猫のワクチンと採血の様子を久しぶりに目の当たりにする

毎年、ブリ男のうちの子記念日の直後には、ワクチンと血液検査というイベントが待ち構えています。

猫

今のところ「ブリさんにワクチンを打っておいてよかった…!」という事態に陥ったことはないけど(急に預けなきゃいけなくなってワクチン未接種だとお断り、的な)、ワクチンの後でも元気に走り回る子なので「ま、打っときゃいいか」くらいのノリで続けています。
採血をしても全然普段通りなんですよね。デカい生き物は採血の後はフラフラするから羨ましい…。

さて、肝臓の数値のみの簡易検査ならいつも通りの生活でOKですが、年イチの血液検査のときは血糖値やら何やらいろいろチェックするため、当日は8時間ほど絶食せねばなりません。

以前「朝食を抜くより、昼間ワタシが8時間外出して絶食し、それから病院に連行した方がラクなのでは」と考えたにも関わらず結局朝イチで予約を入れたと書きましたが、今年も朝イチにしてしまいました。
8時間ほっつき歩いた後に病院行くのもしんどいし、朝イチの方が処置がズレ込む可能性が低いし、ラクなんですよね。
参考:ブリ男、今年もワクチンと血液検査前の絶食を頑張る

というわけで、前日の夜はデカい生き物が珍しく夜更かしです。

いつもは早めに夕食を済ませるところを、ワタシもブリ男に付き合って朝食を抜くため、ちょっと遅めの晩ごはん。
買い込んだお菓子を片手にダラダラと映画を観まくって、GWサイコー☆ と休日感を満喫。
ブリ男はときどきワタシの頭を後ろからポクポク叩いてアピールし、カリカリを出してもらいました。
んで、日付が変わる頃にブリ男のウェットフードの準備です。

いつもはデカい生き物がぐーぐー寝ている時間にキッチンに立ち、水をレンジでチンしたりウェットフードのトレイを取り出したりし始めたので、寝ていたブリ男は「なにごとなにごと」と眠そうな顔をしながらもキッチンにやってきました。
そしてゴハンの準備だとわかると尻尾を立てて喜び、合間に欠伸をして目を覚ます。
ゴハンをケージに運んでいる最中も「なんか今日おっかしーなー」と怪訝そうな顔をしていましたが、皿を目の前にすると躊躇なく顔を突っ込み、あっという間にペロリと完食していました。
食べ終えた皿を片づけた後は、夜明けにブリ男に起こされないようにいつもより多めに睡眠薬を飲んでワタシもベッドへ移動。
明日の朝ブリさんはどんな反応をするかな〜と眠りについたのでした。

目が覚めると7時過ぎで、ブリ男はベッドの角にちょこんと座ってカリカリマシーンの方を見つめています。
今日はいつもみたいに3時だの3時半だの早朝に起こさなかったようです。あるいはワタシが爆睡していたか。
デカい生き物は使えないと判断してからカリカリマシーンに期待したものの、そのカリカリマシーンも動かないので途方に暮れた様子でした。

病院に行く時間が近づいたので起きると、ブリ男は「デカい生き物が動いたー! 今からゴハン出すはずー!」と張り切りました。
でもゴメンね。今朝はゴハンないのよ。「おっかしいね〜。いつもと違うね〜」と誤魔化しながらブリ男のトイレを覗くと、大きなウンチが埋められているではないですか。
ブリ男はワタシが寝ている最中はウンチをしないタイプ(寝ているとすぐ片づけてもらえないから、ワタシが布団に潜ると慌ててウンチする)で、今朝もデカい生き物を起こすためにウンチをしたのでしょう(叩き起こしても起きないときでもウンチをすればすぐやってくるので、しょっちゅう早朝にウンチをする)。
砂を掻く音で大抵目が覚めるのにまったく気づかなかったってことは爆睡していたんだなあ…と睡眠薬の脅威を感じながらトイレ掃除をしたのでした。

ベッドを片づけて「お母さん、お顔キレイキレイしてくるね〜」とブリ男に声をかけて洗面所へ行くと、ゴハンがないとわかったブリ男が憤怒の叫びを上げました。
「うおー!」とか「ぅわんっ!」とか何度も吠えて走り回り、それでもデカい生き物がゴハンを出してくれないので憮然とした顔で窓の外を観察。ワタシが化粧を終える頃には常ならぬ気配を察知したのか、キューブの中にこもって隠れていました。

猫

ま、全然隠れてないんだけど! ははははは!
と抱き上げてキャリーバッグに入れ、病院へ向かったのでした。

 

