人間になるのを諦めていない猫

ワタシがブログをサボっていた間も、ブリ男は元気にやっていました。

しかしブログをサボっていた理由のひとつが、イレギュラーなイベントのせいで、6月は仕事が年度末並みに忙しかったことがあります。
そのせいでブリ男は留守番が多く、ちょっと不機嫌だったかもしれません。

この春夏のブリ男の進化? のひとつが、照明を自分で点けられるようになったことでした。

布団の中にいてもベッド上のダウンライトをオンオフできるよう、ヘッドボード脇に調光のつまみを設置してあるのですが、このつまみを回すんですよ。

最初は「あれ、ワタシ寝ぼけていつの間にか点けたのかな」と思ったのですが、いや、そう何回も寝ぼけないでしょうよ、ブリ男の仕業じゃないの。
いやいや、猫が、照明を、つまみを回すか?
と狐につままれたような日々が続いていたわけですが、ある朝というか深夜、ブリさんが枕元で何やらカシカシとやっているではないですか。スマホの充電コードがあるのでそれを弄って遊んでいるのかと思ったら、爪と肉球を駆使してつまみをちょいちょいと回しよった。
ビックリして目が覚めますよね。

どうも、毎朝ワタシがこのつまみを弄って明るくなれば活動を開始するというのを学習したらしく、つまみ自体もいいオモチャっぽいものですから、それでデカい生き物の頬をパンチする代わりに照明を点けることを覚えたらしいです。猫って賢いわね。

そんなわけでここしばらくは、ウチの猫が可愛いだけでなくいかに賢いかを語る鉄板のエピソードとして人に喋りまくっています。
鼻で笑われることも多いですが、ドアを自力で開ける猫もいるから、人間の行動を見てやれることをやっちゃう子は多いのでしょう(ブリさんは、ドアを開けるのはデカい生き物にさせる下等な仕事だと思っているから、ドアの前で待つタイプ)。

 

それと最近の変化としては、テーブルでゴハンを食べたがる、というものがあります。

食事はケージの中がお約束だったのが、ケージの天板の上でも食べたがるようになり、ブリさんの気分に合わせて皿の位置を変えています。
そこに人間のテーブルも加わりました。

最初は、ワタシがお風呂に入る前のオヤツ(少し前に夕食をたんと食べているのに、オヤツ)タイムのとき、ケージではなくテーブルの上に乗って可愛くあぁんと鳴くので、面白がってそこに皿を置いてやりました。
するとそれが気に入ったようで、今はお風呂前や就寝前のオヤツはテーブルの上で食べることが多いです。
テーブルの上で食べるのは嬉しそうで、食べた後も満足げ。

一度、夕食のウェットフードをテーブルの上で食べたい! となって、さすがに「ブリさんのお食事会場はこっちでしょう〜」と抱っこでケージに移動させました。
ウェットフードは、モノによっては周辺に飛ばしながら食べるので、ケージの中を食事会場にしています。
それを言ったらドライフードもこぼしたり、それを拾って食べたりするので、テーブルの汚れっぷりがすごいことになりました。

どうも、ブリさんは小さい頃、自分は大きくなったらデカい生き物になると信じて疑わなかったような気がします。

実の親とは生後2カ月で別れているので記憶はなく、一方デカい生き物に囲まれてちやほやされ、ワタシの家に来てからも遊びに来るのはデカい生き物ばかりで、ああいう生き物に俺もなると思い込んでも仕方ない環境だったと思います。
男性が遊びに来ると、誇りや憧れを滲ませた眼差しで「いつか俺もこんな風に…!」と見上げるので、そういう目で女子のことは見ないから何だかわかるものなんだなー不思議だなーと思っていました。

んで、自分もデカい生き物になるんだからワタシのやることは全部自分もやるとばかりに、どこかの扉を開ければすっ飛んできて中に入り、キッチンで水仕事を始めれば俺にも見せろ見せろと騒いでワタシの身体をよじ登ったりしたのでした。
参考:[猫の躾]キッチン登攀ブーム再来と肩乗り猫

綿の国星のチビ猫みたいだな。あなたは人間になれないよと、どう伝えたものか。
と悩んでいたある日、ブリ男は夜にリビングの窓ガラスに映る自分とワタシを見て、衝撃を受けた顔をしていました。
ガラスとこっち側を指差しながら「これはお母さん。こっちもお母さんだね。あの可愛いモフモフさんがブリさんだよ。イケメンだねえ」と話しかけたら理解したらしく、自分は可愛いモフモフ毛玉で、成長してもデカい生き物にはなれない…とショックを受けた様子でした。

その日を機に、ワタシが戸棚を開けてもすっ飛んでくることはなくなり、留守番中はヤンチャせずに寝ることが多くなり、ちょっと大人の階段を登っちゃった風な態度を取るようになったのでした。

そんなこんなでブリさんが人間になるのはとうに諦めていたと思っていたのが、ワタシと同じテーブルでゴハンを食べてドヤ顔をするのを見て、まだ野望を秘めていたのか…と感心したのでした。
そのうちワタシと一緒に食卓を囲みたがるのかもしれませんが、「お母さんの食事中にブルルッと顔を振って飛沫や毛を飛ばさないようにね…」と理解してもらわないと。猫又になるまではお預けですな。

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