冬の布団を出しました。
今年の冬からは床暖房を入れっぱなしにしているので、明け方でも室温は20℃くらいあります。
参考:[ガス代高騰]床暖房つけっぱなし生活に突入しました…。
これならもこもこ布団は要らんのじゃないかと思うのですが、せっかくあるなら使おうということで出してみました。
布団大好きなブリ男は大喜びです。
久しぶりに自分の尻尾を獲物に見立てて、布団の上ではしゃぐ猫。
といってもこれは超ご機嫌でやっているわけではなく、この直前に窓掃除のためケージに入れられていてご機嫌斜めなのです。
「あー、イラつく! 布団ふかふかじゃん! 楽しいじゃん! デカい生き物イラつく! むきーっ!」
とご機嫌と不機嫌がない交ぜになった複雑な心境を吐露したのでした。
おチビちゃんのときはしょっちゅう尻尾を追いかけていて「この子、大丈夫かしら…」と心配したものですが、分別がつくにつれてあまりやらなくなっていました。
なので数カ月ぶりに尻尾を相手に飛び跳ねるブリ男を見て「まだ幼いんだなあ」と実感。
王様のように寛いでいる様子はすっかり成猫なのでワタシもついそのつもりでいましたが、まだまだ赤ちゃんに毛の生えたようなものですね。
さて、冬の布団になったらブリ男は大喜びですが、ワタシは哀しい目に遭いました。
ブリ男とのうふうふタイムが減ってしまったのです。
消灯後、ブリ男は布団の襟元をふみふみした後にワタシの枕の横に寝そべって、ワタシとうふうふするのがここしばらくのお約束でした。
ところがふかふか布団に切り替えると、ふみふみした後はさっさと布団の上に乗ってしまいます。
ワタシの二の腕だの脇だのに寄りかかって、ワタシとブリ男の体温で温まった布団を堪能しているらしい。
そりゃ枕の横は冷たいシーツだから寒いんだろうけどさ…。
室温的には昨日までと変わらないのにこの仕打ち…。
あまりにも淋しくて布団から半身を出しブリ男に抱きつくと、ブリ男は喉を鳴らして喜びます。でも布団の上から動かない。
いくら温かい部屋といっても布団から出て眠るには寒いので、仕方なく布団の中に撤収します。でもブリ男は布団の上から動かない…。
ブリ男のふわふわ毛皮を堪能しながら眠りにつくのが至福だったのに、腕の痺れだけが残るとは哀し過ぎます。
あまりにも哀しいので、枕の横に毛布でも敷こうかと企み中です。
でもどんな毛布も羽毛たっぷりの布団より温かくはないだろうからなあ。
ふかふか布団が好きな割には、ブリ男は布団の中に入りません。
めくってやるとワタシの腹の辺りまで潜って丸くはなるけれど、布団をかけると飛び出してしまう。
重くて分厚いモノがかけられるのは好きではないのと、実は暑がりなんじゃないかと疑っています。
いくら暖房が効いているからといって、早朝にキッチンの天板で寛いでいるからなあ。
固い場所が好きなら床で伸びれば温かくていいのに、わざわざひんやりした天板で寝るとは。
ひんやり天板で寝るくらいなら冷たいシーツでも寝てくれればいいのに。しくしく。
とはいえ悪いことばかりでもなくて、ふかふか布団に飛びかかって遊びたいがために、朝食後はベッドに飛び乗って「遊ぼう!」と誘ってきます。
んでワタシの手を獲物に見立てる「狩猟ごっこ」が開催される。
最近狩猟ごっこはご無沙汰だったので、久しぶりにブリ男のへなちょこパンチを受けられてデカい生き物は大いにご機嫌です。