猫とベランダ

台風一過で、秋の気配が訪れて。

今年もベランダでブリ男のトイレ掃除をするシーズンは終わりになろうとしています。

参考：ベランダ掃除と猫のトイレ

水の冷たさがイヤんなっちゃう季節は、夜ワタシの入浴後に浴室でブリ男のトイレを洗っています。
夏も昼間に用事があってベランダで洗えない日は浴室でやるし（今のマンションはベランダに照明がついていないので）、なんだかんだとブリ男のトイレを洗う回数は浴室の方が多いかも。

ところで。
ワタシがベランダに出ると「俺も出るぜ！」と張り切っていた仔猫ちゃんですが。

落ち着いてくると「ブリさんは出ちゃダメよ」と言えば部屋で大人しくしていて、ガラス越しにワタシがベランダ掃除やトイレ洗浄をするのを見守っていたけれど。
最近はワタシが網戸を開けると「ひええ、おっかない！」という顔をしてビビるようになりました。

網戸が閉まっていると平気なんですけどね。
外の音がダイレクトに聞こえるのでビックリしたりそわそわしたりするけど、慣れると窓開けっ放しでも寝ています。
ところが、あの頼りなさそうな網戸があるとないとでは全然違うらしく、網戸を開けると「うわあ、信じられん！」となって窓際から逃げていきます。

おかけで、以前はベランダに出入りするときはブリさんにケージに入っていてもらったのが、今はそれをする必要がなくなりました。

参考：【猫のケージ】ウッディーキャットルームの使い心地と理想のケージ

こうなってみると、ケージの出番はほとんどないですね。
清掃業者やエアコンクリーニングなんかに入ってもらうときは玄関も窓も無防備になるからケージに入ってもらうけど、それくらい。年に１〜２回といったところでしょうか。
仔猫のときは何度言っても料理中に突撃してきて危ないから、しつこいときはケージに入ってもらったこともありましたが、今は「ダメよ」と言えばキッチンの隅に大人しく座って見るだけなのでそれもない。
狭い部屋だからブリ男のトイレと食事場所が二階建てになっているのは便利だなあ。天板で寝るから三階建てみたいなものか。あ、そういえば扉を閉めることができたわコレ。みたいな扱いになっています。

 

今年は、夏の間タイミングが合わなくてベランダ掃除をサボりがちだったところに台風が連続してやってきて、なかなか悲惨な状況になっていました。
先日、台風が過ぎた後にベランダ掃除をしようとホースを取り出したら、それだけで不穏な空気を察したブリさんが挙動不審になっています。
ワタシがサンダルを持って網戸を開けたら脱兎のごとく洗面所の方へ走っていきました。

そのうちリビングへ戻ってくるかな。
と、網戸をじゃぶじゃぶ洗っていても、ブリさんは姿を見せません。
窓ガラス越しに流れる水を見て「なんだアイツ」みたいな顔して観察するブリ男を見たかったのになあ。
と、きったないベランダに水を流しながら淋しくなりました。

ベランダとその掃き出し窓をやっつけて洗面所を覗いてみると、浴室のドアの陰にブリ男が隠れていました。
最近ブリ男はリビングで怖いことがあると（業者さんの出入りとか）浴室に隠れていることが多いです。

「あらー、ブリさんの隠れ家いいわねえ」と声をかけてからリビングやクローゼット部屋の窓を拭いていても、ブリ男は出てこない。
途中、浴室を見たら、今度は浴槽の中に入って「警戒してます！」みたいな顔をしていました。
浴槽に入っちゃえば安全だぜ！ と思い込んでいるようですが、毎朝歯磨きしようとするワタシから逃れるため浴槽に入り、そして毎朝きちんとワタシに浴槽の中で捕獲されていることは頭に入っていないんだろうか。

窓掃除を終わってもしばらく浴槽に隠れていたようで、ワタシが着替えてランチの準備をし始めたらようやくのそのそとリビングに戻ってきました。

 

あまり緊張感もなくベランダに出入りできるようになって、ラクになりました。
その分ブリ男はワタシが網戸を開け閉めする度に緊張するので、無闇にベランダへ出ないようにはしてますが。

なぜブリ男が網戸の開閉にそんなに緊張するようになったのか、謎です。ベランダで怖い目に遭ったとかトラウマになるような経験はないんだけどな。

参考：夏だ！ 雨だ！ ベランダ掃除の季節だ！