夜、ワタシが寝る前にソファで本を読んだりテレビを観たりしてのんびりしていると、この季節ブリ男はテーブルや爪とぎの上で寝ています。

ちょっと前まで一緒にソファで寝ていたのに。
暑くなるとデカい生き物にベタベタするのはイヤみたいです。
ちょっと淋しくはありますが、仔猫のときは「構え構え」とうるさくて本なんか読んでいられなかったことを思うと、今くらい放っておかれる方がいいのかもしれません。
と、己を慰めています。
ブリ男はなんて幸せなんでしょうね。
と思うのが、こうして昼寝というか夜寝を貪る合間にデカい生き物におやつを請求し、まんまとせしめるところです。
おとなしく寝ていたと思っていたらいつの間にかワタシの背後に忍び寄り、ソファの後ろからデカい生き物をじーっと見つめ、急に伸びてワタシの頭をぽくぽく叩きながら「アッ」と鳴く。
「ブリさん、なあに?」とワタシに言われたら尻尾をぴーんと立てていそいそとケージに向い、2階に登って皿の前で待機。
目をキラキラさせてりゃデカい生き物が「ブリさんったらお腹空いたの?」とか言いながらカリカリを3粒ほど出してくれるんだから、ちょろいもんです。
もっとも、頻度が過ぎると「ブリさん、ないよ。あーとーで」と言われることもしばしば。
そんなとき、ブリ男は床に転がって「俺、こんなに可愛いのに!」とパフォーマンスします。
そうするとデカい生き物は「んまー、ブリさんのお腹は真っ白で可愛いね~」とかなんとか言いながらブリ男に注目するので、ブリさんはご機嫌です。
ということをほぼ毎晩繰り返すので、ワタシの中では「ブリさんが鳴きながらパンチ=ゴハンのおねだり」という図式が出来上がっています。
なのでブリ男が声をかけてきたら、つい反射的に「あーとーで」と言ってしまう。
ところが、最近はブリ男が「アッ」と鳴いてワタシの頭をポクッとやっても、皿の前に行かないこともあります。
「あーとーで」と言いながら振り向くと、尻尾を立てて目をキラキラさせているブリ男ではなく、不機嫌ではないけれどおねだりモードでもないブリ男が座っている。
腕を伸ばして頭を撫でてやると、テーブルだの爪とぎだのに乗って夜寝の続きを始めます。
一体ブリさんはワタシに何をしてほしいんだろう??
と不思議に思っていたのですが、あるとき唐突に「あ、別に何をしてほしいとかではなくて、ちょっかいをかけたいだけか」ということに気づきました。
ワタシが仕事中、コーヒーを淹れたりトイレに行ったりするついでに寝ているブリ男に近寄り、「んまー、ブリさんは可愛い可愛いだねえ」とか言いながらおでこや顎をもしゃもしゃっと撫でて、すぐに立ち去る。
アレをブリ男もやっているんだ、と何となく思いました。
そう思いながらブリ男を見ると、可愛さがいや増します。
ふと目を覚ましたらソファでダラダラしているデカい生き物が目に入ったから、寝床を変えるついでに近寄り、頭をポクッと叩いて「ブリさん、なあに? 可愛いね~」と言われて満足し、また寝に戻る。
なんて可愛い行動なんだろう!
猫というのは意外と賢い生き物で、人間の言うことを理解し、納得する範囲で言葉に従ってくれたり気に入らないと逆らったりとリアクションを起こしてくれます。
参考:[猫の知能]ブリ男が日々進化し続けている…!
ブリ男の場合、ワタシの「ダメ」という言葉をきちんとわかっているので家の中での事故をかなり防げるところがあり、それだけでもコミュニケーションとしては充分と考えていました。
しかし、こうやって「特に意味のない行動」でお互いの好意を薄っすら確認するというのも、立派なコミュニケーションだなあ。と、改めて思ったのです。
そういえば、床に座っているブリ男の前を通るとき、必ずおでこをちょいちょいと撫でるようにしています。
以前は急に伸びるワタシの手に驚くときもありましたが、今は顔をぐいっと上げて撫でられるのを待っています。
むやみに撫でられるのを好まない子なのに、擦れ違うときのなでなでは大事なコミュニケーションだと理解している様子。
こういうちょっとしたコミュニケーションが今後も増えていくといいな。
と、改めて猫との暮らしの楽しさを噛みしめています。
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