ブリ男はウチでの生活が始まってから猫飼いの友人が泊まりに来てくれるまでの数日間、夜はケージに入れていました。
あれは忘れもしません。まだケージの外の世界があると知らない2日目、朝3時半にか細い声で「アッ アッ」と鳴くのが聞こえました。
普段はiPhoneの大音量アラームでようやく目が覚めるかってカンジなのに、えらい小さい声でも「すわ、病気か怪我か」と飛び起きてしまうワタシ。ケージを覗くと至って元気で、甘えた声を出しながらワタシに前脚を伸ばしてきます。
なんて可愛いんでちょうかね~~。ちゃんとおねんねできてブリ男はいい子でちゅね~~。
とバカ丸出しであやしつつ抱っこすると、爆音でぐるぐる喉を鳴らすので可愛くって仕方ありません。
この我が家での初めての朝で「あのデカい生き物はちょっと鳴けば起きてくる」とブリ男は理解したらしく、朝3時だろうが4時だろうが可愛くアンアン言っています。
4時はいいけど3時はさすがにツラいわ。と無視していたら、数分間アンアン言っておとなしくなりました。鳴けば必ず要求が通るわけでもないってことをあっという間に学習しました。お利口さんでちゅね~~(←親バカ)。
夜はケージを開けて放ったらかしにするようになってからも、部屋の灯りが全部消されたらあのデカい生き物はもうベッドから出てこないというのを理解したようです。
暗くして数分間はワタシの身体の上に乗ってジャンプしているのですが、そのうち諦めてケージに戻り、残っていたフードを食べたりお気に入りの場所で寝始める様子。
んで朝4時頃になるとまたベッドへダイブして遊びとごはんを請求してきます。あまりにも早い時間だと無視して狸寝入りを決め込むワタシ。そうするとブリ男も諦めてワタシの顔の前で寝っ転がってぐるぐる言っています。
猫は真夜中に寝かしてもらえない、なーんて話を聞いていましたが、ブリ男に関してはデカい生き物の生態を察する良い子でした。
しかも、起こし方もワタシへのダイブだけじゃなく、「ワタシの口に肉球をそっと当てる」なんて萌え萌えのヴァリエーションを会得しています。可愛い肉球でぷにっとされたら一発で起きますがな(爪出し猫パンチをかましてきたことがあって、叱ったらそれ以来やらなくなりました)。
あと、割とすぐにマスターしたのが、ワタシを遊びに誘うことです。
くりくりお目々で白い腹を見せて「どう? 可愛いでしょ? 遊ぶでしょ?」と訴えかけてくる。
↑iPhoneを向けると「何事か」と反応するので、腹は撮影失敗。
君、自分が可愛いってわかっているだろ! あざといなあ!
と思いつつ、あまりの可愛さに狩猟ごっこにお付き合いさせていただいております。
ワタシの手を獲物に見立てて飛び掛かって遊ぶ「狩猟ごっこ」。爪を立てることもなく、甘噛みを上手にやります。お利口さんだなあ(でれでれ)。
まだ小さいと身体能力が日々めきめきとアップするので見ていて面白いです。
今のところベッドとソファしか登れないけど(失敗しても痛手がないふかふかだと理解しているらしい。高さ的にはベッドと変わらないのに、椅子にはジャンプしない)、数日でベッドとソファをダイレクトにジャンプできるようになりました。
部屋の中を駆け回るときも疾走感が出て、ドドドドッと弾丸のように走り回っています。
初日は赤子らしいよちよち歩きだったくせに。どんくさそうな子だなーと思わせたのは、あれは猫を被っていたのね。猫だけにお上手ですこと。
ま、でも元気ならそれでよし。
遊び方とかワタシとのコミュニケーションが取れるようになってきて、ブリ男も楽しそうです。ときどき思い通りにいかなくて不機嫌になっているけど、それもまた可愛い(←親バカ)。
だんだんとブリ男の甘えっぷりも堂に入ってきまして、自分の背中をワタシの顔に押しつけてぐるぐる言ったり、ワタシの首に巻きついたまま眠ったり、んもーーーホントに可愛いんですよ!