ダイニングのテーブルとチェアの買い替え計画、のそりのそりと進行中です。
チェアの方は、めでたくというかようやくというか何年かけてんだよというか、家具蔵に決めました。木材はハードメープルで明るめの仕上がりになるハズ。
チェアは座り心地ありきということで、数時間座って「これはいい!」と実感した家具蔵に決めましたが、諸般の事情によりテーブルは別のメーカーで買うと決めてしまいました。しかし、ワタシにインテリアのセンスがないものですから苦悩しています。
いやまあ、買い物の悩みは楽しいんですよ。楽しいんですけど。
服や靴だったら多少失敗しても「ま、いっか」で済むけど、テーブルだのチェアだの大物家具は「思っていたのとなんか違うから買い替えちゃおーっと」ってわけにいかないじゃないですか。金額的にもサイズ的にも。
この「失敗したらン十万円の損失…!」と思うと、自然とプレッシャーがかかるわけですよ。
しかも、服や靴なら試着して似合わないだの着心地が悪いだのという判断はできますが、受注生産の家具は「家に置いてみて、色が気に入らないだのサイズ感が想定と違っただの文句をつける」ということができない。
畢竟、買うのに過剰なまでに慎重になって、数年間悩み続けています。
さて、テーブルはArtek(アルテック)にしようとほぼ決めていました。
が、ここへきて迷いも出ています。
というのも、「アルテック」「テーブル」で画像検索してみても、あまり素敵な事例がヒットしない!
メーカーや店舗のイメージ画像は素敵ですよ。
でも、普通のご家庭に置いてあって「これは素敵だ!」と思える写真がなかなか見つからないのです。
何がいかんのかなー。
アアルトのデザイン自体は決して悪くないと思うし(←フィンランドの巨匠に対して何という上から目線!)、置いてあるだけで素敵! となってもおかしくなさそうなのに。
と、小さな脳みそをぎゅうぎゅう絞って考えてみました。
で、ワタシの使えない灰色の脳細胞が出した結論は「このテーブルはほっこりインテリアに置くとビミョーにダサい」ということです。
「かもめ食堂」でアルテックのテーブルがズラッと並んでいる様子を見るとわかるように、このテーブルはモダンで先鋭的というよりはほっこりほのぼの系のデザインです。
んで、日本でアルテックのテーブルを使っている人の80%は「かもめ食堂」を好きだと思うんですよ(←ワタシの偏見&ソースなし)。
ああいうほっこりゆったりな空気感ラヴな奥様が作るインテリアは、リサ・ラーソンのライオンやカイ・ボイスンのモンキー辺りのほのぼの系が大好き(←これまた偏見)。
んで、ワタシがあの手のほっこり系インテリアがビミョーに苦手なものですから、アルテックのテーブルが置かれたイマイチな画像を見る度に「違う、そうじゃない!」という気分になるのです。
ワタシとしては、あのテーブルはそれこそ「かもめ食堂」みたいに多くのテーブルセットがズラズラ並ぶところに使ってほしい。あのシンプルなデザインならたくさん置いてあってもうるさくありません。
もしくは、大空間の中にどーんと置いて、ピリッとした素材やデザインの小物と併用してほしいのです。
ウチみたいにありふれたマンションだと、油断するとほっこり系インテリアになってしまいそうです。
しかも狙っているチェアが丸みを帯びたほっこり系。
そこにほっこり要素のあるアルテックのテーブルを合わせると……。
ダメだ、好みじゃない可能性大……!
というわけで、テーブルをイチから探し直してみました。
ところが、これが難渋しましてね。
まず、シャキッとした直線で構成されたデザインは必須。
家具のアールが苦手なんですよ。ほかの家具を見ていただけると好みがおわかりかと。



