えー、手術することにしたわ! と言ったはいいけれど、まだ手術には至っておらず、毎日痛い痛いと唸りながら生活しています。
何しろ椎間板ヘルニアって死なないから、びっくりするほど後回しにされているんですよ。そもそも手術してもらえそうな大きな病院の診察に至るまでもが、ひと月近くかかっている。紹介状があるのに、ですよ。
確かに死なないんだけどさ…。死にたくなるほど痛いんだよ…。
そんなつもりなら救急車呼んじゃうぞー。なんて腹の中が真っ黒になっていきます。
そんな暮らしの中、アレが届きましたよ!

はい、エアバギーのドーム3、2025年春に発売されたスモールです!
スモールでこの箱のサイズか!
なぜこんなにデカい箱がドカドカと届いたかというと、フレームとコット(動物を入れるカゴ)が別の段ボール箱に入って届いたからです。
ううむ、足腰が痛いときにこれは重労働…。店舗に取りに行ってその場で組み立ててもらえばよかった。
と、後悔したことは言うまでもありません。
箱をバリバリ開封しているときは怖くて近寄らなかった坊ちゃんも。

見たことのないブツに興味津々です。
これは何かというと。

買い物に使えるバスケットがこうして畳まれて、専用ケース入りで届いたのでした。


このデカいバスケット、収納するにしても一体どこへ、と悩んでいたので、畳めるとなるとすごくありがたいです。シューズクロークにぽいっと入れておけばいいからね。
しかし折り畳み式なので、正直やぐい(名古屋弁)。
左右の補助板を立ち上げて、マジックテープでバリバリ留めるだけなんですよ。
ま、これにはブリ男を入れるわけではないからいいんだけど…。
ブリさんには、こちらのコットに入ってもらいます。

10キログラム以下の小動物用といっても充分デカいぞ!

底面積的には今まで使っていたバッグよりちょいと大きくなっただけというカンジですが、高さが出ました。

おっ、気になりますか。

早速入ってみますか。



…気に入りませんか、そうですか。
さーて、タイヤも取りつけたし、あとはアダプターを装着してコットやバスケットを乗せてみるか。
てところまでいったのですが、このアダプターがつかないではないですか。
説明書の通りにフレームにガチンとはめようとするも、はまらない。
えー、なんで? ワタシ何か間違ってる?
と、公式動画でアダプターの装着方法を観ても、いとも簡単にガチンガチンはめています。
いやいや、こんな細っこい娘さんがガチンガチンはめられるものじゃないでしょ、おばちゃんがこんなに頑張っているのに。
…え? なんではまらないの?
あれこれトライしてみましたがどうにもなりません。
諦めて、店舗に持ち込んでみることにしたのでした。
後日、エアバギーの店舗にフレームとアダプターを持ち込み「はまらないんです…」と店員さんに泣きつくと、「あー、これ最初固いからつけられないってお客さん多いんですよね〜」と、いとも簡単にガッチャンガッチャンはめてくれるではないですか。
え? ワタシのあの数十分間の格闘はなんだったの?
と、狐につままれたような気分になったのでした。
こんなことなら、やっぱり宅配じゃなくて店舗受け取りにして、こうやって組み立ててもらえばよかった。
しかし、ワタシの場合、ドーム3スモールはコットとバスケットとアダプターが共通仕様で、そのままガチガチと入れ替えられるからこそ買ったようなものです。
これがスモールサイズじゃないドームのコットとか、ベビーシートとか、バスケットとかを使い分けようとすると、その度アダプターを付け替えなきゃいけない。
ワタシはこのままアダプターをつけっぱなしで使うからいいけど、取り替える人はホントにこんな固いモノを都度ガチガチやっているのか…?
と、不安(?)になりました。
そんなわけで、ようやくバスケットを乗せられるようになりました。

デカい!
うちの狭い玄関を占拠されました。
これでスモールサイズか〜。
ワタシゃベビーカーとしては使わないんだから足置きをなくすとか、もうちょっと小さくならんかったんじゃろうか…。と、迫力に怯みました。
双子ちゃんを生むには、協力的なジジババはもちろん、広い玄関も必要だわね…。と、エアバギーの店頭で見る双子用の馬鹿でかいベビーカーを思い出しながらしみじみしました。
これが問題のアダプターです。

