残暑のせいか、猫がお腹を壊しました…

酷暑を乗り切った後だと30度程度の気温では涼しく感じますが、実際に30度の中ほっつき回ってみると汗だくになって「やっぱ暑いわ」と思い直す今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ワタシはまあまあ元気なのですが、ブリ男は暑さのせいか何なのか、珍しくお腹を壊しました。

暑いといってもしばらくずっと24時間エアコンつけっぱなしの生活で、ここ最近ようやく寝るときに「寒いな」と思ってエアコンを切ったりタイマーをセットしたりとするようになったので、暑さのせいかどうかは微妙なところです。
変な動きの台風のせいで気圧が不安定だったり、デカい生き物が夏休みでひたすら家でゴロゴロしていたと思ったらまた留守にするようになったり、何かしらストレスがあったせいかもしれません。

ブリ男のウンチは放っておくとコロコロするタイプで、コロコロし過ぎて仔猫の頃は血便に悩まされたほどでした。
参考：猫の血便！ 原因と対症方法とは

しばらくあれこれ試行錯誤して、サイリウムを与えることでコロコロを回避し、バナナ状ウンチを1〜1.5日に一度出すというペースに落ち着いています。
参考：［猫の血便］サイリウムでコロコロウンチは解消されるのか？

そんなタイプなのでゆるゆるウンチとはほぼ無縁でしたが、今年に入って下痢と嘔吐が続いたときがありました。
参考：猫の下痢と嘔吐が続く…。原因はもしかして、アレ？

このときはカリカリの量を増やしたことが主な原因かと考えていましたが、年明けはデカい生き物の仕事が忙しくて留守も多いし家に居てもイライラしながらひたすら仕事をしているので、ブリ男にもストレスだったのかもしれません。
もうブリさんもワタシと同世代で決して若くはないし、仔猫時代とは別の方向性でお腹が弱くなることもあるかもね…。と時の流れを感じました。

 

今回のブリさんの不調は、８月も末のある日に起こりました。

この夏は朝イチのウンチでデカい生き物を叩き起こすというのが続いていたブリ男さん。
ウンチの時間と様子を記録したカレンダー（血便時代に記録が癖になった）を見返すと「3:15」とか「3:30」とか「4:00」とかの時間がズラリと並んでいます。あ、もちろん早朝ね。
その日も朝4:00に元気にいいウンチをして、朝ごはんをいつも通りペロリと平げたのを見届けて、ワタシは出社したのでした。

夕方帰宅してみると、キッチンの床に吐いた跡があり、トイレにも緩めのウンチが残っていました。

年明け、嘔吐の頻度が高かったときは段ボールの爪とぎの上で吐くのが癖になっていて片づけが厄介でしたが、床の上なら大した問題ではありません。水拭きOKの合板をガシガシ拭いて消毒するだけですからね。
緩めウンチといってもそこまで酷い状態ではなく、夕ごはんも綺麗に完食したので、「そんな日もあるよね」とあまり気にしないようにしていました。

ところが真夜中、砂を掻く音が聞こえてきます。

下痢かなーと思って起きて見ると、いい状態のウンチではありますがしっかり出していました。
いつもは1〜1.5日に一度というペースなので、やはりちょっと本調子ではなさそうです。デカい生き物が寝ている間はトイレを片づけてくれないのを知っているので、いつもは真夜中にウンチをすることはないですし（寝ようとすると慌ててトイレに入ったり、朝ごはんの時間が近い早朝に出す）。

トイレの掃除をしてもう一度寝ていたら、早朝今度は「カコッカコッ」と吐きそうな気配がします。
あー、やっぱりまだ調子が悪いんだなあ…と灯りを点けると、段ボールの爪とぎの上で背中を丸めるブリさんと目が合いました。
なるほど、爪とぎの上だと踏ん張りやすいからここで吐いていたんだな…！ と合点がいきましたが、片づけのことを考えるとアレなので「ブリさん、トイレに行こうか」と誘導することに。
吐きそうでちょっとパニックになっているブリさんはワタシから逃げ、床に走りゲロをブチまける事態になりました。…なんかごめん。

掃除の後にもう一度寝ると、しばらくするとブリさんがいつものように「お腹空いた」と起こしに来ました。
食欲があるなら大丈夫かな。と思って、時間を置いた後にウェットフードを出してやると食べません。カリカリを出しても少しだけ食べて、お残しです。
ブリ男がカリカリを残すなんて、去勢手術後にハンストしたとき以来です。よっぽど調子が悪いんだな…とハラハラしました。
その後、ワタシが家で仕事を始める頃、カリカリマシーンから出たカリカリは全部平らげました。が、すぐにウンチです。

これは病院に連れていった方がいいかなあ…。と仕事をしながら悩んだのですが、あいにくその日は（も）猛暑日。健康でも連れ回されたらぐったりするような天気です。
迷っている間、ブリさんはぐーぐー眠り続けていて、ランチどきにはいつも通りオヤツを食べ、夕食も普通に完食したので様子見を続けることにしました。

その後数日間は何事もなかったのですが、しばらくすると夜中のウンチや嘔吐が復活。
21:30にウンチをして、2:00にウンチして、4:00に朝ごはんを食べたら6:00に吐いて。
そのまま回復したかと思ったら、次の日は0:20に緩いウンチをして、3:45に吐いて、その後ゴハンは普通に食べたけど、21:00にウンチ、22:00にもウンチ、0:45にも1:00にもウンチと続きました。
絶対食べた以上にウンチしてるよね！？ という頻度で、ちょっとビックリです。

１時間おきに起こされた日はどうしても出社しなくてはいけなかったから心配しつつ留守番させましたが、帰宅すると昼間は落ち着いたようでウンチも嘔吐もナシ。
それにしても、１時間おきにウンチをしたブリさんのお腹もどうなってんだ…ですけど、砂の音でいちいち起きるワタシも何やってんだか…でした。
ウンチの状態が気になったままだと熟睡できないらしいのと、トイレが片づいた状態なら吐くのもトイレでやってくれるものですから「すぐに片づけねば」と気になっていたみたいです。
そんな睡眠だと翌日眠くて仕事になりませんでした。授乳中のお母さんとか、これがしばらく続くんだからすごいよねえ。

 

夜中に１時間おきにウンチをして以降はブリさんのお腹は落ち着いていて、また安定的に朝3:00台にウンチして「早く起きろよ！」とオラつかれる日が続いています。

走りゲロの日、ブリさんが吐いた後にも「ゴハン出せよ」とオラついているので、吐いたばかりで食べられるのかなあと半信半疑で出してみたら、案の定「やっぱり食べられんわ」みたいな顔して途方に暮れていました。
どうも、ブリ男的には「デカい生き物とコミュニケーションを取る＝ゴハンをおねだりする」という構図になっていて、食べられる状態じゃないのに癖でおねだりしちゃったようです。
もうちょっとこう、撫でてーとか、遊んでーとか、別のアプローチも覚えてくれ。

そしていつもと様子が違うブリさんにハラハラしつつも病院に行き損ねてしまったわけですが、緊急時にはこれが判断の誤りだった可能性もあると思うと、下痢や嘔吐を「たまにはあるよね」で済ませていいのかな…というモヤモヤも抱えています。