ブリ男と暮らし始めて驚いたのは、猫はほとんど臭わないということです。
↑友人が撮ってくれた、夜ワタシの隣で眠るブリ男。いい開きっぷりだ。
犬は結構臭うんですけどね。
一緒に暮らしてりゃその臭いも愛しくなりますが、ペットショップや動物病院で「獣臭いな」と感じるので動物の臭いが気にならないといえばウソになります。
その点、ブリ男をぎゅーして毛皮をすんすんしてもこれといった匂いがありません。
そりゃまあブリ男も生き物ですから、まったくの無臭というわけではありません。
ウンチの直後にお尻を向けて顔の前に寝られると「ブリ男さん…」と思うし、カリカリを食べた直後に目の前で欠伸をされると「ブリ男さん…」と思います。
とある湿っぽい天気の日、ブリ男の毛から獣臭がしたので「何事か!?」とビックリしたら、その日は動物病院に行ったのでした。ブリ男の態度がいつも通り過ぎて忘れていました。
参考:ブリ男、ワクチンを打ちに初めて動物病院へ行く。
病院臭が移ってしまうほどに毛皮は無臭ということで、これまたビックリしたものです。ウチで焼肉とかできんな。
それでも、洗濯をサボるとベッドカバーが「うーん、なんか生き物の臭いがするな」という香りになります(ワタシの加齢臭じゃないですよ。枕やシーツはワタシの臭いになってるだろうけど…)。
参考:[インテリア]ベッド周りをがらりと変化させる技とは?!
ブリ男が来たばかりの頃は、彼が部屋に慣れるのを優先してベッドカバーの洗濯の頻度を落としていました。
最近は容赦なく洗っています。洗剤の香りがするカバーになると「何か違う…」みたいな顔をしていつもより長時間寝そべっていますが、それでイラついたり不安になる様子は見られません。
カーテンを洗おうがクッションカバーを洗おうが気にしてないし、ホントに神経の太い猫です。
参考:ずいぶんと肝っ玉の据わった猫
いくら猫は臭わない、何なら一生洗う必要はないといっても、いざというときのために丸洗いできる方がワタシ的にはラクです。
何かの拍子にとんでもない汚れ方をするかもしれませんからね。墨を被るとか。
最近でこそマシになりましたが、小さいときにはしばしばウンチを踏んでいたブリ男さん。今もゼロではないので、相変わらずウンチの後にワタシに捕まって手足とお尻を拭かれています。
参考:猫とワタシとのお約束
お尻拭きやシャンプーシートで取れるときはいいんだけど、たまにガッツリ踏み過ぎて拭き取れないことも。そんなときは洗面台で手足だけシャンプーをしていました。
そもそも、ブリ男はウチに来て最初のウンチで思いっきり踏んでおりました。
シャンプーシートだけは買ってあったので拭いたけど、仔猫の小さな肉球の隙間の毛にウンチがついて取れやしない。仕方なしにミャーミャー鳴くブリ男の手を石鹸で洗いながら、普通のシャンプーも先に買っておけばよかったなーと後悔したものです。
猫は水を嫌がるというから普通のシャンプーはできないかもしれないと思って、最初に揃えなかったんですよね…。
ところが、生活音にまったく頓着しないブリ男は、ワタシがキッチンでどれだけ水を使おうがビビりません。
ドア越しとはいえ、ワタシがドライヤーを使っていてもまったく気にしない。
試しに浴室に連れ込んでシャワーを見せたら、水に向かって猫パンチを連打していました。うん、全然怖がってないね!
そこへ来てのウォーターディッシュ水遊び事件です。
この猫はシャンプーしても大丈夫だな!
ということで、友人が来た日に手伝ってもらって初挑戦しました。
いきなりのアフター。
生乾きの濡れ鼠です。猫だけど。
やはりずぶ濡れになるのはイヤみたいで、浅くお湯を張った浴槽に入れようとしたら必死で逃げようとしました。
大慌てでシャンプーして流し、急いでタオルドライ&ドライヤー。慌て過ぎてきっちり洗えた気がしません。入浴中に写真や動画を撮れる人ってすごいですね…。
案の定ドライヤーの音にはまったくビビりませんでした。温風が顔に当たると「うわっ。目が乾くっ」という顔をするくらい。
脱臭機の音や風をまったく気にしていないから平気だろうとは思っていたけど、ここまで平気だとは。ドライヤーを向けるとバウワウ吠えまくっていた実家の犬が懐かしくなるほどです。
参考:猫のトイレ問題
半乾きにした後は「酷い目に遭った」と言わんばかりにせっせと毛繕いをしていました。
でも、その毛繕いを酷い目に遭わせたデカい生き物の足元にわざわざ寄ってやっていたので、シャンプーしたからといってワタシや友人のことを嫌いになったわけじゃなさそうです。よかったよかった。
お気に入りのファーボールを出してやると脇の下がまだ湿っているというのにせっせと走っていたので、初シャンプーでとんでもなく心が傷ついたというわけでもなさそうです。一安心。
シャンプーをしたら、ツヤッツヤのシルキーファーになって感激しました。胸元の毛割れも解消してふわんふわん。
ブリ男があまりストレスに感じていないなら、たまには洗った方がいいね! と思いました。
ところが仔猫ちゃんの新陳代謝は半端なく、翌日には胸元の毛割れが復活していました…。その脂をカサカサのお母さんに分けてくれませんかねえ。
いくらブリ男が肝っ玉が座っているといっても初シャンプーは疲れたらしく、その夜は珍しくワタシより早くベッドに入っていました。
普段は夜眠そうにしているブリ男を目撃することがないので、ワタシはなかなか面白かったです。ブリ男にとってはたまったもんじゃないだろうけど。
次のシャンプーは去勢手術前か、あるいは秋の換毛期かな。
ブリ男の様子や体調を見て考えます。