なんてことない、フレームに巻いてカチッとするだけなんですけどね。
非力なババアには、そのカチッが難しかった。
標準で、ボトルホルダーもついてきます。

しかも左右にひとつずつ。
こういうところが犬用ですよね。猫は散歩には連れていかないからなあ。
フレームを畳むとこんなカンジ。

こうして見るとまあまあコンパクトに見えますが、これをシューズインクローゼットに入れると「わあ、邪魔だな!」と思う程度にはデカいです。
面積的には靴2足分ってカンジだけど、体積がね。
これでスモールサイズか…。スモールが出てから買って、ホントによかった…。
と、クローゼットの扉を開ける度に思います。
スモールだと通常サイズと何が違うかというと、ひとつはハンドブレーキがない点だと思います。
フツーのタイプにはハンドル部分にキュッと握れば止まるブレーキがついているけれど、スモールサイズにはナシ。
その代わり、カートが転がっていかないようにリストストラップがついています。
本体についた紐を手首に巻いて転がりを防止してね、というカンジ。
この紐が、まあただの紐でして。
フレームを畳んだときに広がり防止に留めるための紐と変わらない、丈夫さ優先の、洒落っ気も何もない紐です。
しかし、リストストラップはやっぱり必要で、取り回しのいいカートは道路のちょっとした傾斜でもコロコロ転がっていきます。
大切なブリさんを乗せているわけでもないし。と、ストラップなしで買い物に行った帰り、ふとした拍子にコロコロしそうになり、慌ててストラップをつけました。
これが通常サイズのフレームなら「キャッ」と思ったときにギュッと握ればいいわけです。
そして、いうても通常サイズもスモールも重量は変わるけど(価格も変わるけど)フレームサイズは実は変わらないらしいので、この辺りどう折り合いをつけるかが選びどころなのかと思います。
さて、せっかくカートが来たのなら、ブリさんを動物病院に連れていきたいものです。
折りよく(?)肝臓の薬がそろそろ切れるから貰いに行かなきゃいけない。
そうそう、最近は耳の汚れもあるから掃除してもらいたい。
それに何より、ワタシが座るのがしんどいせいで爪切りがあまりできていないから切ってもらいたい。これはワタシの入院前にやっておかねば、巻き爪になってしまう…。
若いときは爪とぎでもタオルケットでもデカい生き物のデニムでもパリパリやって頻繁に爪を剥がしていたのが、歳を取るとあまりやらなくなりますね。
と、動物病院に行きたい用事を捏ねくり回して予約しました。
問題は、エアバギーのコットが猫向きではないことです。
買おうかなあどうしようかなあと悩んだことのひとつが、この「これで運んで、猫は脱出しないのか?」ということでした。
何しろ蓋を被せてマグネットでカチンと留めるだけなんですよ。
えー、信じられない!
もっとこう、ファスナーでぐるんとかじゃないと、暴れたら一撃じゃん!
プラスチックのキャリーケースを「今日来るときに暴れて壊しちゃって」と話している飼い主さん、病院の待合室で見たことあるよ!
しかし多分、メインターゲットは犬の、エアバギーペット。
こんな高くてオシャレなカートでワンコを運ぶとき、きっちり蓋をできるかどうかなんて誰も考えてないんですよ。
サッと開けて可愛い自慢のワンコを見せびらかすことができるかが肝要なんですよ(偏見)。
てなわけで、カートのついでにハーネスとリードも購入したのでした。

