ブリ男が去勢手術を受けてから2カ月が経ちました。
参考:[猫の去勢]ブリ男、去勢手術を受けました。
野性味ゼロ。
去勢すると大人しくなるなんてことも聞きますが、ブリ男の目立った変化は食欲大爆発くらいでした。
参考:猫の去勢後、食欲が大爆発するというのはマジでした。
ところが、秋が深まるにつれ、ちょっとした変化が見られるようになりました。
それは「前より甘えん坊になったかも…?」ということ。
相変わらず抱っこ嫌いのやんちゃ坊主だけど、以前より抱っこさせる秒数(笑)が長くなったような気がします。
それに、ワタシが朝出勤するときに「行かないで~」とすりすりするようになったのは大きな変化。
以前は「うむ、しっかり稼いできたまえ」と無言でお見送りしてくれましたが、最近はぴったりとワタシの脚にまとわりつき、床で腹見せゴロンを繰り返し、ワタシの身体をぽくぽく叩いて「行かないで」アピールをします。
それでもドアを開けると「……行っちゃうの?」と哀しそうな顔をするので、毎朝ツラい。
ちょっと前まで「ドライな子で助かるわ~」と思っていたのになあ。
ブリ男が4カ月齢の頃、おチビちゃんのくせに独立心旺盛で甘えてこないから淋しいけど、そういうお年頃だから仕方ないよね、という趣旨の記事を書きました。
参考:猫の屈折した甘え方
自然界なら母猫に突き放されて独り立ちするお年頃。
そりゃ「俺はこんなところでデカい生き物とうふうふするような猫じゃない!」と甘えるのを拒否するのも無理もない。
と自分を納得させていたのです。
それがブリ男の態度が軟化したので嬉しいったらありゃしない。
去勢することによって「地域のボス猫になる」「雌猫にモッテモテになる」という欲望を削ぎ落とされて、「このクソ狭い縄張り(悪かったわね)でデカい生き物とうふうふ生きるのも悪くないかな」とでも思うようになったんでしょうね。
去勢すると大人しくなるっていうのは、ムラムラギラギラしたところがなくなって丸くなることなんだなーとブリ男を見て思いました。
更に、タイミング的に涼しくなってきたのでブリ男の甘えにも拍車がかかります。
最近は、ワタシが寝ようとベッドに潜り込むと、ブリ男がベッドカバーと羽毛布団の隙間に入り込んできます。
んでツチノコみたいにもそもそ這って(ツチノコなんて見たことないけど)、なんとワタシの太股に乗ってきます。
ブリ男自らワタシの膝に乗るなんて何カ月ぶりよーーー!!
と大興奮のワタシ。
しかし興奮するとブリ男に逃げられるので、そーっと撫でながら「ブリ男はお母さんのことがしゅきしゅきね~」とキモく囁いています。
ブリ男の方は超ご機嫌で、喉を爆音ぐるぐるさせています。
しばらくして膝から降りてもワタシの顔の近くで丸まって鳩みたいに「くるるるっ」と喉を鳴らしている。
猫の喉の音を聞きながら眠ることほど癒されることはなく、毎晩「ブリ男がウチに来てくれてよかったなあ」と幸せを噛み締めています。
しかしなぜか消灯すると野生の血が騒ぐのか、ベッドから降りてボールを蹴って遊び始めます。
こういうところはまだまだお子ちゃまですね。