ブリ男はいかにも猫らしいツンデレ野郎です。

構ってほしそうにじーっと見てくるから抱っこすると「そうじゃない」と逃げるし、ぼーっとしているときに傍に座ると逃げるし、膝に乗せると逃げるし、ママと一緒にいるのが恥ずかしい思春期の男子みたいです。
そのくせ、ワタシの就寝時にはデレデレに甘えてきます。
夜、「ブリさん、お母さんはねんねしますよ~」と声をかけてベッドに入り消灯すると、すぐにベッドに上がってくる。
ちょっと前までは「デカい生き物が静かになったぜ! 俺の時間!」みたいなカンジで部屋の中を徘徊したり遊んだりしたものですが(昼間ワタシのいない時間がたっぷりあるのに、なぜワタシが寝たからといってはしゃぐのやら)、最近はちょっとだけ「…ア」と鳴いてからすぐベッドに来ることが多いです。
んで、喉を爆音ぐるぐるさせながらワタシの胸元や首を後ろ足で踏み、前足で布団の襟元を熱心にふみふみする。
一通り踏み終わると枕の横でとぐろを巻き、ワタシに撫でてもらって爆音ぐるぐるが「きゅるるるるっ」とかスゴいことになる。
その状態でうとうとし、しばらくしてから布団の上に移動してワタシの左腕にどっかりと乗り、毛繕いを始める。
毛繕いが終わるとワタシを無言で見つめ、布団をポンと叩き、なでなでの要求をする。
ワタシが撫でるとまた爆音ぐるぐるが始まり、そのうちワタシの腕を捕まえてそれを枕にして寝始める。
そんな儀式が夜な夜な執り行われています。
ワタシがソファやダイニングにいるときはべったりと寄り添ってくることはまずないのに、なぜベッドの上だけではこれだけ甘えてくるのやら。
せっかくならワタシの意識がはっきりしているときにデレてくれればいいのですが、いつも「ブリ男がデレてる…可愛い……zzz」みたいなカンジで寝落ちしてしまうのです。
さらに困ったことに、ブリ男は布団の中に入ってきません。
暑がりなのか何かを被るのが嫌いなのかよくわかりませんが、布団の中で寝たことがないブリ男。
布団の中に関心がまったくないわけではなく、たまにワタシに布団を持ち上げてもらって「おお…」という顔で覗き込み、ワタシの太腿の辺りまで進撃することもあります。が、そのまま後ずさりで出てきてしまう。
なのでブリ男の「撫でろ」要求に応えるためには、ワタシは布団から腕を出さねばなりません。いくら暖房がついている部屋でもそれなりに寒いよ…。
大寒波のときにはさすがに入るかと期待したのですがお尻だけ布団に突っ込んで少しうとうとした程度で、いつも通り布団の上で寝ていました。
そんなわけで夜のうふうふタイムにはお互いに「お前が布団の上に来いよ」「いや、お前が来いよ」と思っている状態で、大抵はワタシが負けて腕肩の冷えに脅えながらブリ男にうふうふされています。
うふうふタイムは朝にもあります。
朝というか未明というか、早朝3時半…。
ブリ男はウチに来た翌朝から3時にアンアン鳴いていた猫で、どうやらそれくらいの時間に目が覚める性質らしいです。
夜更かしさせたり早朝騒ぐのを無視したりいろいろ試したけれど、3時頃になると「もう寝るの飽きたー」となってしまうみたい。
んで布団の上からワタシを無言でじーっと見つめ、布団をポンと叩いて撫でろ撫でろと言ってきます…。
恐ろしいことに、ブリ男が来てから3時半に目が覚めるようになってしまったワタシ。
「ハッ、視線を感じる!」と布団の上を見るとブリ男と目が合い、喉をぐるんぐるん鳴らすブリ男に腕枕をしてやるのが習慣化しています。
一応、その後うとうとはするんだけど、4時を回るとブリ男が「お腹空いたー!」と騒ぎ出すのでいくらも二度寝できません。
おかげで宵の口には眠くて仕方ありません。婆さんみたいな生活をしています。
いつかブリ男が歳を取って丸くなったらベッドの外でもデレてくれるんだろうか。

なんて期待しつつ、今夜もブリ男とうふうふします。
いや、夏になったら一緒に寝てくれない可能性もあるな…。現状はまだマシなのか…。
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