受付を済ませて看護師さんと事前の問診をしてから待合室で待っていると、診察室の中から「りんむさん、どうぞ〜」と呼ばれました。

ここしばらく、診察室の中には入れてもらえなかったからビックリです。
「お預かりしますね」とキャリーバッグごとブリ男が処置室に拉致され、最後に説明のときだけ診察室に入れてもらい、そのときは既にブリ男はキャリーバッグに戻されている、というのが近年のスタイルでした。
もう獣医師さんにシャーするブリさんを見ることはないのかな…と淋しかったので、いきなり呼ばれてドギマギです。

キャリーバッグからブリさんを出して診察台に乗せると、体重は4.5キログラム程度でした。
うーん、増えていないか。
去年の冬に痩せ過ぎ注意と言われてカリカリの量を増やしてはいるのですが、ゴハンの量が多いと下痢をするのでがツンと増やせないまま4カ月経ってしまったのでした。
参考:【猫の肝臓】肝臓の数値は安定しているが、アレの値がとんでもないことに!

下痢をして、ちょっと減らして、ウンチが落ち着いたらまたちょっと増やして、そうすると下痢をして…の繰り返し。結局1日のカリカリの量は35〜40グラム程度をウロウロというカンジであまり変化がないので、体重も変わらずでした。
そして留守番中に胃液を吐くのを防止するためにカリカリマシーンの稼働回数を増やしたものの、今度はたまに未消化のカリカリを吐くようになったんですよねー…。
おそらく、さほど大食いできない胃腸のようで、低カロリーのカリカリを大量よりは高カロリーのカリカリをほどほどの方が負担がないのかと思われます。が、獣医師さんは療法食から変えたくない様子なので、高カロリーカリカリを混ぜるのもやりづらく、ブリ男の増量キャンペーンは暗礁に乗り上げています。デカい生き物の脂肪を分けてあげたい…。
下痢と嘔吐の頻度は獣医師さん的には「様子見で問題ないでしょう」という程度らしいのはホッとしました。一応、今のままじわじわカリカリ増量を継続していいらしいです。

触診なども終えて、いよいよ採血です。
横倒しにされて手足をホールドされるブリさんを久しぶりに見ました。
暴れる様子もなければ鳴いたりするわけでもなく、緊張した顔はしてもおとなしいものです。
いつも採血の後「ブリちゃん、お利口さんでしたよ〜」と言われていましたが、マジでお利口さんだわね…! とデカい生き物は感激しました。

時間の長い採血が平気ですもの、一瞬で終わるワクチンなぞお茶の子さいさいです。
最後に爪を切ってもらうときも静かなものでした。
お母さんが爪切りするときは1本で「ぎゃっ!」と文句を言って逃げていくのに、保定してくれている看護師さんの腕に顔を埋めて満更でもないようです。ホントに君は若い女子が好きだな…。

今回の血液検査の結果は、後日郵送予定です。
肝臓の数値に特に変化がなければ次は秋頃の検査でいいとのこと。それまでにもうちょっと体重を増やしたいものです。

 

帰宅後、ようやくたっぷりウェットフードを出してもらい、満腹になるとやっぱりちょっと疲れたみたいで寝ていました。
そういえば、いつも病院から帰るとしばらくは口呼吸になるのでドキドキするのですが、この日は帰宅直後もいつものへの字口で、リラックスした顔をしていました。
一緒に診察室に入ってもデカい生き物に縋りつく様子はまったくないのだけど、ずっと傍にいると一応緊張が和らぐようです。
そっかそっか、お母さんが一緒だと安心するか〜。とニヤニヤしながら昼寝するブリ男を眺めたのでした。

投稿者:

りんむじんづ

20代で購入したマンションは、無事にローンを完済したかと思ったら売り払い、30代でまたまたマンションを買いました。好物はマンションの間取り図。旅とグルメにも目がありません。ブリティッシュショートヘアの男子(ブリ男)との同居を始め、ますます極楽な生活を送っています。

2 thoughts on “猫のワクチンと採血の様子を久しぶりに目の当たりにする”

  1. ブリ男くん、本当に賢くて良い子ですねー!
    そしてごはん関連の事柄に対しては非常にわかりやすい笑
    うちの子は診察の時には私のお腹(クッション的な!笑)に顔を埋めてしがみついてくるので「ごめんね〜やだよね〜」とか言いながら顔はついついニヤけてしまいます笑

    1. ナナさま
      病院を大して怖がらないのはありがたいです…。
      顔を埋めてしがみつくの、可愛いですよね〜!
      ブリ男はそれを飼い主にやらず、看護師さんにやるという笑
      その度に「男の子ですか…」「男の子ですね…」という会話になります。

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