さて、長々とヘルシンキ旅行記を書いてまいりましたが。
ワタシが不在にしている間、ブリ男はどうしていたかを報告します。

「海外行っちゃう?」と思い立ったものの、ブリ男を長期間留守番させるのはどうにも心配で、ギリギリまで悩みました。
「シッターさんの都合がつかない」だの「急な仕事が入って」だの「ああ、それなら仕方ないわね。んじゃ行くのやめよう」となる「行かない理由」をあれこれ求めたのですがそういう事態にはならず。
むしろ、ブリ男の通院がひと段落ついたり、ほかにも背中を後押しするような出来事もあり、ブリ男が若くて健康なうちに思い切っておくか…と腹を括ったのでした。
出発の1カ月前から、度々「ブリさん、お母さんねー、旅行に行ってもいい? ブリさんお留守番できるかなー?」と話しかけていたのですが、当の本猫はきょとんとするだけです。そりゃそうだ。
毎日夜中にワタシの腕や胸や腹をせっせと踏むブリ男を見ると、こんなにベタベタ甘える(ただし夜中限定)相手がいなくなると淋しいだろうな…と気を揉み続けました。
今回、ペットシッターさんには朝夕それぞれ2時間ずつブリ男の面倒を見てもらうことにしました。
普段は1時間なのですが、ずっとひとりで過ごすのも退屈するだろうし、1時間だけだとフードを出して片づけてトイレ掃除して以上! と、ちょっと慌しいんですよね。
せっかくなので窓を開けてブリ男と外の観察をしたり、うとうとするブリ男といちゃいちゃしたり、シッターさんにはブリ男と濃厚な時間を過ごしてもらうことにしました。
これが正解だったようで、シッターさんから送られてくる動画を見ると、ブリ男はめっちゃ甘えん坊さんでした。
テーブルの上でごろーんと仰向けになってシッターさんの手にべたべた触ったり。
一緒の椅子に座って、シッターさんのお尻にぺったりくっついてまったりしたり。
座っているシッターさんの頭をポカポカ叩いたり(構ってほしい合図)。
超仲良しじゃん! と、軽く嫉妬を覚えました笑
ではワタシとシッターさんが同等かというとそれはちょっと違うようで、ブリ男が嫌がらないようなら歯磨きしてくださいとお願いしたところ、シッターさんがやろうとしたらシャー言うてたそうです。
ワタシが歯磨きするときも嫌がるけど「んっ」と言うだけだから、一応「いつものデカい生き物だから我慢する」という認識らしい。
日本時間の夜、ブリ男の様子をカメラで覗いてみると、おとなしくベッドで寝ています。
ワタシが夜家を空けるときはワタシをずっと待つような素振りを見せてなかなかベッドに上がらないのに、さすがに連夜帰ってこないと諦めがついたようです。
毎晩夜中までワタシを待っていたら可哀想だな…と思っていたのが、案外ドライで、ホッとしました。
さて、4日ぶりの帰宅です。
ブリさん、怒ってるかな。拗ねているかな。
それともワタシのことなんて忘れちゃったかな。
と、ドキドキしながら家に入りました。
ブリ男は、特に変わった様子はありませんでした。
いつもより口をすんすん嗅がれましたが(帰宅するといつもすんすんされる)、怒ってもいなければ別に喜んでもいない様子。
ブリ男が仔猫の頃、ワタシが仕事で1日留守にしたときの帰宅時の方がよほどいろんな反応をしていました。
「やっと帰ってきたじゃん、うれしー!」と腹を見せてごろんごろんしたり「1日中放っといて酷い!」とプンプンしたり、毎日何かしらの感情を表出していたんですよね。最近は「おっ、帰ったじゃん。いいからリビングから出せよ」とドアの前に直行するだけですが。
何日も留守にしていても「おっ、帰ったじゃん」くらいの反応で、ブリ男が安定していて喜ばしい反面、ちょっと拍子抜けしました。
デカい生き物のことを覚えてくれていただけでもよかったか…。
さすがに4日くらいでは旅行前の生活習慣は忘れていないようで、いつものようにゴハンのおねだりをし、いつものように水道水と格闘して、いつものようにお風呂のお湯張りを監視し、いつものように洗面所の床に転がってワタシの歯磨きを見張り、とブリ男はまったく変わっていませんでした。
が、ちょっと違ったのは、歯磨きをしようと抱っこしたら喉をぶるんぶるんと鳴らし始めたことです。
ブリ男はウチに来たばかりの頃はワタシと目が合うだけでも喉をぐるんぐるんする子だったのですが、生活に慣れるにつれてあまり喉を鳴らさなくなってしまいました。
夜中にワタシの身体を踏みまくるときはぶーぶー鳴らすけど、あとはワタシが手枕をするときに微かにコロコロというくらい。
それだけ「嬉しいことや幸せなこと=日常的にいつもあること」になったということで喜ばしいと思っていたのです。ちょっと物足りなくて淋しいけれど。
それが抱っこで喉を鳴らすとは!
何カ月ぶり? いや、1年半くらいご無沙汰だっけ?
と、内心大喜び。
やっぱりデカい生き物がいないと淋しかったんだねえ…と不憫に思いつつ、こんなに甘えてくれるならたまには留守にするのもいいものだわね、と黒い思いも湧き上がってしまいました。
ま、喉ぐるぐるボーナスステージは1日で終了したのですが。
ところで、ワタシが夜家を空けるとき、必ずシッターさんに新しいオモチャを託します。お留守番のご褒美ですね。
今回は満を持してキャッチミーイフユーキャン2を用意しました。
ブリ男が仔猫のときは「こんなのなくても大暴れするし」とスルーし、大きくなってからは「これでも遊ばないかもしれないし…」と躊躇して、今まで買えずじまいでした。
さすがに今回は少しでもブリ男の無聊を慰めるべく(そして遊ばないブリ男にシッターさんが苦労しなくて済むように)、今までとは趣の異なるオモチャを導入することにしたのです。
ブリ男のキャッチミーイフユーキャンの初見シーンはぜひ動画に撮ってくださいね! とシッターさんにお願いし、そしてきちんと撮影して送ってもらいました。
……ブリ男、怖がっていました笑
「わっ、何だアレ」とビビッて、部屋の隅からじーっと見るだけ。
結局、ワタシの留守中に熱心に遊ぶことはなかったようです。
このオモチャもダメか…とワタシが帰宅してからキャッチミーイフユーキャンを試してみるとですね。
やっぱり怖いみたいです。
しかし、しばらくすると慣れたようで、ちょっとだけ手を出していました。
動かしているときは近寄らないのに止めた途端跳びかかる、なんてこともあります。確実に仕留められる獲物しか手を出さないぜ的な。
シッターさんに「少し遊びました」と報告がてら動画を送ると「お母さんが帰ってきて安心したんですね」とのこと。そうかもしれません。
しかしこのオモチャ、ラクですね。ブリ男が暴れたがっている気配のとき、ワタシが相手できなくてもスイッチを入れたらそれなりに格闘してくれます。羽根には攻撃せずに部屋中を走り回っているだけのときもありますが。
しばらくはキャッチミーイフユーキャン相手に遊んでもらうことにします。
というわけでヤキモキした長期お留守番ですが、無事に乗り切ってくれてホッとしています。
これに気を良くして、ブリ男が若いうちにたまには遊びに行ってしまおう、なんて企んでいる悪い飼い主です。
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