そして、素材は木がいい。
木製大好き! というわけではなく、部屋の中にアイアンやクロムが入るとハード過ぎて落ち着かないからという消去法的選択です。
んで、フツーはせっかく温かみのある木材なら角や脚を丸めてより一層の温かみを演出するところを、ワタシはカクカクッとしたデザインを求めているものですから希望通りのテーブルがなかなか見つからないのです。
今は丸テーブルで丸みもへったくれもないから直線じゃなくてもいいじゃん。

とは思わないでください。
これは真ん丸だから幾何学デザインとして認識できている節があります。それに天板や脚の角に余計なアールがないところが気に入っている。
買い替えようとしているチェアがかなり丸っこいイメージのデザインなものですから、それと丸っこいテーブルを合わせると過剰に丸っこくなってしまう。
なので、チェアとのバランスを取るために、テーブルは素っ気ないほど直線的なデザインが好ましいのです。
あとは、チェアとテーブルの木材はできれば揃えたいという野望もあります。
チェアは座り心地ありきで選択したので、色の好みも勘案するとメープルやナラ辺りから選ぶしかないというカンジです。
一方、アルテックの好みの木材は、バーチしかない。店員さんにメープルともナラとも合いますよとは言われたけど、木の種類が異なると木目や斑の出方が違うんですよね。
その差が味わいなのかもしれないけど、木目なんかの違いが目立たないようにダークブラウンばかりを選んで家具を買っていたワタシには、あれこれミックスさせて楽しむというセンスがありません。
参考:インテリアの色・続編 ~模様替えに先立って配色に悩む~
アルテックの場合は天板を白のラミネートにできるから、木材感が薄れて木の種類が混ざってもイケる気がします。
ただねえ、テーブルの天板が白で、すぐ横に置いている本棚も白って、白白過ぎやせんか。

この本棚も一生モノのつもりで買ったわけではなく(何しろディノス…)、旧居のリフォームをするまでの数~十年間程度使う間に合わせのつもりでした。
だから本棚の色は気にせずテーブルを選べばいいんだけど、壁際に白のキャビネットっていうのは気に入っているんですよね。圧迫感がなくて。
そして多少「これはいかがなものか」と思っているモノでも10年間くらい平気で使うのがワタシですから、気に入っているモノは安物だろうと使い続けてしまうことが安易に予想されます。
そしたら現行の本棚とテーブルのバランスはきちんと考えておいた方がいいな、と考えた次第です。
と、あちこち検索していて「おっ」と思ったのが、カグオカのテーブルです。
余分なものを削ぎ取った潔いフォルム。
なんと抽斗までついている親切設計。
選べる木材も多種多様。メープル同士で家具蔵のチェアと合わせることも可能です。
そして日本製なので高さがちょうどいい。アルテックだとどうしても脚をカットしなきゃいけないけど、カグオカならいかようにでもオーダーできます。
こりゃいいな! と気に入って、アルテックとカグオカの画像を我が家に遊びに来る友人達に見せまくりました。
すると意見は真っ二つ。
アルテック支持派:
床もチェアも木目で、さらにテーブルまで木の主張が強いとほっこりし過ぎ。
カグオカ支持派:
アルテックの白の天板が入ると、ただでさえ無機質な部屋がますます無機質になる。
どっちの主張もわからんでもないです。
うーん、どうしたものか。
と、悶々と悩んでいるとき、ちょうど名古屋ではフィンランド・デザイン展が開催されていました。
唯一撮影OKのマリメッコエリア。

はー、北欧デザインはカワイイねえ。
会場にはアルテックの家具の現物や曲木のデザインを活かしたアートなどが展示されています。
それを見たり触ったりすると、やっぱり好き……! と、ときめいてしまいました。
というわけで「アルテックほっこりダサ疑惑」は棚上げし、自分の直感を信じて好きだと思ったアルテックのテーブルを買おうかと思います。
実物の迫力に触れてしまうと迷いが消えますね。百聞は一見に如かず。写真は現物に敵わず。
日本製の椅子に合わせての高さ調整なんかは、また別のお話。

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