【猫の遊び】ブリ男、PCの楽しさに目覚める

ブリ男が我が家に来たばっかりの仔猫の頃、彼がケージで寝ている傍らでワタシはPCで作業をしていました。

参考：ブリ男、２日目

不慣れな環境だからせめて静かにしていようと、テレビや音楽を自粛していたんですね。んで、暇潰しにPCでパチパチやっていたのです。
なのでブリ男は「デカい生き物＝なんかパチパチやってる」とでも思っているらしく、ワタシのPC作業中はあまり邪魔しません。

これがソファでだらだらしてテレビでも観ていると、容赦なく邪魔します。

無言でじーっと見てくると思ったら、忍び足でソファの背後に近づき、突然爪とぎポールに飛び乗ってワタシの頭をぽくぽく叩いてくる。
最近の爪とぎポールは爪を研ぐためというより、ワタシの頭を叩くときの足場としての役割の方が大きいです…。

参考：［猫の爪とぎ］ブリ男ウチの子１周年記念に爪とぎを新調！

それがPC中は「えー、デカい生き物、またパチパチかよ…」と不満そうな顔をしますが、テレビ視聴中ほど「構えよ！」アピールはしてこないです。
「デカい生き物、パチパチに忙しいんだな…」と神妙にして、ワタシの足元やベッドで寝て待っています。

ま、それも長時間ではなく、飽きたらPCを齧りに来るのですが。

そんなわけで、猫あるあるの「キーボードの上を猫が歩いておしゃか」という目に遭ったことがないワタシ。
ブリ男のスルーっぷりに、ちょっと物足りなさすら覚えていました。

ところがですね。
遂にブリ男もPCの楽しさに目覚めてしまいました。

ある日、自宅であわあわしながら仕事をしていたら、構ってほしいブリ男がPCを齧りに来ました。

「ブリさん、歯が悪くなりますよ…」と言いながらブリ男を押しのけていたら、彼の目にPCのモニターが映ったらしいです。
仕事が切羽詰っていたワタシがブリ男を押しのけつつも右手はマウスから離さなかったので、モニターの文字やら画像やらがくるくる変わるのに気づいちゃった様子。

ブリ男は「何コレ、めっちゃ楽しいじゃん！」みたいなワクワク顔をして、モニターを食い入るように観察し始めました。

モニターかぶりつきで見るから、邪魔です。
「もー、ブリさんの頭がそこにあったら見えないじゃん」と文句を言ってもふもふの頭を押しましたが、びくともしない。こういうときはびっくりするくらいの怪力を発揮します。
仕方なくブリ男の頭の隙間からモニターを覗き見るワタシ。ただでさえ小さな画面なのに。仕事の効率ガタ落ちです。

しばらくおとなしく観察するだけだったのが我慢できなくなったようで、しばらく経つと、ゆ～っくり前足を挙げてポインタを叩こうとしていました。

こういうとき、素早い動作でパシパシッと仕留めるのではなく、ものすっごいスローに動くから面白いです。飼い主に似てどんくさいなあ。
（とか思っていたら、猫飼いの友人が手でじゃらしたときはバシバシッと重いパンチを決めていたので、普段は猫を被っているらしいです。）

面白いけど、ポインタを仕留めるのに集中しているブリ男は電源ボタンを踏まんばかりの勢い。今ここでデータが飛んだら困る…。
ということで「ブリさん、もうすぐ仕事終わるから…」と左手でブリ男を押さえ、右手でPCをパチパチするという何とも非効率な作業になったのでした。

しばらく文字や図表の変化を熱心に眺めていたブリ男も、その内眠くなったようでPCに寄りかかるようにして丸くなり、うとうとしていました。
テレビを観ながら居眠りするオッサンのようでした。

↑真剣な顔つきでPCを見守るブリ男。

今後PC作業の度に片手がブリ男に取られたらたまらんがな。
ブログ更新程度ならいいけど、仕事中は止めて～。
とか思いつつ、ぐいぐい寄ってくるブリ男ににやにやしています。

↓ブリ男の初めてのタイピング。