ブリ男のサイズがよくわからんので、アジャスターつき。首と脇にストラップを巻くタイプです。
しかし、これがブリさんには大不評でした…。
仔猫のとき首輪を試着したことがあるのでイケるかと思いきや、断固拒否。
きゃあきゃあ鳴くだけでなく、珍しくガブーと噛まれました。
先日、Instagramで「ブリさんに噛まれた」と報告したのは、この件です。
後に尾を引かないのはいいけど、病院に行くときどうするかなあ…。その前にもう一度試せるかなあ。
と悶々としていたのですが、なかなか機会に恵まれず。
最近のデカい生き物は急にソファに倒れ込んで唸り始めたりするから、ブリさんはちょっと引いているようで、夏ということもあり微妙な距離感があるまま生活しています。
そんなわけで強硬なこともできず、結局動物病院に行く日までハーネス装着はトライできないままでした。
これで本番に上手くいくわけがありません。
捕まえようとすると「やだやだ」と逃げ回り、脇のストラップは装着したものの首はできず。
そうこうしているうちに時間になり、中途半端なままコットに入れることになったのでした。
ブリさん、初めてのカートは不安だったようで、コットをフレームにカチンとはめる間もきゃあきゃあ鳴き、玄関を出てもわぁわぁと、マンションのエレベータでもなぁなぁと、外を歩き出してもあぁんあぁんと訴えていました。
これがなかなか恥ずかしく。
ブリさんに「あぁん」と言われるとこっちも「よしよし」「なあに〜」と返事をするのが癖になっているものですから、公道でなぁなぁよしよしとやることになるわけです。
ハタから見るとひとりで「よしよし」と呟いてるババアなので、「違うんです、この中に猫が、この世で最も可愛い猫がいるんです!」と言い訳しながら歩きたくなりました。
幸いブリ男はすぐに静かになり、まるでこの世の終わりで絶望したかのようにコットの底で丸まっていました。
さて、約半年ぶりの動物病院です。
春には「じゃあ検査は一年後で」と言われたけど、せっかく連れてきたから獣医師さんがやった方がいいと判断するようであれば血液検査もお願いします。
と、カートごと預けて処置室へ。
看護師さんは、ドアにカートをごつんごつんぶつけながら処置室の中に消えていきました。
ごめんね、面倒くさいモノと来てしまって…。
ほどなくして診察室の中に呼ばれました。
血液検査も、一部の項目をピックアップするだけなら早いものです。
まずは血液検査から。
いつも悪い肝臓の数値ですが、獣医師さんに「すごく良くなってますよ〜」と言われました。
どれどれと見ると、ALTが164。
ここ数年400を超えて、2025年春も375だった項目です。
標準値は22-84というからまだまだおかしいのですが、仔猫ちゃんのときから150とかなので、これでも「えーっ、すっごく下がったじゃん!」なのです。
ASTは41でした。
これも標準内に収まったのは数年ぶりの快挙。
ALPも30と標準内でした。
これはここ最近こんなものなので、維持。
獣医師さんに何か変えたかと訊かれたけど、何も変えてないんですよね。
むしろこの半年はデカい生き物がブリさんを最優先できず倒れることが多かったからストレスが多かったはず…。
いや、その生活の方が肝臓にはいいのか…?
と、ちょっと哀しいような気もしてきましたが、まあこのまま薬を続けて様子を見ましょう。よかったよかった。となりました。
あとは、汚れの多かった耳も、特に炎症はなく。
爪も無事にバチンバチンと切ってもらいました。
それから、最近吐くことも多いし(吐いた直後にゴハン寄越せと言ってくるから多分元気)、いつもの療法食に飽きたのか「これじゃないんだよねー」とぷいっとされる…と相談したら、カリカリのサンプルをどっさりと貰いました。
などなどあれこれ相談して、ではまた薬がなくなる3カ月後に取りに来てね、で終わるかと思いきや、獣医師さんが神妙な面持ちで「ところで…」と言うのでドキッとすると。
すると「これ、いいですね!」とカートを指して言うではないですか。
えっ、なんだろう、ほかのカートに比べて何かビックリするような機能があったかな? と困惑していると、「この手のヤツを使う人ほかにもいますが、もっと大きいんですよ。猫用?」と獣医師さん。
困惑したまま「あー…、この春に出た小さいタイプで、多分犬用なんですが、猫とかウサギとかの小動物にもって」と、なぜかエアバギーの営業マンと化すワタシ。
そっかー、いいねえ、このサイズはいいねえ、すごくいい〜と、獣医師さんはえらい気に入っていました。
ワタシは待合室でカートを使う人を見かけたことがなかったので使用禁止かどうか受付に確認しちゃったくらいなのですが、カート使用の人は結構いるみたいです。
そして、ドーム3スモールなら狭い診察室でもみちみち感はありつつも取り回しは効くけど、中型〜大型犬の大きいヤツだと厳しいんでしょうね。
とはいえ大型犬だと人が抱えるのも限度があるしねえ。
というわけで、動物病院でめちゃくちゃ褒められ、検査結果もよく、帰り道は気分が軽かったです。脚は痛かったけど。
ブリさんも帰りは慣れたらしく、鳴きはせず、座って「ほほう…」という顔で外を見ていました。
今までのキャリーバッグだと座れないサイズだもんね。よかったね。
そうそう、問題のハーネスは、ちゃんと装着できていないとただの邪魔になるようで、看護師さんに外されました…。
看護師さんもコットの蓋には不安があったらしく、マグネットをカチンと留めるだけとワタシが説明すると「あっ、それで合ってるんですね」と言ってました。
ですよねー、心配ですよね。
そんなわけで帰路はブリさんをただコットに放り込んでカチンだけとなり、ワタシは非常に緊張していたのですが、おっとりブリさんはたまにぐるぐる向きを変えるだけで事なきを得たのでした。
別のタイプのハーネスもトライしてみなきゃなあ…。
それもダメならコット本体に鍵でもつけてみるか…。
こんなことなら仔猫のうちに首輪かハーネスに慣らせばよかったです。
病院から帰ったブリ男は特に機嫌が悪いこともなく「はよご褒美!」とおねだりし、ゴハンを食べた後は「アレで冒険したぜ…」とコットの様子を見に行きと、なんかイキイキしていました。
なぜかデカい生き物ベッタリになり、ワタシがトイレに行く度にお迎えに来たりと可愛いことをしていました。
翌朝、歯磨きから逃げるときには前から使っているキャリーバッグではなく、新しいコットに逃げ込んだので「コレはいい!」と思ってくれたようです。
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