結局、8泊9日とまあまあ長い入院生活となりました。
その間、ブリ男はどうしていたかというと、可哀想にお留守番です。

お留守番のときに頼りになるのが、ペットシッターさんです。
ひとり暮らしでペットを飼うなぞ、手に負えない事態に簡単に陥ることは目に見えています。
飼い主が長期で入院する羽目になったりしたらどうするよ…!
というわけでブリ男お迎えと同時にシッターさんを探し、仔猫の頃から何かあればシッターさんを頼ってきたのが、ここで「シッターさんがいてよかった…!」となったわけです。
今回、手術することに決めたからそのうち入院するわ、でもいつどれくらいの期間かわからんわ、みたいな曖昧なうちからシッターさんに相談し、病院は決まったけどやっぱり入院日は未定だわ、てな段階から鍵を預け、その後急に手術日が決まってバタバタしましたが、長年ブリさんの面倒を見てくれていたのでさほど心配はありませんでした。
いつもに加えてお願いすることといえば、この曜日はゴミの日だから出しておいてねということと、ときどき郵便受けの中身を取り出してねということくらいでしょうか。
そして、実はブリさん自身もあまり心配ではなかったりして…。
最近吐く頻度が高かったのでそれは心配なのですが、暑かったからまったく一緒に寝なくてデレ要素ゼロの日々が続いていたので「デカい生き物がいなくても淋しがらないだろうな…」と思っていたのです。デカい生き物は淋しいのですが。
入院する日も「お母さん、しばらく留守にしちゃうけど、ごめんね。シッターさんと遊んであげてね」と声をかけて家を出ましたが、あまり興味はなさそうでした。
実は、手術を決める直前くらいにペットカメラが壊れていまして。
物理的に壊れたというか、今はもう生産していないブツでアプリがOSに対応しなくなっちゃったというカンジ。
ブリさんが仔猫ちゃんだった頃は「生きているかしら!?」としょっちゅうアプリを見ていたけれど、最近は在宅勤務率が高かったこともあって直近のアプリ起動は数週間前みたいな使い方でした。
なのでペットカメラはもうなくてもいいかな。
なんて気もしないでもないのですが、いやいやシニアになったら欲しくなるかもよ。ていうか、ワタシの入院中は欲しいでしょ。ワタシの入院中になければ、いつペットカメラが要るのよ。
と、あれこれ検索をしてカートに入れては迷い、とぐずぐずしていたのです。
何をそうぐずぐすしていたかというと、ペットカメラはなんだかんだいって邪魔なんですよね。
大きくて邪魔というか、いいカンジの設置場所とそれに対する電源がないから邪魔になるというか。
どうせだったら天井に吊りたいわー。
でもそうするとケーブルがー。キレイに設置するの、この足腰じゃ無理だわー。
と、ぐずぐずぐずぐずしていたら急に入院日が決まり、今からポチってもいいカンジに設置するのは間に合いませんわ! となって、無謀にもペットカメラ無しのまま入院生活に突入したのでした。
そうなると、頼りになるのはシッターさんから送られてくる画像や動画です。
手術からほぼ丸一日はスマホに触れなかったけれど、あとは基本ヒマなのでシッターさんから連絡があれば即既読ですよ。
ゴハンのおねだりですりすりしているブリさん、可愛いなあ。
食べ終わってすぐ塩対応になるブリさんも可愛い。
シッターさんがおニューの猫じゃらしを一生懸命振っているのに、秒で飽きるブリさんも可愛い。
シッターさんが触ろうとするとシャーって言ってパンチする(爪は出さない)ブリさんも可愛い。
ああ、ブリさんに会いたい…。
と、病院の寝づらくて小さな枕を濡らしたのでした。
まあしかし、ワタシもドライなもので、手術翌日ひっっっっさしぶりに8時間連続で眠って「ブリさんに邪魔されないってスゴいな」と変なところで感動したものです。
さて、退院日。
ブリさん、びっくりするだろうな〜と想像しながら玄関のドアを開けると、案の定びっくり顔のブリさんが柵の向こうにいました。
夏にクローゼット部屋の本棚の上で昼寝する時間が長かったので、留守番中もリビングに閉じ込めず、両部屋を行き来できる位置に柵を置くというのが最近のお留守番スタイルです。

参考:【100均】ダイソーのワイヤーネットで猫のペットフェンスをDIY!
長時間のお留守番でもこのやぐい(名古屋弁)柵で大丈夫かな〜とちょっと心配はありつつも、ブリさんのことだから平気でしょ、ってことでこのスタイルで留守番させるようシッターさんにお願いしていました。
そして柵を倒すなどの問題はやっぱりなかったようで、おかげで玄関を開けるとすぐブリ男の顔が見られる、ということになっています。
「ブリさん、お留守番ありがとう!」とドヤドヤと部屋に入ると、すっかり病院の匂いになっているであろうワタシに対して「えええ…」という顔をしています。
コイツ絶対知っているヤツだけど、匂いが怪しい。
ワタシの指先をくんくんと嗅ぐ。
うわ、知らん匂い。怪しい。
でも絶対知っているヤツ。もう一度嗅ぐ。うわ。
というのを繰り返して、ワタシが撫でようとするとぴゃっと跳んでいってしまいます。
そのくせ「お腹空いた?」と訊くときゅぴーんとキラキラお目々になり、オヤツの準備をするワタシの周りをウッキウキでうろついて、何の疑いもなくオヤツを平らげました。
その後も「やっぱり知らん匂い…」と不審がるので、デカい生き物はシャワーを浴びることに。
いつもの匂いに戻ったら、ようやく抱っこさせていただけました。
それから荷物の片づけなどで部屋の中をうろついていたのですが、ようやくワタシは不審者ではないと理解したらしいブリさんは、ずっと後追いをしてきます。
こんなに後追いをされるのは、仔猫のとき以来。
クローゼット部屋に行けばついてくるし、リビングに戻ってもついてくるし、洗面所に行ってもやってくる。
そしてなぜかブリさんはべったりひっつくというより、ちょっと遅れてやってくる傾向にあります。
このポーチをクローゼット部屋のあそこにしまおう、とワタシが部屋を移動する。
扉を開けて収納する。
用が済んだからリビングに戻ろうとする。
と、ブリさんがのそりのそりとやってくる。
「ブリさん、ご用が終わったからお母さんは戻りますよ〜」とブリさんを抱っこして戻る。
みたいなことをずっと繰り返していました。
しまいにゃトイレのドアの前で待ち構えるという可愛いこともやってくれて、まあなんか、やっぱりデカい生き物がいないとつまんなかったのねえ〜とデレデレです。
そして夜。
ちっとも一緒に寝てくれなかったのが、ベッドに入るとすぐに枕元にやってくるではないですか!
そして喉をどぅるんどぅるんに鳴らして、ワタシの片手を枕にし、もう片手で撫でろ撫でろとおねだりしてきます。
うとうとしていたかと思うと、くわっと目を見開き、「コイツ、いるじゃん!」とばかりにいそいそと皿の前に行っておねだり。
そしてカリカリを食べた後は「遊ぼう!」と誘いかけてきます。
それに飽きると、ベッドに戻ったワタシのところへやってきて、またうっとりと腕枕で眠り、そしてまたゴハンをおねだりして遊んで、ベッドへ戻って、と延々とループしていました。
淋しくて体調を崩しちゃう…というタイプでは全然なくて、留守番中もよく食べていいウンチをしていたそうなのですが、やはり思うところはあった様子でした。

淋しい思いをさせてゴメンね。
もう二度と入院なんかしないからね。と断言できないのが人生ツラいところですね。
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