仔猫がルンバにドヤ顔で乗ってくるくる回る動画、あるじゃないですか。
ブリ男がウチに来たからにはナマでルンバ乗り猫を見てみたかったのです。
我が家に来て数日様子を見て、ケージに入ってりゃ多少の物音には動じないのを確認してからハナコ(ウチのルンバの名前)に慣らし始めました。
参考:ずいぶんと肝っ玉の据わった猫
まずはケージ越しにご対面。
…て、こんな書き方すると、猫同士を慣らしているみたいですね。
「うわあああ、何アレ」という顔で凝視しているので怯えるかとハラハラしましたが、怒ったりパニックを起こしたりということはありませんでした。興味津々ってカンジ。
ハナコがケージにガツガツ攻め込むと、ケージが多少揺れます。
ルンバって壁や大きな家具にはソフトに当たるのですが、椅子の脚とかキャスターとか存在感が薄いモノにはゴンゴンとぶつかっていくのですよ。軽い家具だと動いてしまうくらいの力強さ。これは今後改善してほしいものです。
んで、ブリ男のケージはキャスター付きなのでハナコがケージを揺らすとブリ男がビックリするかな…とハラハラしました。
まあ多少はビックリしていたけど、ケージの最上段から中段にわざわざ移って観察するくらいだから、恐怖よりも好奇心が勝つようです。
しばらくこんなカンジでケージ越しに「あの動く黒いオモチャ(←え)が気になる…」と関心を煽りながら、一方でブリ男をケージから部屋に出す時間を長くしてケージの外でも怖いことはないと学習させていきました。
最初は食洗機や換気扇の音にビックリしたり、ワタシがソファの上で動いて革が擦れた音にすらドキドキしていましたが、そのうち普通の掃除機にすらビビらず本体に挑みかかるようになったので「これはイケるのでは」と判断。
満を持して動くハナコとブリ男を直に対面させることにしたのです…!
遊んでいる最中に突然黒いヤツが現れて、興味津々なブリ男。
1カ月くらい前の動画なので、ブリ男がまだ小さい。
彼が段ボールの上に乗ろうとしているのは「高いところにいる俺、強い」と思っているかららしいです。ハナコは2Dで動くからあながち間違いじゃないんだけど、その段ボールは軽いからハナコがぶつかったら動くよ。
ハナコに興味はあるけど、直接対決は怖いみたいです。
スタタタッと駆け寄るから「おっ、猫パンチかましちゃう?」とワクワクしながら見ていると、一定の距離以上は近寄らずに戻ってきちゃう。
鳴いたり尻尾を膨らませたりということはやらないけど、楽しくてしょーがないという風でもないです。
ここで強引にハナコに乗せたら可哀想だな…と判断して、ハナコには部屋の外に出てもらいました。
その後、もう少し身体能力が上がったブリ男とハナコを再会させてみました。
上の動画では恐る恐る様子を見ていたのが、ちょっとお兄ちゃんになったブリ男はビュンビュンと走って飛んでハナコを見ていました。
いつもは「僕、ケージの上に乗れないから抱っこ♪」と甘えていたのに、椅子を踏み台にして目にも留まらぬ速さでケージに登頂。なんだよ、普段のアレは猫を被っていたのかよ。
しかし動揺しているのか、脚立から転がり落ちました。
もう椅子にもケージにも自分で乗れるお兄ちゃんだもんね! 脆弱な段ボールじゃなくてもっと高いところから見下ろしていれば安全だよね!
と思ったのですが、やっぱりハナコに近づきたいみたいです。わざわざ床に降りて観察します。
動画では脚立に隠れていますが、この後ワタシの脚を盾にしていました…。
じっと見てはワーッと逃げ、またダダダッと走り寄ってはキャーッと逃げ、と繰り返しています。
新しいオモチャも音が出たり予想外の動きをするモノだと警戒して触ろうとしないくらいだから、ブリ男にしてみればかなりデカいルンバがよくわからん動きをするのがドキドキするらしいです。追いかけっこしたいけど怖い、みたいなカンジでした。
うーん、自主的にハナコに乗る日は来るんだろうか。
ではブリ男が警戒しているからハナコは今後使わないかというと、それは無理。
ブリ男の毛も舞うし、ブリ男が暴れるからベッドカバーの埃も舞うし、これまで以上にハナコが必要です。
ブリ男が肉球を床でキュッキュッさせるからブラーバも欲しいくらいだ。
さすがにここでブラーバ投入は気の毒なので(当面は)諦めるけど、ハナコは「ふーん、黒いの動いてるね」くらいに見守る程度には慣れてほしいです。
今もケージの中にいればハナコが回っていてもウトウトしているし、ハナコと直接対峙させてもワタシがベッドにコロコロをかけているとそっちにじゃれる程度の余裕はあるし、大丈夫だろうけど。
というわけで、次のステップとして今は動かないハナコに慣らしているところです。
ブリ男が部屋で遊んでいる時間帯にハナコをリビングで充電させ、その近くで猫じゃらしで遊んでやっています。
ブリ男はやっぱりハナコが気になるみたいで、猫じゃらしにガーッと飛びついては合間に「黒いのが居る…」と見ています。
思いっきり遊べなくて可哀想なので少し離れた場所でじゃらしを振って、ハナコの存在を忘れさせてやる。んで忘れた頃にハナコの近くに寄ってみると「まだ黒いの居る…」という顔をします。
「(ボタンをポチッとさえしなければ)ハナコは何もしないよ~」と言いつつブリ男お気に入りのちゅーちゃんをハナコの縁に乗せると「うおお、ちゅーちゃんは欲しいけど黒いのに触るのは怖い!」みたいにエアパンチをかましていました。可愛い。
その後ちゅーちゃんを投げて「取ってこい」をやっても、ワタシのところにちゅーちゃんを咥えて戻るときになるべくハナコから離れたルートを選んでいました。相当気になるみたいです。
でも、ハナコの傍のテーブルの下でまったり毛繕いもするし、ソファの下に潜り込むほどの警戒じゃないから大丈夫かな。
と、ブリ男をひとりにして洗濯したりしてから部屋に戻ったら、ブリ男がちゅーちゃんを見失ったときの甘えたニャーを繰り出してきました。
またケージの下に入り込んだかな~と見ても、ない。
よくよく見ると、ハナコの本体と充電器との間にちゅーちゃんが挟まっていました。蹴り飛ばしているうちに嵌ってしまって、自分では怖くて取り出せなかったみたいです。
こんなんですが、一応徐々にハナコとの距離は縮まっていて、ハナコをすんすん嗅いで上に乗ることもあります。ブラシにパンチをかましているときもある。
引き続きケージ越しにハナコの仕事っぷりを見せつつ、慣らしていこうと考えています。進展があれば報告しますね~。
ルンバがペットを困らせたら、ペットの前でルンバをきちんと叱った方がペットに良いらしいですよ
さーサマ
おおお!
ありがとうございます。いいこと教えてもらいました!
ルンバを別の部屋に連れて行ったりするから、ひょっとすると「僕を置いて…」とヤキモチやいてるかもしれません。
ブリ男のが上だよ〜と分かるようにしてやります!
ブリ男よりも、ハナコよりも、ちゅーちゃんが可愛い!
けんぼうサマ
まさかブリ男がちゅーちゃんに負けるとは…!