ブリ男は我が家に来てから3カ月間、半日ケージ半日フリーで生活していました。
ワタシの仕事中はケージの中で留守番してもらって、夜と週末は室内で自由に過ごす。
おチビちゃんのときはあれこれガブガブしていたし(仔猫の噛み癖)、何かの拍子に高いところから落ちたりして危なっかしかったからです。
しかし、最近ワタシの仕事中も室内で留守番させるように切り替えました。
3.6キログラムになったブリ男は、ほぼ成猫並みの身体能力を見せています。
キッチンにも登れるようになってしまったし([猫の躾]ブリ男、ついにキッチン登攀を果たす。)、先日はケージの天板から直接床にドンッとジャンプしてドヤ顔をしていました。
たまに椅子をジャンプの中継地点にしたときにクッションが滑って転げ落ちることもありますが、慎重に登り降りする分には特に問題なくやっています。
そして、行動にもだいぶ落ち着きが出てきました。
休みなく弾丸のように走り回り跳ね回っていたのはどこへやら、最近は「香箱座りをしてまったり寛ぐ」なんて光景も珍しくありません。
コードをガブガブすることもなくなったし、「デカい生き物が居ない隙にキッチンに登って荒らしてやれ」ということもしない。
見守りカメラでワタシの留守中の様子を見ると、多少遊んだり飲食したりする以外はあちこち移動しながらひたすら寝ているらしいです。
参考:ペットの見守りカメラを導入!【Withings Home】
さらに、おチビちゃんの頃よりも睡眠時間が短くなったブリ男さん。
以前はゴハンと遊び以外はひたすら眠り続けて、1日20時間くらい寝てるんじゃなかろうかってカンジでした。
最近は午前中はまあまあ起きているようです。寝ているならケージだろうがベッドだろうが床だろうがどこでもいいんだろうけど、遊びたい気分のときにケージの中限定というのはさすがに可哀想。
ケージでお留守番の日は遊び足りないようで、ワタシが帰る時間になると「デカい生き物、早く帰って来ないかなー」とドアの方を見ています。
ところが、週末に1日中ケージから出していると遊びたいときに遊べるせいか、外が暗くなっても不安がることなくぐーぐー寝ています。
うん、これはそろそろケージなしの生活に移行していいかも。
というわけで、去勢手術の数日前からケージの扉を開放したまま出勤するようになりました。
といっても、朝はしばらくケージに入ってもらいます。
30分くらいブリ男をケージに入れて、窓を全開にして換気しながら部屋の片づけ。
休日は念入りに掃除をしたいので、1~2時間くらい入れています。
ブリ男はケージの扉を閉められても慣れたもので、カリカリを食べたり寝転がったりしながらワタシを待っています。
そして、ケージでのお留守番に慣れ過ぎてしまって、換気が終わってからケージの扉を開けても出てきません。いつもケージに入れたらすぐ二度寝モードに入っていたから眠いらしいです。
オモチャの音を立てて扉が開いてるよ~とアピールしても「ふーん」て顔で見ている。
おかげで、ケージレスお留守番の初日は、ケージの2階で王様のように寝そべるブリ男に「今日もしっかり稼いできたまえ」みたいな顔で見送られる、てな具合になりました…。
通勤電車の中でカメラを覗くと、ケージから出て外を眺めたりしていたようです。
ワタシが居ないときにケージの外でお留守番させた最初の頃は、不安なのか椅子の上で丸まって動かなかったのになあ。
部屋のド真ん中で腹を出して寝ているブリ男を見て、ひとりで過ごすことに慣れたようで安心しました。
昼にケージに出入りして(多分ゴハンとトイレ)、再び窓の外を眺め、長い午睡タイムに突入。
午前よりも午後の方が眠いらしく、丸くなったり伸びたりしながらひたすら寝ています。
ケージでお留守番のときはワタシが帰宅途中にカメラを覗くと「退屈だなー」という顔をしてドアを見たり鳴いていたりするブリ男が映る日もありましたが、ケージの外ではそんな素振りはまったく見せずにひたすら眠り続けている。
ワタシが帰ったときもまだ寝ていたようで、部屋のド真ん中で寝そべって「あれ、デカい生き物いたの?」みたいな顔をして大欠伸をしました。
これだけ落ち着いているなら心配ないな、と着替えるために部屋を出たらナーンとワタシを呼ぶ声が。
再び部屋に入ったら、喉をぐるぐるさせながらブリ男が擦り寄ってきました。寝惚けてすりすりするタイミングを失って、焦ったらしいです。
ケージレスお留守番デビューを果たした日の夜のブリ男の様子はどうだったかというと、落ち着いたものでした。
それでも部屋の中でずっとひとりは淋しかったらしく、いつもより長く抱っこさせてくれました。夜ワタシが寝てからも念入りにふみふみをする。可愛いけど鳩尾を足場にするのはやめなさい。
最初は「猫みたいに自由気ままな生き物を狭い檻に長時間入れるのはどうか」と気が咎めたものですが、「おチビちゃんのうちは自由よりも安全第一!」と心を鬼にしてケージを使っていました。
ブリ男がケージを嫌がる様子を見せないまま「もう出しても大丈夫」と思えるまでに成長してホッとしています。
そして、ブリ男がケージに慣れてくれたおかげで業者の出入りやベランダ掃除に支障がないというのもホッとしている。何かある度にブリ男の脱走にヒヤヒヤしていたら心臓がもちません。
先日は、なぜかブリ男がやたらと荒ぶる日があって、何度注意してもキッチンに乗ろうとしたりカーテンに登ったりするので、落ち着かせるためにケージに入れました。
ブリ男が落ち着いたのを見計らってケージの扉を開けておいたのですが、出てこない。ずっと2階の隅で寝ています。
1時間経っても2時間経っても出てこないので2階の扉を開けて抱っこしてやったら、喉を爆音ぐるぐるさせてしがみついてきました。
怒られて隔離されちゃったと思ったのかな。
懲罰的な意味合いでケージを使ったことはなかったけど、このときは「デカい生き物が迎えに来るまで出ちゃダメ」と自分で思い込んだようで笑ってしまいました。