えー、今年はようやくブリ男を洗いました。
いつもはもう少し前、冬毛がもっさもっさ抜け始める頃、ゴールデンウィークの夏日辺りに洗っていたのですが、今年は梅雨明けまでずるずると過ごしていました。
なぜかというと、ひとつはワタシがゴールデンウィークの時期は風邪っぴきだったので、それどころではなかったせい。
参考：久しぶりに風邪らしい風邪を引き、新しい出会いに震える（鼻が）
もうひとつは、昨年ブリ男を洗った後、乾かすためにブリさんがせっせと毛繕いをして、その勢いで吐いてしまったのです。
ブリさんはドライヤーを怖がるので、シャンプーの後はタオルドライでなんとかするしかありません。「全身から水がぽたぽた落ちる」というのを解消したら部屋に放ち、自然乾燥に任せる…という方式です。
自然乾燥の間「なんか気持ち悪いことされた…」とブリさんがせっせせっせと毛繕いをし、まだまだ残っていた抜け毛を一気に飲んで、ゲーに至る。と、なってしまったのでした。
こう見えてブリ男ももうシニアだしなあ。
若い頃ほど脂っぽさはないし、フケも見なくなったし、もう無理に洗うこともないのかもしれない。
と躊躇している間に梅雨入りし、たまにシャンプーシートで拭く程度でやり過ごしていました。
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そうこうしているうちに抜け毛もピークを越え、数分のブラッシングでコームがパンパンになっていたのが、抜ける量が1/4程度に落ち着いています。
が、しかし。
仕事中、モニターの前で撫でさせまくっているブリ男の尻尾の付け根をよく見ると、量は多くないですがフケが出ていました。
あああ、やっぱりザバーンと洗ってサッパリさせた方がいいか…。と、今年も洗う決意をしたのでした。
さて、そんなわけで猛暑日になるからむやみに外に出るなという予報が出た日曜日。
よし、今日こそブリさんを洗うぞ。と胸に決意を秘めて、のっそり起きたのでした。
いつも通りベッドメイキングをして、いつも通りブリさんに「お腹空いたの〜」とか言いながらカリカリを出し、いつも通り過ごしているつもりですが、ブリ男はなんとなーく異変を感じたようです。
ブリさんがそわそわしているのを横目に浴室でタオルやシャンプーの準備をし、シャワーからお湯を出していると、気になったブリさんが覗きに来ました。
ふははははは、油断しおって。と、ブリ男を捕まえ、浴室に引きずりこみます。
今までシャンプーのときは「この世の終わり…」みたいな、恐怖に満ちた目をしていて可哀想だったのですが、今年はそこまで脅えていませんでした。
シャワーはもちろん嫌そうで、洗い場の隅っこで固まってはいるのですが、鳴いたりせず「えええ…」と不服そうな顔をするだけ。
不服どころか首周りにシャワーを当てられたときは満更でもなさそうな顔をするときもあって、今までのシャンプーの中では最もリラックスしているように見えました。
以前はシャンプー中にワタシの身体の上に乗って逃げようとし、ワタシも一緒にシャワーを浴びなきゃいけない、という目に遭っていました。
最近は、バスタブに乗せた蓋の上で固まり、ワタシは濡れずに済んでいました。
今回は蓋の上に乗らないなあと思っていたら、しゃがんでいるワタシの脚の下に潜るという行動にでました。びっしょり濡れたまま脚に身体をなすりつけてくれたので、ワタシのパンツはびったんこです。
シャンプーでもしゃもしゃ洗った後、抜け毛を残さないようにと念入りにシャワーで流し、タオルドライです。
大きなタオルが怖いのかタオルドライもなかなかさせてくれなくて、狭い浴室と洗面所で汗だくの格闘でした。
ある程度拭いた後に諦めて、まだ濡れ鼠状態だけど洗面所のドアを開けて解放してやることに。
毎回面白いのが、デカい生き物に酷い目に遭わされた割には、ブリ男があまり気にしていないことです。
この日もワタシが風呂掃除をして着替えている間、洗面所前の廊下で毛繕いをしていました。
ワタシが洗面所から出ると尻尾を立ててワタシを見上げて先導し、「あぁ゛ん」と鳴いてご褒美のおねだりです。
冷蔵庫からウェットフードを取り出すとシュパッとレンジ横に飛んできて、フードが温まると小走りで皿の前に移動する。食べ終えた後は、デカい生き物の目の前で熱心に毛繕いの続きです。
そんで、気が向くとデカい生き物の頭や腕を舐めて毛繕いをしてくれました。
んまー、さっき酷いことされたのに、ちっとも気にしてないのね。おおらかな子だこと。
小一時間もすると、だいぶ乾いてきました。
舌が届かない首の辺りは乾きが遅いです。
気になって毛繕いばかりするので、この日は昼寝が捗りませんでした。
毛繕いの合間に皿の前に来て「カリカリ出せよ！」とおねだりし、また毛繕いをして、カリカリをおねだりして、とブリさんには忙しい日曜日でした。
