強い担当者は「引き続きチェックしますので、良さげなのがあったら連絡していいっスよね」とヤル気です。
若いと体力と根気があって素晴らしいわね。そして、ホントはこれくらい体力・根気のあるときに家を建てるのが正解なんだろうね、と担当者の若さを眩しく感じるのでした。
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