キャットタワーやキャットウォークがない部屋での猫の暮らし

ブリ男と暮らし始めてから５年と数カ月が経ちました。
参考：《猫生活５周年》周到に準備するはずが、出会いはある日突然に

猫が居るならキャットタワーが必要かな。

なんてことを考えつつ、結局買わずに５年間過ごしています。

正確に言うと、物見台はあります。

参考：【猫の転落防止】窓辺に物見台を設置

仔猫のときは狭い窓枠に乗って外を見ていたけど、オトナになったらそれはちょっと無理そう。
更に、この窓はプリーツ網戸なので簡単に突破されそうで怖いということで柵を設置してしまったので、窓枠に乗ることもできない。

参考：猫の窓転落防止柵を設置！

というわけで物見台を買ったのでした。

これをブリさんが使っているかというと、…うーん、まあ使う日もあれば使わない日もあるかな、というカンジです。

マンションの前の道路を行き交う車や人を見たくなったら物見台に乗って、目の前を飛んでいくカラスに「おおお…」と目を見張って、と楽しそうに使っているときもあります。
ただ、この上で長時間眠るということはないですね。まったり寛ぐというよりは、ちょっとしたお楽しみタイムというか、人間がテレビを観るような感覚なのだと思われます。

そして、この物見台よりもクローゼット部屋の窓枠に乗っていることの方が多いかもしれません。

ここの窓は脱走・転落防止を施していません。
引き戸にしても開き戸にしても開けないタイプの猫だし、網戸に手をかけることもなくなったので、ブリ男の頭が入らない程度に細く窓を開けるくらいならまあ…というカンジなので、そのままです。

窓枠からはみ出ていて、狭くないのかなーと思うのですが、お構いなし。
こっちの方が柵がない分、外を広々眺められて楽しいみたいです。
そしてまったりしたくなったら、キャビネットの上でのびのびと寝ています。

参考：本は電子書籍派！ …のつもりでも、小さな本棚そろそろパンパン

本格的に眠るときは、夏はケージの上、冬はベッドの上です。
そういう広々とした場所で眠るブリ男を見ていると「キャットタワーを買っても使うかなあ？」と躊躇ってしまいます。

ブリ男が来たときはタワーも買う気満々で、色々探したんですよ。

隠れる場所があったりオモチャがついていたりすると楽しいかなー。

いやいや、ウチ狭いから天井突っ張りタイプのコンパクトなヤツがいいわ。

カリモクからオシャレなタワーが出たときは「絶対コレがいい！」と、カートに入れました。

が、「ブリさん使うかな？」疑惑が払拭できず、カリモクのタワーも「あとで買う」に入れっぱなしです。

そうそう、ブリ男のためにダイニングの壁にキャットウォークを設置しようかな、とも考えました。

しかし、窓の柵をつけてもらった工務店の人によると、ダイニングの壁は構造壁なので何かしようとすると管理組合を巻き込んだ大事になるそうな。

のちのち、額縁ひとつ掛けるにも「釘打って終わり」とはいかなかったから、大型猫が安全に乗れる棚を設置するのは難しそうです。
下地を入れておけばよかったな。マンションを買ったときはそこまで気が回りませんでした。

参考：［Newアイテム］アンティーク風なポスターを購入！ …したはいいものの、壁にブチ当たる

壁に穴を開けない系で何かできないか。
…とも考えたものの、ブリ男が大きくなるにつれ「この子、ひょっとして猫としてはどんくさいのでは」と思うようになり、高所で遊ぶ場所は不要と考えるようになりました。

ブリさん、高さ70センチのテーブルなら一応軽々と乗れるのですが、90センチのキッチン登攀はたまに失敗するんですよ。
ダイニングのキャビネットからケージ天板へひょいひょいっと移動するのも、概ね成功するけど時々ケージに乗り損ねています。

よそ様の猫の「お気に入りは冷蔵庫の上」「カーテンレールを伝ってエアコンの上へ」なんて行動を見ても「ひええ、ウチのブリさんには無理だ」と思ってしまう。
一応、仔猫のときは冷蔵庫の上を「俺、あそこに乗れるんじゃね？」みたいな顔をしていたときもあったけれど、ワタシの身体をよじ登るような身軽さを失った頃にはそんな顔は見せなくなりました。

 

夏にはケージやテーブルの上で広々と寝て。

冬にはベッドのど真ん中を占領し。

という様子を見ていると狭い高所で寝るとも思えず、それでキャットタワーやキャットウォークは買えずじまいになっています。

そうそう、ブリ男はハンモックも使いません。
ケージにハンモックがついていたけど、自主的に乗ったことは一度もなし。

ワタシが抱っこしてハンモックに乗せてみても、気に入らなかったようですぐ降りてしまいました。
なのでオモチャ置場にしていたのですが、ハンモックについたブリ男の毛を取るのが面倒になって撤去しています。

不安定な乗り心地がお気に召さないタイプなら、そりゃ硬くてしっかりしたバーテブラを気に入るハズよね…と納得です。

参考：vertebra03（バーテブラ03）その後 ～レイアウトと猫との奪い合い～

 

というわけでタワーなしに過ごしているブリさんですが、こんな部屋でも一応ダイナミックに遊んでいます。

よくやるのが、ケージの天板からテーブルへの大ジャンプ。
ケージの端ギリギリに立って「せーの！」という顔をして跳び、テーブルに移った後はドヤ顔しています。
そこから椅子経由で床に降りて、そのまま浴室まで猛ダッシュとか、ベッドに跳び乗ってウサギみたいにぴょんぴょん跳ねるとか、そういう遊び方をしています。

さすがに大きいタワーを買ってもケージ＋テーブルほどのサイズになるわけもなく、ワタシも使う家具がそのままタワー代わりになっているならまあいいか…となって、タワーを買わずに５年が過ぎたのでした。

いやー、でもいかにもなキャットタワーを買えるのはブリさんが元気な内よねえ。
と、いまだにカリモクのタワーを諦めきれず、「あとで買う」から削除できずにいます。